読了、第一の感想。偉い人です。幼児期から四書五経を叩き込まれる環境に育つ人は、少ないの思う。本も見ることが出来ず、従って読書の習慣を持てない環境の中に育つ人の方が多い。だから、世の中、問題だらけ。
人は、いろいろなタイプがある。十人十色という。人の多様性が世の中を造り、存続をさせている。だから、志も無数にあっていいのでしょう。それが世界です。人に迷惑を掛けない生き方。人に貢献をしていく生き方。人生めぐりめぐりて、共存共栄。志を持つことを痛感しました。
有限な人生、多様な人生。あとがきに「知非」と言う言葉が引用されています。人生の非を知り、出直すと言うことだそうですが、顔を洗って、出直したいと言う思いでいっぱいになりました。
「淮南子」「遽伯玉年五十而知四十九年非。何者、先者難為知、而後者易為攻也。」
(遽伯玉は五十歳の時に、四十九年の人生が間違いであったと知った。なぜそうなるかというと、先だって何もない所から行う時には、知ると言うことが難しい。後から治める時には簡単にうまくいく。だから、いつも行ったことを検討してその中の非をしっかりと知り、次の行動は全く異なることになるようにする。成功間違いなし。)
これは、一年一年、時には日々毎日、過ぎた歳月を反省し、次の行為を変革して生きたという記録のない東周の衞の大夫遽伯玉の話。わが身を三省すると同じ意味。
自分の人生が全て駄目だと否定したわけではない。失敗も人生、成功も人生、生きてきた人生を良いことも無念なことも含めて、くじけず、新たな志を胸に熾し、燃え立たせて生きていけばよい。
いつも過去は先だって過ぎてきた時であるので、失敗が目につく。努力をしていれば失敗をするものだ。何もしなくとも、何もしなかったと言う過去が、大きな失敗になる。要は、失敗こそ人生と言っているのだ。ポイントは、その時その時毎回、志をさらに大きく持つことです。
失敗は成功のもと。失敗があるから、成功の積み重ねができる。成功を念じて挑戦していくことが一番大切だ。
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実践版 安岡正篤 (一流の仕事人になる為に身につけるべきこと) 単行本 – 2015/7/14
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安岡正篤は、大正、昭和時代、政財界のアドバイザーとして活躍した伝説の人物である。安岡氏を信奉し、師と仰いだ政治家は数多く存在する。吉田茂、池田勇人、佐藤栄作、福田赳夫、大平正芳など蒼々たる面々である。
SBIホールディングスの北尾吉孝社長も高校時代から安岡の教えを書物を通じて学んできた。北尾社長と言えば、「論語」などの中国哲学・思想に精通する経営者として有名だが、その北尾社長が私淑する日本人の思想・哲学家の一人が安岡正篤である。
本書は、北尾社長が、自分自身の経験談を交えて、安岡の教えを現代風に解説を加えた形になっている。
数々の試練を乗り越えてきた北尾社長はこういう。「いつも人生の指針にしてきたのが、安岡正篤の教えです」。本書を読めば、ビジネスの現場で、数々の試練を乗り越えるために必要な教え、人間力の高め方が身につくはずだ。
「良い言葉を心に刻めば、生き方が変わる!」。先人の教えには、現代の苦難を乗り越えるためのエッセンスが詰まっている。
SBIホールディングスの北尾吉孝社長も高校時代から安岡の教えを書物を通じて学んできた。北尾社長と言えば、「論語」などの中国哲学・思想に精通する経営者として有名だが、その北尾社長が私淑する日本人の思想・哲学家の一人が安岡正篤である。
本書は、北尾社長が、自分自身の経験談を交えて、安岡の教えを現代風に解説を加えた形になっている。
数々の試練を乗り越えてきた北尾社長はこういう。「いつも人生の指針にしてきたのが、安岡正篤の教えです」。本書を読めば、ビジネスの現場で、数々の試練を乗り越えるために必要な教え、人間力の高め方が身につくはずだ。
「良い言葉を心に刻めば、生き方が変わる!」。先人の教えには、現代の苦難を乗り越えるためのエッセンスが詰まっている。
- 本の長さ240ページ
- 言語日本語
- 出版社プレジデント社
- 発売日2015/7/14
- 寸法18.8 x 13 x 2 cm
- ISBN-104833421399
