開成中学校・高校長の柳沢幸雄氏の教育論。
書名のとおり、親は子供に対し、勉強することを強要してはいけない、子供の自主性が育たないからだと説いている。
最近は少子化のせいか、過保護な親が目立つからだろうか。それとも、親が果たせなかった夢を子供に託そうと押し付けるのか、とにかく過干渉な親が多いような気がする。
しかし、叱ってばかりでは子供は自信を失い、自己肯定感が低くなってしまう。これは大人の世界でも同じことだろう。
ほめ過ぎは良くないが、子供は適度にほめてその子の長所や潜在能力を伸ばしてやるのが結局子供にとっては一番良い方法なのではないだろうか。
思春期の子供を持つ親御さん達に一読をお勧めしたい一冊である。
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