まさに日本のジュリアーニとして近々選挙への出馬も噂される治安問題のエキスパート、最重要人物の著作として、治安悪化・青少年問題・バーチャル社会の弊害から子どもを守る研究会・青少年育成条例・環境犯罪学・歌舞伎町・暴走族対策・おやじの会…これらのテーマに少しでも関心のある人間ならば必ず目を通しておかなければならない一冊。
ここには決して国家権力がとか、警察がとか、ネオリベがといった大きなシステム、枠組みが日本を動かしたのではなく、竹花氏一人が動かしたといっても過言ではない(少なくとも竹花氏という本流に向かってさまざまな水脈が次々と合流し大河となって動かしていった)ことがわかります。竹花氏の感嘆するしかない驚異的なバイタリティ、熱情、善意がまさに地道な着実な活動(ネットで調べたNPOに連絡をとるなどの)を通じて小さな運動、組織をそれも民衆レベルから掬い上げ立ち上げ、大きく育て上げていくさまが詳細に描かれています。社会は一人の力によって変わりうること、そしてまさにある種の公僕の理想を体現する人物がいるということを知ることができます。
…たとえ、その諸活動に批判的であったとしても読み進めているうちに次第に自然と頭が下がる思いでいっぱいになります…それでも歯を食いしばって読むべき一冊と断言します。
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