- ISBN-13978-4833421393
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商品の説明
著者について
北尾吉孝(きたお・よしたか)
SBIホールディングス代表取締役執行役員社長
◎――1951年、兵庫県西宮市生まれ。74年、慶應義塾大学経済学部卒業。同年、野村證券入社。78年、英国ケンブリッジ大学経済学部卒業。92年、野村證券事業法人三部長。
◎――95年、孫正義氏の招聘によりソフトバンク入社、常務取締役に就任。現在、新産業育成に向けたベンチャーキャピタル等の投資事業や証券・銀行・保険等の金融サービス事業などを幅広く展開するインターネット総合金融グループ、SBIホールディングス代表取締役執行役員社長。公益財団法人SBI子ども希望財団の理事、SBI大学院大学の学長を務める。
◎――中国古典に精通し、「君子を目指せ 小人になるな」を著書または講演で多数提唱している。主な著書に『何のために働くのか』(致知出版社)、『中国古典からもらった「不思議な力」』(三笠書房)など多数。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
北尾/吉孝
SBIホールディングス代表取締役執行役員社長。1951年、兵庫県西宮市生まれ。74年、慶應義塾大学経済学部卒業。同年、野村證券入社。78年、英国ケンブリッジ大学経済学部卒業。89年、ワッサースタイン・ペレラ・インターナショナル社(ロンドン)常務取締役。91年、野村企業情報取締役。92年、野村證券事業法人三部長。95年、孫正義氏の招聘によりソフトバンク入社、常務取締役に就任。現在、新産業育成に向けたベンチャーキャピタル等の投資事業や証券・銀行・保険等の金融サービス事業などを幅広く展開するインターネット総合金融グループ、SBIホールディングス代表取締役執行役員社長。公益財団法人SBI子ども希望財団の理事、SBI大学院大学の学長を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
SBIホールディングス代表取締役執行役員社長。1951年、兵庫県西宮市生まれ。74年、慶應義塾大学経済学部卒業。同年、野村證券入社。78年、英国ケンブリッジ大学経済学部卒業。89年、ワッサースタイン・ペレラ・インターナショナル社(ロンドン)常務取締役。91年、野村企業情報取締役。92年、野村證券事業法人三部長。95年、孫正義氏の招聘によりソフトバンク入社、常務取締役に就任。現在、新産業育成に向けたベンチャーキャピタル等の投資事業や証券・銀行・保険等の金融サービス事業などを幅広く展開するインターネット総合金融グループ、SBIホールディングス代表取締役執行役員社長。公益財団法人SBI子ども希望財団の理事、SBI大学院大学の学長を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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登録情報
- 出版社 : プレジデント社 (2015/7/14)
- 発売日 : 2015/7/14
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 240ページ
- ISBN-10 : 4833421399
- ISBN-13 : 978-4833421393
- 寸法 : 18.8 x 13 x 2 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 127,983位本 (の売れ筋ランキングを見る本)
- - 256位日本の思想(一般)関連書籍
- - 369位東洋哲学入門
- - 5,264位人生論・教訓
- カスタマーレビュー:
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2017年11月4日に日本でレビュー済み
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7人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2016年11月5日に日本でレビュー済み
