宇宙や天文に関わる仕事をしている10人への丁寧なインタビューに基づいて、仕事の内容や、その仕事をするようになるまで、がまとめられています。JAXAなどでの宇宙の研究だけでなく、望遠鏡のレンズや部品を作る仕事から星空観察を楽しむためのアプリ開発、プラネタリウムや観察会などを企画・運営する仕事、とじつにさまざまな関わり方があるのに驚きます。
本書を読んでいると、宇宙や天文に関わる仕事がこんなにいろいろあるのだな~、と思うのと同時に、これからもっと新たな仕事が出てきそうな予感がして、ワクワクしてきます。
じっさいに登場する10人中7人が転職して現職に就かれていて、それぞれのエピソードからも、さまざまな需要が出てきている分野であることがわかります。
みなさんそれぞれのこだわりがあって、そのこだわり方も面白いのですが、必ずしも宇宙知識の専門家である必要はなくて、宇宙の面白さをイラストで伝えたり、星に親しむ催しを企画して楽しさを共有したい、というこだわりの持ち方も仕事になる、という視点が個人的にはとてもぐっときました。
子ども時代からのこだわりを語る方も多いので、小中学生、高校生のみなさん、「自分のこだわりが将来につながるかもしれないからやらせて!」と、家族を説得する材料にも良いかもしれません!
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