タイトルだけを見ると他人にどう思われようが自分の道を突き進め!みたいに物凄く前向きな話かと思う人は多いと思いますが、本編では「あなたを嫌うかどうかはあなたの問題ではなく他人の問題である」というように述べられており、その後には「だからあなたにはどうすることも出来ない。他人に自分の評価を変えるよう働きかけるのは間違ったアプローチ」という内容が続くので嫌われる勇気というよりも「他人に嫌われないようにしようなんて無駄な事は辞めなさい」みたいなニュアンスです。
それよりもアドラー心理学の骨子とも言える目的論的な視点の部分を強調するような「あなたが不幸なのはあなたのせい」というタイトルの方がしっくりくるのではないかな。
ただこれだと日本人ウケは非常に悪いのでこのタイトルになったのだろうと邪推しますが。
本論で述べられている事は要するに「全てのことはあなたがそうあろうとして現にそうなってしまっているだけであり、今この瞬間にでもあなたは不幸のサングラスを外し幸せな世界を見ることができる」という事です。
本編でも触れられていますがこの考え方は今現在鬱や引きこもりで悩んでる人には劇薬ですし、そういう方の家族や周囲の人がこの本を読んで間違ったアプローチをしてしまうと余計拗れるだけなので注意が必要。
この本が向いているのはもともと外向的でストレスを抱えつつもなんとか出来てる人がさらに上手くやって行くためのものであり、内向的でナイーブな人、今現在対人関係の悩みに苦しんでいる人には勧められる本ではありません。
そういう方が間違ってこの本の内容通り行動してしまうと取り返しのつかないトラウマ(この本の中ではトラウマの存在自体を否定、批判しています)を負うことになるのでそういう方はフロイト系の心理学の方がオススメです。
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嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え 単行本(ソフトカバー) – 2013/12/13
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"「あの人」の期待を満たすために生きてはいけない――
【対人関係の悩み、人生の悩みを100%消し去る〝勇気〟の対話篇】
世界的にはフロイト、ユングと並ぶ心理学界の三大巨匠とされながら、日本国内では無名に近い存在のアルフレッド・アドラー。
「トラウマ」の存在を否定したうえで、「人間の悩みは、すべて対人関係の悩みである」と断言し、
対人関係を改善していくための具体的な方策を提示していくアドラー心理学は、
現代の日本にこそ必要な思想だと思われます。
本書では平易かつドラマチックにアドラーの教えを伝えるため、
哲学者と青年の対話篇形式によってその思想を解き明かしていきます。
著者は日本におけるアドラー心理学の第一人者(日本アドラー心理学会顧問)で、アドラーの著作も多数翻訳している岸見一郎氏と、
臨場感あふれるインタビュー原稿を得意とするライターの古賀史健氏。
対人関係に悩み、人生に悩むすべての人に贈る、「まったくあたらしい古典」です。
"
【対人関係の悩み、人生の悩みを100%消し去る〝勇気〟の対話篇】
世界的にはフロイト、ユングと並ぶ心理学界の三大巨匠とされながら、日本国内では無名に近い存在のアルフレッド・アドラー。
「トラウマ」の存在を否定したうえで、「人間の悩みは、すべて対人関係の悩みである」と断言し、
対人関係を改善していくための具体的な方策を提示していくアドラー心理学は、
現代の日本にこそ必要な思想だと思われます。
本書では平易かつドラマチックにアドラーの教えを伝えるため、
哲学者と青年の対話篇形式によってその思想を解き明かしていきます。
著者は日本におけるアドラー心理学の第一人者(日本アドラー心理学会顧問)で、アドラーの著作も多数翻訳している岸見一郎氏と、
臨場感あふれるインタビュー原稿を得意とするライターの古賀史健氏。
対人関係に悩み、人生に悩むすべての人に贈る、「まったくあたらしい古典」です。
"
- 本の長さ296ページ
- 言語日本語
- 出版社ダイヤモンド社
- 発売日2013/12/13
- ISBN-104478025819
- ISBN-13978-4478025819
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商品の説明
