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安倍晋三と社会主義 アベノミクスは日本に何をもたらしたか (朝日新書) Kindle版
- 言語日本語
- 出版社朝日新聞出版
- 発売日2020/1/10
- ファイルサイズ1761 KB
商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
1976年、東京都生まれ。99年、早稲田大学卒業、日本経済新聞社入社。2003年、朝日新聞社に移り、政治部記者として、首相官邸、防衛省、民主党などを担当。08年、経済部記者になり、日本銀行担当としてリーマン・ショックを取材。社会保障と税の一体改革、内閣府、財務省、自民党、首相官邸(2度目)、経済産業省などを担当。現在、北海道報道センター次長(デスク)。景気循環学会所属(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) --このテキストは、paperback_shinsho版に関連付けられています。
登録情報
- ASIN : B083LC9MR4
- 出版社 : 朝日新聞出版 (2020/1/10)
- 発売日 : 2020/1/10
- 言語 : 日本語
- ファイルサイズ : 1761 KB
- Text-to-Speech(テキスト読み上げ機能) : 有効
- X-Ray : 有効にされていません
- Word Wise : 有効にされていません
- 本の長さ : 202ページ
- Amazon 売れ筋ランキング: - 247,775位Kindleストア (の売れ筋ランキングを見るKindleストア)
- - 760位政治学 (本)
- - 782位朝日新書
- - 2,317位政治 (Kindleストア)
- カスタマーレビュー:
著者について

Hitoshi Kujiraoka (Jin)
ジャーナリスト
(Journalist writing for The Asahi Shimbun, daily newspaper in Japan)
※ You can find my English profile at the bottom of this page
政治部と経済部を行き来し、政策と政局を追うハイブリッド記者。ジャーナリズムとアカデミズムの融合を目指す。
■専門・学会等
専門は、現代日本政治、経済政策。
ほかの得意分野は、外交・安全保障、憲法・皇室。
景気循環学会所属。
■略歴
1976年、東京都足立区生まれ。
千葉県立小金高校、早稲田大学を卒業後、1999年、日本経済新聞記者に。2003年、朝日新聞社に移り、政治部記者として、首相官邸(小泉純一郎総理番ほか)、外務省・防衛省(米軍再編等)、野党などを取材。朝日・東大共同調査、小泉純一郎研究、安倍晋三研究などの企画を担当した。
2008年、経済部記者になり、日本銀行担当としてリーマン・ショックを取材。社会保障と税の一体改革、環太平洋経済連携協定(TPP)交渉、内閣府、金融庁、財務省、自民党(平河クラブ)、首相官邸(2度目)、経済産業省などの取材を担当した。検証TPP交渉、70年目の首相(新安倍晋三研究)などの企画を担当した。
■著書説明
『安倍晋三と社会主義 アベノミクスは日本に何をもたらしたか』(朝日新書、2020年)は、「社会主義」を補助線に、アベノミクスのルーツや、それを貫く思想を明らかにした。キーワードは「統制」。満州国の計画経済を主導し、多くの社会主義者と親交があった岸信介からの歴史文脈で読み解き、安倍以後の日本経済の未来を予測する。
『日銀と政治 暗闘の20年史』(朝日新聞出版、2017年)は、10年以上の取材・100人以上の証言をもとに、「失われた20年」の「金融政策」の迷走を、「国内政治・政局」「通貨外交」とともに、三位一体で描いたドキュメント。日銀総裁人事やアベノミクスなど、政策決定の深層に迫ったデフレ全史。
『ドキュメントTPP交渉――アジア経済覇権の行方』(東洋経済新報社、2016年)は、日米両国など12カ国のリーダーたちが、それぞれの国内政治・政局に翻弄されながらも、2015年10月に大筋合意に持ち込むまでを、交渉当事者たちの証言をもとに綴った経済外交のドキュメント。
共著『この国を揺るがす男――安倍晋三とは何者か』(筑摩書房、2016年)は、安倍晋三首相の政治的原点や、首相に返り咲くまでの過程を徹底取材。朝日新聞政治面の長期連載「70年目の首相」をベースに、安倍晋三という人物を丸裸にした「安倍晋三研究」の決定版。
百科事典「ブリタニカ国際年鑑」の2016年版所収の特別リポート『TPP――巨大経済圏の誕生』は、アカデミックな視点から、TPP誕生の経済史的意義を探った1万字超の論考。
■Profile
Thanks for your visiting my profile page.