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安岡正篤の残した数々のエッセンスを、著者が知見を通して解説した人生の指南書ともいうべき書。
生きる意味、人間の使命を知る人間学を学ぶ目的の一つは、自己の内面を充実させ、良心の靖らかな満足を得て、外に対して学んだことを通して世の中に役に立つ人間になるためある。
また、十分に自分のことを知ることが様々な困難に打ち勝てて、降りかかってくる多くの問題を解決できるという。
そして、世の為、人の為に何かを行うことが仕事であり、更にはリーダーとしての心構え、人生の成熟期を迎えたときに考えるべきことなど、正に人間学から仕事観など、人として生まれ、生きていくことの意味を根底から学べる1冊である。
生きる意味、人間の使命を知る人間学を学ぶ目的の一つは、自己の内面を充実させ、良心の靖らかな満足を得て、外に対して学んだことを通して世の中に役に立つ人間になるためある。
また、十分に自分のことを知ることが様々な困難に打ち勝てて、降りかかってくる多くの問題を解決できるという。
そして、世の為、人の為に何かを行うことが仕事であり、更にはリーダーとしての心構え、人生の成熟期を迎えたときに考えるべきことなど、正に人間学から仕事観など、人として生まれ、生きていくことの意味を根底から学べる1冊である。
2021年6月5日に日本でレビュー済み
「実践版安岡正篤」
著者:北尾吉孝
おすすめ度:90点
(感想)
安岡正篤の考えたこと、書いたことを北尾吉孝さんがまとめた本。
私は、安岡正篤さんの著書の現代仮名遣いの著作は概ね読ませていただきましたが、本書はその総集編のように感じました。
非常に良くまとまっているので、自分の意見と北尾さんのご意見のすり合わせをしながら、安岡教学を復習することができます。
ただ、安岡正篤さんの痛快な語り口、風韻を感じたければ、やはりご本人の著作を読むしかありません。
まずは『活眼・活学』など分かりやすいものを読んでみて、その人間味、考えに共感できるか確認してみてください。共感できれば本書も楽しめると思います。
(内容まとめ)
1.『人間学』について
◆何を学ぶのか
「天秤の明徳を明らかにし、人間の進むべき道について学ばねばやまぬ」
天秤の明徳とはすなわち良知。
良知とは善悪の判断を誤らない正しい知恵のこと。※個人的にはそれだけではないと考える。
◆どのように学ぶのか
第一:人物に学ぶ
吾々の、できるなら同時代の出来るだけ優れたる人物に親炙してその感化を受ける。
時と所を異として親炙することができなければ古人に学ぶのである。古代、古今を通じて優れたる人物を見逃してはならない。
第二:体験の中で学ぶ(人物学に伴う実践)
人物修練の根本条件はおめず臆せず、勇敢に、しかして己を空うして、あらゆる人生の経験を舐め尽くすこと。
人生の辛苦艱難、喜怒哀楽、利害得失、栄枯盛衰、そういう人生の真実、生活を勇敢に体験すること。
その体験の中に信念を生かして行って、初めて吾々に知行合一的に自己人物を練ることができる。
◆学ぶ目的
第一:艱難辛苦に直面した時にたじろがず、迷わずいられる人間になるため。
第二:自己の内面を充実させ、良心の靖らかな満足を得ること。
外に対しては学んだことを通して世の中に役立つ人間になること。
これを『自靖自献』という。「書経」より
◆人間学と事務学
事務学とは現在の教育課程で習うもの。生きていくための知識や技能。
人間学とは人間としての基礎、人格の根本となる学問。
古代中国では事務学を『末学』、人間学を『本学』という。
本学無くして末学なし
2.社会で暮らす上で知っておきたいこと
◆人物を知る五つの標準
・その人が如何なる人を師匠としているか
・その人が如何なることを持って、自分の一生の目標としているか
・その人が今日まで如何なることをしてきたか。今日までの経験。
・その人の愛読書が如何なるものか
・その人が如何なる友人を持っているか
「生まれつきの徳が完全であるという人はいないので、どうしても人間は良い師匠、良い友を得て仕込まれるか、学問をして練り上げないと徳はできない」『先哲講座』
◆「敬」と「恥」相まって「憤」となる
「敬」とは高く尊い境地ある偉大なるものに近づこうという心。
したがって自ら反省し、至らざる点を「恥」する。
省みて自ら戒める。そしてもっと頑張ろうと「憤」する。
