注文してから迅速に対応してくれたことに感謝。本も綺麗でした。
この本は国際政治学の観点から、安全保障を論じた名著。
同盟のジレンマ、安全保障のジレンマ、プロスペクト理論などから戦争を抑止する方法論を説明し、抑止が失敗して戦争に至る原因について、過去の戦史を例にとって緻密に解説している。この本を読むと、前提抜きの抑止論がいかにダメなのかがわかる。国の置かれた政治的、地理的状況や国民性などの条件によって、抑止力が発揮されるのか、あるいは安全保障のジレンマに陥るのか状況が変わってくるからだ。沖縄の辺野古移設に関わる議論の中で、基地があることによって戦争に巻き込まれる危険性があるという反対論が、結局のところ感情論になっているのが良くわかる。
正直、一読して理解するには無理があるが、何度も読み返す価値がある本だと思う。この本の内容から、現在の日本と中国の関係を読み解くのも面白いと思った。
この商品をお持ちですか?
マーケットプレイスに出品する
無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません 。詳細はこちら
Kindle Cloud Readerを使い、ブラウザですぐに読むことができます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
安全保障の国際政治学 -- 焦りと傲り 第二版 単行本 – 2014/4/18
土山 實男
(著)
購入を強化する
安全保障の根源を問う
なにゆえ国際政治学は,安全保障に多大な関心を寄せてきたのか。セキュリティ・ディレンマ,失う恐怖,抑止,核戦略,危機管理,同盟など,基礎となる概念や政策を,歴史的事象を事例に理論的に考察する。バランス・オブ・パワー論や戦争原因論を追加し全体を改訂。
なにゆえ国際政治学は,安全保障に多大な関心を寄せてきたのか。セキュリティ・ディレンマ,失う恐怖,抑止,核戦略,危機管理,同盟など,基礎となる概念や政策を,歴史的事象を事例に理論的に考察する。バランス・オブ・パワー論や戦争原因論を追加し全体を改訂。
- 本の長さ494ページ
- 言語日本語
- 出版社有斐閣
- 発売日2014/4/18
- 寸法13.5 x 2.5 x 19.5 cm
- ISBN-104641149038
- ISBN-13978-4641149038
よく一緒に購入されている商品
この商品を見た後に買っているのは?
ページ: 1 / 1 最初に戻るページ: 1 / 1
商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
国家安全保障の焦りと傲りとは何か。ツキュディデスから、9.11とイラク戦争までなぜ国際政治に悲劇が生まれるのか、問題解決の生きた理論と政策を探る。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
土山/實男
青山学院大学国際政治経済学部教授(国際政治学・国際安全保障専攻)。1973年、青山学院大学法学部卒業。ジョージ・ワシントン大学大学院よりM.A.、メリーランド州立大学大学院よりPh.D.取得。青山学院大学国際政治経済学部助教授などを経て、93年から同教授。この間、ハーヴァード大学ジョン・M.オーリン戦略研究所客員研究員(1993‐94年)、青山学院大学国際政治経済学部長(2004‐08年)、同大学副学長(2007‐11年)を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
青山学院大学国際政治経済学部教授(国際政治学・国際安全保障専攻)。1973年、青山学院大学法学部卒業。ジョージ・ワシントン大学大学院よりM.A.、メリーランド州立大学大学院よりPh.D.取得。青山学院大学国際政治経済学部助教授などを経て、93年から同教授。この間、ハーヴァード大学ジョン・M.オーリン戦略研究所客員研究員(1993‐94年)、青山学院大学国際政治経済学部長(2004‐08年)、同大学副学長(2007‐11年)を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
Kindle化リクエスト
このタイトルのKindle化をご希望の場合、こちらをクリックしてください。
Kindle をお持ちでない場合、こちらから購入いただけます。 Kindle 無料アプリのダウンロードはこちら。
このタイトルのKindle化をご希望の場合、こちらをクリックしてください。
Kindle をお持ちでない場合、こちらから購入いただけます。 Kindle 無料アプリのダウンロードはこちら。
登録情報
- 出版社 : 有斐閣; 第二版 (2014/4/18)
- 発売日 : 2014/4/18
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 494ページ
- ISBN-10 : 4641149038
- ISBN-13 : 978-4641149038
- 寸法 : 13.5 x 2.5 x 19.5 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 197,479位本 (の売れ筋ランキングを見る本)
- - 2,372位政治入門
- カスタマーレビュー:
カスタマーレビュー
5つ星のうち4.0
星5つ中の4
12 件のグローバル評価
評価はどのように計算されますか?