I'm a journalist for The Asahi Shimbun (Japanese nationwide newspaper), with strong interest in international finance and Japanese economies.
Feel free to contact me anytime via Skype(kujiraokah).
■Selected Bibliography
・BOJ(Bank of Japan) and POLITICS:History of Janpan's DEFLATION (Asahi shimbun publications Inc., 2017). ISBN: 4023316288
・Negotiations for the Trans-Pacific Partnership(TPP) agreement:Future of Asia economic dominance (TOYO KEIZAI INC., 2016). ISBN: 4492444327
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カスタマーレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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帯は『「満州国」を主導した岸信介を継ぐ』『「統制経済」の思想水脈と恐るべき結末』というふうに、あまり本書内容にそぐわない(?)おどろおどろしい文句が出てくる。
が、要は、安倍首相の祖父の岸信介さんと、社会党右派の三輪寿壮氏との人間的&思想的交友のあった事実を指摘しつつ、その教えが安倍さんにも伝えられていて、その経済政策を見る限り、世界的視野から見れば、それは「新自由主義」経済ではなく、民主社会主義の福祉国家路線に似通ったものであるということを詳細に論じている。
(出版社によると、こんな内容)→異次元の金融緩和、賃上げ要請、コンビニの二四時間営業まで、民間に介入する安倍政権の経済政策は「社会主義」的だ。その経済思想を、満州国の計画経済を主導し、 社会主義者と親交があった岸信介からの歴史文脈で読み解き、 安倍以後の日本経済の未来を予測する。
勘違いをしてはいけないのは、「ファシズム」と「共産主義」とは同じ(左右の)全体主義だが、「共産主義」と「社会主義」とは異なるものだということだ。
戦前はともかくとして、戦後、基本的に「社会主義」は、「民主社会主義(社会民主主義ということも)」であって、これは簡単にいえば、「反共リベラル」ともいえよう。
鯨岡氏も指摘しているように「一九五九年、ドイツの社会民主党がゴーデスベルク綱領を採択。それまでのハイデルベルク綱領(一九二五年)を破棄し、階級闘争路線を放棄して、国民政党へと生まれ変わった。六九年には、ブラント首相らを輩出し、政権獲得にも成功している」。
言うまでもなくブラントやそのあとのシュミットなど、西独社民党指導者たちは「非武装中立」を唱えることもなく、自国が国防力を保持することを当然のものとみなし、集団的安全保障のNATOにも加盟するのに反対していない。フランスのミッテランだって原則そうだ。
それ以前、1951年に、社会主義インターは、「民主社会主義の目標と任務」という宣言を発している。
その中で、こう述べていた。
「共産主義が社会主義者の伝統を受けついでいるというのは誤りである。事実、共産主義は社会主義の伝統を見分けのつかぬ程ゆがめている」
「国際共産主義は新しい帝国主義の道具であるが、それが政権をとったところではどこでも自由と自由をうる機会は破壊されている」
「共産主義は軍事的官僚主義と恐怖警察制度に基礎をおいている。富と特権の著しい対照をつくりだすことによって,それは新しい階級社会をつくり出した。強制労働はその経済組織に重要な役割を演じている」
これって、「民主社会主義者」であったオーウェルの『1984』『動物農場』の影響も受けての対ソ認識の変遷ともいえよう。今日の中共帝国主義に対する批判としても使える文章だろう。ちなみに、当時の日本社会党はこの「社会主義インター」に参加しながら、この宣言の採択にあたって棄権している。
そのあと、日本社会党は左右の対立が激化していく。水谷さんはその渦中、1956年に死去。しかし、長生きしていれば、民社党結党に参画したであろう。