敬い、恥じる心を覚醒させ、自らを良い方向に持っていく。
◆多逢勝因
いい機会に良い場所、良い人、良い書物そういうものにばったり出くわすことを考えなければならない。
良縁によって人生は発展していく。
◆人を見る5つの観点
人を離れて事はない。天下のために士を重んぜねばならぬ。
いかにして士を識ることができるか。人をみるには五つの観点がある。
・気韻精霊(きいんせいれい)
・風度温籍(ふうどうんしゃ)
・容姿姿体
・言語動作
・衣装服飾
最も大切なのは気韻精霊、そこから風度温籍が造詣される。
容姿や言動、復職などは表層的な部分ではある。
◆いかに進歩発展を続けるか
絶えず精神を仕事に打ち込む、純一無雑の工夫をする。
◆知識・見識・胆識
知識は情報。常に学び続ける必要のあるもの。
見識は正しい知識と経験から得た信念と信条に伴う「節操」を持つことで身につけることができる。
胆識は高い志を持ち、自らの見識を勇気を持って行うこと。
◆知識と智慧、徳慧に致る。
知識は機械的なもの。
智慧は直感的で人間的、人格的なもの。
智慧を深めると、徳に根ざした徳慧となる。これが聖賢の学である。
◆日本人の特性
・異民族文化を自由に摂取して、それを日本化するにおいて天性の神聖を持っている。山鹿素行『中朝事実』より
3.身につけるべきこと
☆自らを知る
自分は自分のことが一番わからない。
そして自分のことばかり考えてしまう。
そして利己主義になったりして、失敗してしまう。
『君子はその位に素して行い、その他を願わず。〜君子入るとして自得せざるなし』 『中庸』「素行自得」より
自得とは自分で自分を掴むこと。そのためには自己観察と自己反省を怠らず、自分をよく理解しようとする努力を続けること。
人を論じ、世の中を語る前に自分を論じ、よく理解しようと努めること。
自分が最も得なければいけないもの。
金が欲しい、権力が欲しいというのは枝葉であり、根本的には自己を得る必要がある。本当の自分を得るのである。
しかし、最も失いやすいのもまた自己である。
自己を掴んでいなければ全て空虚であり、間違いがおこる。
自己を掴むことがあらゆる哲学、宗教、道徳においても根本問題となる。
◆仕事とは世のため人のために働くこと
なんでも力づくでやってしまうといずれ争いになる。
しかし、人間性の滲み出た徳の現れた仕事は徳業となる。
その徳が古に学び、歴史に通じ、道に則していればそれは道業となる。
◆六中観
・忙中閑あり
・苦中楽あり
・死中活あり
・壺中天あり
・意中人あり
・腹中書あり
◆自反する
・粗忽、がさつは人格の低劣を表す。
・高邁な人格は剛健・活発に見えてもその人のどこかにしっとりとした落ち着きや静けさをたたえている。
◆リーダーの第一の仕事
・ベクトルの向きを常に部下に指し示すこと。
・「偉大とは方向を与えることだ」ニーチェ
◆好機を掴むための四つの要素
第一:素直であること
天の存在を受け入れ、素直に現状を吟味する。
第二:目標を明確にして、努力を続けていること
目標がなければ好機の到来にも気づかない。
第三:好奇心をもつこと
複雑な
第四:好機勝機を考える習慣を持つこと
直感力を養い、明確な判断力をつける。
◆精神を健全にする方法
「その人に接すると自分の気分も爽やかになる。これが人物の最も大事な要素だ。そしてかくの如きであれば必ず役に立つ」
そんな人間になるために以下を心がける。
・心中に喜神を持つ
「神とは深く根本的に指して言った心のこと」どんなに辛いことがあっても、心のどこか奥に喜びを含むこと。
・心中に絶えず感謝の念を含む
仏教では「人身受け難し」人の形で生まれてきた感謝。
「人は社会的動物である」アリストテレス
「人は常に孤に非ずして群である」荘子
助け合う生き物なので、感謝は当然に生まれるものである。
・常に陰徳を志すこと
絶えず人知れぬ良いことをする。
そうすれば精神が活発になる。
◆出処進退
「功なり名遂げて身を隠くは天の道なり」老子
「四時の序、功を成す者は去る」『史記』
「人の寿命には定まりがない、それに相応しい春夏秋冬がある」吉田松陰
◆本人が満足できること
志とは難しい者でなくても良い
楽天知命・天命を知りそれを楽しみ、何も憂えるものがない。
「老人は之を安んじ、朋友は之を信じ、若者は之を懐けん」『論語』
◆終始訓