全体的な星の評価と星ごとの割合の内訳を計算するために、単純な平均は使用されません。その代わり、レビューの日時がどれだけ新しいかや、レビューアーがAmazonで商品を購入したかどうかなどが考慮されます。また、レビューを分析して信頼性が検証されます。
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2016年1月28日に日本でレビュー済み
著者は、トゥキュディデスの
戦史 (中公クラシックス)
を冒頭に取り上げ、それを土台に国際政治について考察しています。
トゥキュディデスの「戦史」について聞いたことがある人は国際政治を学ぶ者以外ではほとんどいないか、いたとしてもそれをしっかりと理解している人は少ないのではないでしょうか。
しかしトゥキュディデスの「戦史」は国際政治を学ぶにあたって多くの示唆を与え、海外では盛んに研究されている書物です。海外で「戦史」が盛んに読まれるのは、第一次世界大戦が起こった理由がまさしくこの「戦史」が扱うペロポネソス戦争に酷似していたからにあります。
「戦史」を読む意義として国際政治の中心概念を網羅的に学べるところにあるのですが、「戦史」を直に読むのは国名が多く、状況も複雑なため、かなり骨が折れます(笑)
そこで本書が意義深いこととして、安全保障のジレンマ(軍拡競争) ・ 同盟のジレンマ(巻き込まれ論) ・ 勢力均衡・正義と倫理の葛藤(介入論)など国際政治の中心概念を「戦史」を通じて学べるところにあり、さらに「戦史」の内容をとても理解しやすい所にあります。
また通常「戦史」はリアリズムの概念の下に理解されがちですが、土山先生はそれが単純化され誤解されているとし、よりニュアンスに富んだトゥキュディデス像を示してくれています。
ただ、これから国際政治を学ぼうという人にとっては
リアリズムの理論 (もとい国際政治学の理論) を予め他の教科書などで予習しておいた方がより理解が深まると思います。
この本はもっぱらリアリズムを主に取り上げていることもあり、この本だけでペロポネソス戦争や安全保障を理解するのは無理があるので、ジョセフ・ナイの 国際紛争 原書第9版 -- 理論と歴史 を一緒に読むのが一番いいかもしれません。
というのも、ナイの「国際紛争」は冒頭でペロポネソス戦争について概要を説明してくれていて、
さらに教科書ということもあり国際政治についての理論も同時に学べるからです。
トゥキュディデスの「戦史」について聞いたことがある人は国際政治を学ぶ者以外ではほとんどいないか、いたとしてもそれをしっかりと理解している人は少ないのではないでしょうか。
しかしトゥキュディデスの「戦史」は国際政治を学ぶにあたって多くの示唆を与え、海外では盛んに研究されている書物です。海外で「戦史」が盛んに読まれるのは、第一次世界大戦が起こった理由がまさしくこの「戦史」が扱うペロポネソス戦争に酷似していたからにあります。
「戦史」を読む意義として国際政治の中心概念を網羅的に学べるところにあるのですが、「戦史」を直に読むのは国名が多く、状況も複雑なため、かなり骨が折れます(笑)
そこで本書が意義深いこととして、安全保障のジレンマ(軍拡競争) ・ 同盟のジレンマ(巻き込まれ論) ・ 勢力均衡・正義と倫理の葛藤(介入論)など国際政治の中心概念を「戦史」を通じて学べるところにあり、さらに「戦史」の内容をとても理解しやすい所にあります。
また通常「戦史」はリアリズムの概念の下に理解されがちですが、土山先生はそれが単純化され誤解されているとし、よりニュアンスに富んだトゥキュディデス像を示してくれています。
ただ、これから国際政治を学ぼうという人にとっては
リアリズムの理論 (もとい国際政治学の理論) を予め他の教科書などで予習しておいた方がより理解が深まると思います。
この本はもっぱらリアリズムを主に取り上げていることもあり、この本だけでペロポネソス戦争や安全保障を理解するのは無理があるので、ジョセフ・ナイの 国際紛争 原書第9版 -- 理論と歴史 を一緒に読むのが一番いいかもしれません。
というのも、ナイの「国際紛争」は冒頭でペロポネソス戦争について概要を説明してくれていて、
さらに教科書ということもあり国際政治についての理論も同時に学べるからです。
2016年9月7日に日本でレビュー済み
ここ最近のいわゆる安保論争のためか、巷に安全保障やその類いの書物が増えた。しかしそのほとんどが表面的にかつ感情的に書かれた読むに値しないものばかりで、そのような本でも需要がある日本(人)においては、安全保障を理解することなど到底無理だと思うばかりである。そんななかで本書はその高度な内容において異彩を放つものであり、安全保障にかんする議論をする者は最低でも本書の内容の域に達してからでないと真に話にならない。ツキディデスの『戦史』を読み解くことは安全保障を理解するための知的営為であるとの筆者の言には同意せざるを得ず、現代の世界で問題になっていることは全て『戦史』の中に描かれていると言っても過言ではなかろう。安全保障や同盟、大国であること等を巡る様々なジレンマや、手にしたものを失うことの恐怖、核を抑止力として用いる場合の前提や駆引きなどは、どれも現代の国際社会においても等しく当てはまるものである。本書の論文は国家レベルからの考察を行っているものであるが、国際社会(システム)レベルや個人レベルの考察をするうえでも非常に有益である。安全保障を真に理解したい人は、よくある“解説本”の類いに時間を浪費するより、本書を丹念に読み進めることを強く推奨したい。






