繊細な感性を持つ子供の小学生~中学生までの半生記です。
幼さ故の困惑、集団に適応するための葛藤、人の嫌な側面を見たときの心情など
さまざまな著者のリアルな心理描写が散りばめられており
共感できる人は大いに共感できるでしょう。
また、母親が大変な努力家で、実態があまり知られていない不登校支援の描写が頻繁に
描かれています。学校に行けない日は、さまざまな場所へ連れ出したりするなど
こうした活動は世間からは何かとマイナスな評価を受けがちですが
学校に行かない日でも、学校に拘らず、社会や人との繋がりを途切れさせないというのは
本当に大事なことであると気付かせてくれます。
不登校の子供を持つ親御さん、特に行動力が有り余ってる親御様にとって
本書は、こうした境遇の中で成長した子供の一事例として参考になるのではないでしょうか。
Kindle 端末は必要ありません。無料 Kindle アプリのいずれかをダウンロードすると、スマートフォン、タブレットPCで Kindle 本をお読みいただけます。
無料アプリを入手するには、Eメールアドレスを入力してください。