一、人生、もうおしまいと思うなかれ。未だかつて始めらしき始めを持たざるを思うべし。
一、志業は、その行きづまりを見せずして一生を終えるを真実の心得となす。
著者:北尾吉孝
おすすめ度:90点
(感想)
安岡正篤の考えたこと、書いたことを北尾吉孝さんがまとめた本。
私は、安岡正篤さんの著書の現代仮名遣いの著作は概ね読ませていただきましたが、本書はその総集編のように感じました。
非常に良くまとまっているので、自分の意見と北尾さんのご意見のすり合わせをしながら、安岡教学を復習することができます。
ただ、安岡正篤さんの痛快な語り口、風韻を感じたければ、やはりご本人の著作を読むしかありません。
まずは『活眼・活学』など分かりやすいものを読んでみて、その人間味、考えに共感できるか確認してみてください。共感できれば本書も楽しめると思います。
(内容まとめ)
1.『人間学』について
◆何を学ぶのか
「天秤の明徳を明らかにし、人間の進むべき道について学ばねばやまぬ」
天秤の明徳とはすなわち良知。
良知とは善悪の判断を誤らない正しい知恵のこと。※個人的にはそれだけではないと考える。
◆どのように学ぶのか
第一:人物に学ぶ
吾々の、できるなら同時代の出来るだけ優れたる人物に親炙してその感化を受ける。
時と所を異として親炙することができなければ古人に学ぶのである。古代、古今を通じて優れたる人物を見逃してはならない。
第二:体験の中で学ぶ(人物学に伴う実践)
人物修練の根本条件はおめず臆せず、勇敢に、しかして己を空うして、あらゆる人生の経験を舐め尽くすこと。
人生の辛苦艱難、喜怒哀楽、利害得失、栄枯盛衰、そういう人生の真実、生活を勇敢に体験すること。
その体験の中に信念を生かして行って、初めて吾々に知行合一的に自己人物を練ることができる。
◆学ぶ目的
第一:艱難辛苦に直面した時にたじろがず、迷わずいられる人間になるため。
第二:自己の内面を充実させ、良心の靖らかな満足を得ること。
外に対しては学んだことを通して世の中に役立つ人間になること。
これを『自靖自献』という。「書経」より
◆人間学と事務学
事務学とは現在の教育課程で習うもの。生きていくための知識や技能。
人間学とは人間としての基礎、人格の根本となる学問。
古代中国では事務学を『末学』、人間学を『本学』という。
本学無くして末学なし
2.社会で暮らす上で知っておきたいこと
◆人物を知る五つの標準
・その人が如何なる人を師匠としているか
・その人が如何なることを持って、自分の一生の目標としているか
・その人が今日まで如何なることをしてきたか。今日までの経験。
・その人の愛読書が如何なるものか
・その人が如何なる友人を持っているか
「生まれつきの徳が完全であるという人はいないので、どうしても人間は良い師匠、良い友を得て仕込まれるか、学問をして練り上げないと徳はできない」『先哲講座』
◆「敬」と「恥」相まって「憤」となる
「敬」とは高く尊い境地ある偉大なるものに近づこうという心。
したがって自ら反省し、至らざる点を「恥」する。
省みて自ら戒める。そしてもっと頑張ろうと「憤」する。
敬い、恥じる心を覚醒させ、自らを良い方向に持っていく。
◆多逢勝因
いい機会に良い場所、良い人、良い書物そういうものにばったり出くわすことを考えなければならない。
良縁によって人生は発展していく。
◆人を見る5つの観点
人を離れて事はない。天下のために士を重んぜねばならぬ。
いかにして士を識ることができるか。人をみるには五つの観点がある。
・気韻精霊(きいんせいれい)
・風度温籍(ふうどうんしゃ)
・容姿姿体
・言語動作
・衣装服飾
最も大切なのは気韻精霊、そこから風度温籍が造詣される。
容姿や言動、復職などは表層的な部分ではある。
◆いかに進歩発展を続けるか
絶えず精神を仕事に打ち込む、純一無雑の工夫をする。
◆知識・見識・胆識
知識は情報。常に学び続ける必要のあるもの。
見識は正しい知識と経験から得た信念と信条に伴う「節操」を持つことで身につけることができる。
胆識は高い志を持ち、自らの見識を勇気を持って行うこと。
◆知識と智慧、徳慧に致る。
知識は機械的なもの。
智慧は直感的で人間的、人格的なもの。
智慧を深めると、徳に根ざした徳慧となる。これが聖賢の学である。
◆日本人の特性
・異民族文化を自由に摂取して、それを日本化するにおいて天性の神聖を持っている。山鹿素行『中朝事実』より
