「実践」という名に怖気づいて今まで購入することをためらっていましたが、読んでみると前半はCommon Lispの機能について一通りの説明があり、前半だけ読むならこの本は「入門Common Lisp」です。Common Lispに興味はあるが何か良い手引は無いかと迷っている人にぜひお薦めします。
この本が他のCommon Lisp解説本と違いユニークな所は、第3章でもうマクロを使います。LISt Processorたる所以のリストは第12章。LISPの長所と言われるマクロがどのようなものか、ポール・グレアムのエッセイを読んでマクロに興味を覚えたものの、本屋で「On Lisp」を開いてすぐに棚に戻したような向きは、この本から読むのが正解です。
オライリー刊「Land of Lisp」も入門書のような雰囲気ですが、あちらは読み物としての性質が強いように思え、例えば読者の実行環境や、各種関数について一通りの説明などが欲しい、チュートリアルを希望している読者には向いていないと思います。
共訳のようで、章により文体が若干違う(Land of Lispの訳者、川合史郎さん風の語りかけるような優しい文体もあれば、「〜だ。〜である」調もあるなど)所もありますが、読みやすさの点からは問題ありません。
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