以前、古本屋で僕は 『三輪寿壮の生涯』 (中央公論事業出版)を購入していた。社会党右派系の政治家だという認識があったからだ(積んどく中?)。
しかし、鯨岡さんの本を読むまで知らなかったが、三輪さんの孫である三輪建二氏が、最近『祖父三輪寿壮--大衆は歩んだ新年の政治家』 (鳳書房)なる本を出していたという。
三輪さんは面識のまったくなかったものの、祖父の繋がりがあるというので、安倍首相に本書を献本した。すると、安倍さんから直接勤務先の大学にダイレクトに電話があったという。
最初の電話の時、不在で、折り返し電話をかけて、いろいろとやりとりがあったとのこと(詳細は本書を読まれたし)。
普通の政治家というのは、小渕首相のブッチホンはともかくとして、民間人が相手なら、まずは秘書に相手先に電話をさせ、相手が出ると、秘書が「代議士(議員)に代わります」といって、ご本人が出てくるというのが、普通の電話のかけかただ。
鯨岡さんの本を読むと、秘書経由ではなく安倍首相がダイレクトに大学当局に電話をし、携帯電話番号まで伝えている。
そんなことで、祖父との交友が、孫でも復活したそうな。
そんな微笑ましいエピソードも綴られているが、アベノミクスを詳細に検証し、一部の左翼陣営が躍起となって「新自由主義経済」とか、「格差拡大」になるとはやし立てる論調とは一線を画して冷静に論じている。
ふむふむなるほどと思いつつ読んだ。左派系にあっても、比較的マトモ(?)な松尾匡さんも登場。
彼は、『この経済政策が民主主義を救う 安倍政権に勝てる対策』 (大月書店)という本で、アベノミクス」に関しては、是々非々というのか、そういう態度で接しつつ、みそもくそも一緒にしたかのような全面否定を野党側や左派リベラル側がしていたら、選挙にも負けるぞと指摘。経済成長はもう不要などといった安易な(ノーテンキ?な)経済論を批判もしていた。鯨岡氏が、松尾氏にアベノミクスなどについて取材したところ、こう述べたとのこと。
「安倍さんが左翼の政策を奪ってやって、景気良くなって、失業率も下がった。自民党の支持率が上がり、選挙をやったら、勝っている。安倍さんがもっともやりたいのは憲法改正だろうが、そういう右翼的野望のために、欧米では左派と位置づけられる経済政策が道具に使われるのだと思うと、おそろしいと思う」
そうかな? 安倍さんが提唱している9条改正案にしても、一、二項はそのままにして、新たに追加条項を加えるという極めて穏健なものだ。それこそ、これまた西独社民党などの国防路線と同様、穏健なものというしかない。それを「右翼的野望」というのはいかがなものか。
むしろ、世論調査などに出てくる安倍改憲(9条)反対論って、よくよく見ると、そんな微調整的な改正案には反対というものも何%(十数%?)あるではないか。
一項はそのままでも二項は改正せよ、いや、一、二項とも改正せよという「右翼的野望」を持つ改憲派も少なくない。
それを単細胞的な改憲反対派と一緒くたにしてはいけないだろう。穏健な改正案(一、二項はそのまま)であっても発案されれば、そういう「右翼的」な人でも、最終的には賛成投票するだろうから(ちなみに、9条全面改正論を主張したとしても、それを「右翼的」とは僕は思わない。全面改正案の内容によりけり)。
鯨岡さんが何度も指摘しているように、自民党は、結党当時から改憲を主張しつつも、福祉国家も目指すとのことで、岸首相のもとで「国民皆保険」「国民皆年金」「最低賃金制度」を実現していった。池田内閣以前のことだ。
ともあれ、日本の左右の政党史などもふまえつつ、アベノミクスなど、安倍首相の経済政策を「民主社会主義」の観点からあぶり出した異色作として面白い本だった。
安倍内閣は、最近になって、ロストジェネレーション世代(氷河期世代)対策のための施策を提言もしている。保守派の中には、やりすぎだという声もあるが…。民主社会主義者なら、手をこまねいているわけにはいくまい。見て見ぬフリをしてはいけないということにもなろう。
この本の巻末には、先の松尾匡氏的経済政策(「反緊縮」ではダメ)を政治的に実践する政治家として山本太郎氏が出てくる。
その山本太郎氏は『文藝春秋』(2020年2月号)で巻頭論文(『「消費税ゼロ」で日本は甦る』)を書いている。それも一読した。
「毎年二万人以上が自殺し、五十万人以上が自殺未遂をしている。そんな地獄のような世の中はもう終わりにしたい」とまでいうけど、豊かな社会だからこそ、精神的自殺に追い込まれる人もいたりするのだから、そこまで冒頭で断言したりすると、読者を減らすことにもなろう。