3.身につけるべきこと
☆自らを知る
自分は自分のことが一番わからない。
そして自分のことばかり考えてしまう。
そして利己主義になったりして、失敗してしまう。
『君子はその位に素して行い、その他を願わず。〜君子入るとして自得せざるなし』 『中庸』「素行自得」より
自得とは自分で自分を掴むこと。そのためには自己観察と自己反省を怠らず、自分をよく理解しようとする努力を続けること。
人を論じ、世の中を語る前に自分を論じ、よく理解しようと努めること。
自分が最も得なければいけないもの。
金が欲しい、権力が欲しいというのは枝葉であり、根本的には自己を得る必要がある。本当の自分を得るのである。
しかし、最も失いやすいのもまた自己である。
自己を掴んでいなければ全て空虚であり、間違いがおこる。
自己を掴むことがあらゆる哲学、宗教、道徳においても根本問題となる。
◆仕事とは世のため人のために働くこと
なんでも力づくでやってしまうといずれ争いになる。
しかし、人間性の滲み出た徳の現れた仕事は徳業となる。
その徳が古に学び、歴史に通じ、道に則していればそれは道業となる。
◆六中観
・忙中閑あり
・苦中楽あり
・死中活あり
・壺中天あり
・意中人あり
・腹中書あり
◆自反する
・粗忽、がさつは人格の低劣を表す。
・高邁な人格は剛健・活発に見えてもその人のどこかにしっとりとした落ち着きや静けさをたたえている。
◆リーダーの第一の仕事
・ベクトルの向きを常に部下に指し示すこと。
・「偉大とは方向を与えることだ」ニーチェ
◆好機を掴むための四つの要素
第一:素直であること
天の存在を受け入れ、素直に現状を吟味する。
第二:目標を明確にして、努力を続けていること
目標がなければ好機の到来にも気づかない。
第三:好奇心をもつこと
複雑な
第四:好機勝機を考える習慣を持つこと
直感力を養い、明確な判断力をつける。
◆精神を健全にする方法
「その人に接すると自分の気分も爽やかになる。これが人物の最も大事な要素だ。そしてかくの如きであれば必ず役に立つ」
そんな人間になるために以下を心がける。
・心中に喜神を持つ
「神とは深く根本的に指して言った心のこと」どんなに辛いことがあっても、心のどこか奥に喜びを含むこと。
・心中に絶えず感謝の念を含む
仏教では「人身受け難し」人の形で生まれてきた感謝。
「人は社会的動物である」アリストテレス
「人は常に孤に非ずして群である」荘子
助け合う生き物なので、感謝は当然に生まれるものである。
・常に陰徳を志すこと
絶えず人知れぬ良いことをする。
そうすれば精神が活発になる。
◆出処進退
「功なり名遂げて身を隠くは天の道なり」老子
「四時の序、功を成す者は去る」『史記』
「人の寿命には定まりがない、それに相応しい春夏秋冬がある」吉田松陰
◆本人が満足できること
志とは難しい者でなくても良い
楽天知命・天命を知りそれを楽しみ、何も憂えるものがない。
「老人は之を安んじ、朋友は之を信じ、若者は之を懐けん」『論語』
◆終始訓
一、人生、もうおしまいと思うなかれ。未だかつて始めらしき始めを持たざるを思うべし。
一、志業は、その行きづまりを見せずして一生を終えるを真実の心得となす。
2017年2月28日に日本でレビュー済み
著者も記しておりますが、
中国古典の解釈は安岡正篤先生の書籍に依ることが最も分かり易いと考えます。
「何回も読み返し、咀嚼すべき書籍がある」そうした読書学は、
安岡正篤先生の書籍で学びましたかね。
1)人間学を学ぶ目的は何か
2)天命を知ることの意義
3)縁を生かせる人物になること
4)三つの"識"の重要性
5)自得と云うこと
6)「信・義・仁」と云う三つの物差し
7)好機を掴む為に欠かせない四つの要素
等、興味深く読了
《52頁》言葉と出合う喜びは読書ならではのものです。
中国古典の解釈は安岡正篤先生の書籍に依ることが最も分かり易いと考えます。
「何回も読み返し、咀嚼すべき書籍がある」そうした読書学は、
安岡正篤先生の書籍で学びましたかね。
1)人間学を学ぶ目的は何か
2)天命を知ることの意義
3)縁を生かせる人物になること
4)三つの"識"の重要性
5)自得と云うこと
6)「信・義・仁」と云う三つの物差し
7)好機を掴む為に欠かせない四つの要素
等、興味深く読了
《52頁》言葉と出合う喜びは読書ならではのものです。





