お笑いが好きで、本も好きだったけど、お笑い芸人の書いた本は読んだことがなかった。
別に毛嫌いしていたわけではなく、特に読んでみようと思わなかったから。
でもなんで読んでこなかったんだろうと不思議に思い、まずはこの本を読んでみた。
そしたらいきなり当たりを引いた。
どちらかといえば社会に対してしょうもねぇな、という思いを抱きがちな私にとって
共感できる部分は非常に多く、そうはいってもさすが人気お笑い芸人、笑えるエピソードもしっかり散りばめられている。
連載期間4年という歳月が、彼を人間的に成長させ、また作家としての能力も確実に成長させており、
ページをめくる回数に比例して、文章が洗練されていく。だけど、面白さは失われていない。
読んでいてハッとさせられることも多く、ラジオのはがき職人との関係を描いた「人間関係不得意」や、生きる意味について書いた「牡蠣の一生」、元お笑い芸人の先輩と同期の関係から気付きを得る「イライラする人」など、自分自身に照らして考えたときに背中を押してくれるような、何も言わずに手を差し伸べてくれるような、そんなエピソードが読んでいてうれしくなる。
連載を通して終始「才能がない」というようなことを書いていたが、そんなことはなく「才能の塊じゃん」と思った。
Kindle 端末は必要ありません。無料 Kindle アプリのいずれかをダウンロードすると、スマートフォン、タブレットPCで Kindle 本をお読みいただけます。
無料アプリを入手するには、Eメールアドレスを入力してください。

Kindle化リクエスト
このタイトルのKindle化をご希望の場合、こちらをクリックしてください。
Kindle をお持ちでない場合、Get your Kindle here Kindle 無料アプリのダウンロードはこちら。
このタイトルのKindle化をご希望の場合、こちらをクリックしてください。
Kindle をお持ちでない場合、Get your Kindle here Kindle 無料アプリのダウンロードはこちら。