ともあれ、ふうむ…と一読。
一気に廃止はできなくとも消費税は5%にせよとのこと。最低賃金は全国一律1500円にせよ等々。贅沢税を復活せよ…と。
贅沢税か…。以前、食事などに関して、一人あたり何千円か越えるとたしか税金がかかっていた。めったにそういうことはなかったが、計算しながら、ビールをあと一本飲むと税金がかかるから、飲むのを止めようと思ったりしたこともあったかな? そういう時代に戻るのか? ううむ…。消費増税もいやだが、贅沢税という名のささやかな「贅沢」も、そんな税復活で、消費意欲がかえって制約されないかな…。
「盗人にも三分の理」ではないが、山本論文にも、なるほどと思うところもなきにしもあらずだが…。それにしても、これが「文藝春秋」の巻頭論文?と見る向きもあるようだが…。
彼の考えは、左派ポビュリズムとして注視しておく必要があろう。右であれ、左であれ、真ん中であれ、政治・経済的主張は「是々非々」で判断していくしかない。レッテル貼りで一刀両断するのはナンセンスだから。そのためにも、こういう本や論文をまずは読むことが肝要といえそう。
まず、2度にわたる首相官邸担当記者としての緻密な取材と資料の読み込みにより、世間一般に流布される、安倍首相は「右派」で「保守」、あるいは「アベノミクスは新自由主義」という安易なレッテル貼りを批判する。そして、歴史的文脈や世界的な視点において、アベノミクスは「左派」の経済政策であることを解明するのに成功している。
次は、緻密な論証の一方で、推理小説的な面白さがあることである。著者は取材の中で、安倍首相の著書『美しい国へ』(文春新書)に何気なく記載されている三輪寿壮という政治家に目をとめ、安倍がなぜ、民主社会主義者の三輪に注目するのかを追い続けたという。そして、安倍の祖父岸信介と三輪との邂逅、社会保障政策とのつながりを読み解き、次のような結論を導き出している。「アベノミクスのルーツの一つは、本書で解き明かしたとおり、安倍首相の母方の祖父、岸信介元首相であり、その親友である三輪寿壮であった」(239頁)。寿壮の孫の三輪建二がまとめた『祖父三輪寿壮:大衆と歩んだ信念の政治家』(鳳書房)も重要な本として紹介されている(出版社に問い合わせれば購入可とのことらしい)。
第三に、著者は慎重な書きぶりで、ポスト安倍の方向性については断定的に書いてはいないものの、そこには野党の経済政策への期待が読み取れる点である。自民党にお株を奪われた経済政策を取り戻すためにも、世界の左派政党にならい、日本の野党も選択肢として、「反緊縮」の経済政策を打ち出す必要性を述べているのである。
帯の文言は、「統制経済の思想水脈と、恐るべき結末」「元首相官邸記者が暴く、もう一つの危ういイデオロギー!」などおどろおどろしいが、本書はイデオロギーをかざして読むだけではもったいない内容である。
安倍首相の経済政策「アベノミクス」の根源をたどると、社会主義の思想になるという思想に驚いたが、読み進むにつれて、これは結構、的確な分析だと理解することができた。
官製相場、官製春闘、円安誘導、財政出動・・・なるほど、アベノミクスは左派の経済政策ではないか!これには目から鱗が落ちる思いがした。
また、アベノミクスに対する評価も正しい。アベノミクスが始まって7年も経っても一向に日本経済は良くなっていない。民主党政権のときよりはマシか、と言った程度だ。
アベノミクスを全面的に批判するつもりはないが、ここらでもう一度経済・財政の現状を認識し、新たな経済政策を安倍首相は打ち出すべきではないのか。野党にまともな経済政策を講じられる者がいない今、結局は安倍政権に将来を託すしかない以上、安倍首相は経済政策を再検討すべき時期に入ったと言えるだろう。
いずれにせよ、本書は、アベノミクスの本質を検証する上で格好の一冊である。
主義主張で政治経済を運営しているならば、折々にそれを匂わせる(もしくはより積極的に謳う)言葉が出てくるはず。
むしろ、描く経済社会のイメージが、折々の世界経済社会環境の変化も踏まえて、少しずつ(現実的に)変わっている、という見方のほうがフィットするのではないだろうか。
勿論その時に、ある特定の”師”を思い浮かべることがないわけではないだろう。しかし、これだけ変化の激しくシームレスな経済社会下の運営において、数十年以上前の先達の方の考えをベースに据えていく、ということは、(その対象がたとえ石橋湛山やケインズであろうとも)現実問題、難しいのではなかろうか、と感じる。