出版社からのコメント
フロイト、ユングと並ぶ心理学三大巨匠の一人、アドラー。日本では無名に近い存在ですが、欧米での人気は抜群で、多くの自己啓発書の源流ともなっています。本書では、アドラー心理学の第一人者である岸見一郎氏がライターの古賀史健氏とタッグを組み、哲学者と青年の対話篇形式で彼の思想を解き明かしていきます。
内容(「BOOK」データベースより)
本書は、フロイト、ユングと並び「心理学の三大巨頭」と称される、アルフレッド・アドラーの思想(アドラー心理学)を、「青年と哲人の対話篇」という物語形式を用いてまとめた一冊です。欧米で絶大な支持を誇るアドラー心理学は、「どうすれば人は幸せに生きることができるか」という哲学的な問いに、きわめてシンプルかつ具体的な“答え”を提示します。この世界のひとつの真理とも言うべき、アドラーの思想を知って、あなたのこれからの人生はどう変わるのか?もしくは、なにも変わらないのか…。さあ、青年と共に「扉」の先へと進みましょう―。
著者について
"岸見一郎 哲学者。1956年京都生まれ。京都大学大学院文学研究科博士課程満期退学。専門の西洋古代哲学、特にプラトン哲学と並行して、アドラー心理学を研究。日本アドラー心理学会認定カウンセラー・顧問。著書『アドラー心理学入門』など。
古賀史健 ライター/編集者。1973年福岡生まれ。1998年、出版社勤務を経てフリーに。これまでに80冊以上の書籍で構成・ライティングを担当し、数多くのベストセラーを手掛ける。20代の終わりに『アドラー心理学入門』(岸見一郎著)に大きな感銘を受け、10年越しで本企画を実現。"
古賀史健 ライター/編集者。1973年福岡生まれ。1998年、出版社勤務を経てフリーに。これまでに80冊以上の書籍で構成・ライティングを担当し、数多くのベストセラーを手掛ける。20代の終わりに『アドラー心理学入門』(岸見一郎著)に大きな感銘を受け、10年越しで本企画を実現。"
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
岸見/一郎
哲学者。1956年京都生まれ。京都大学大学院文学研究科博士課程満期退学。専門の哲学(西洋古代哲学、特にプラトン哲学)と並行して、1989年からアドラー心理学を研究。精力的にアドラー心理学や古代哲学の執筆・講演活動、そして精神科医院などで多くの“青年”のカウンセリングを行う。日本アドラー心理学会認定カウンセラー・顧問
古賀/史健
フリーランスライター。1973年生まれ。書籍のライティング(聞き書きスタイルの執筆)を専門とし、ビジネス書やノンフィクションで数多くのベストセラーを手掛ける。インタビュー原稿にも定評がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
哲学者。1956年京都生まれ。京都大学大学院文学研究科博士課程満期退学。専門の哲学(西洋古代哲学、特にプラトン哲学)と並行して、1989年からアドラー心理学を研究。精力的にアドラー心理学や古代哲学の執筆・講演活動、そして精神科医院などで多くの“青年”のカウンセリングを行う。日本アドラー心理学会認定カウンセラー・顧問
古賀/史健
フリーランスライター。1973年生まれ。書籍のライティング(聞き書きスタイルの執筆)を専門とし、ビジネス書やノンフィクションで数多くのベストセラーを手掛ける。インタビュー原稿にも定評がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
登録情報
- 出版社 : ダイヤモンド社 (2013/12/13)
- 発売日 : 2013/12/13
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 296ページ
- ISBN-10 : 4478025819
- ISBN-13 : 978-4478025819
- Amazon 売れ筋ランキング: - 69位本 (の売れ筋ランキングを見る本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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1956年、京都生まれ。京都大学大学院文学研究科博士課程満期退学(西洋古代哲学史専攻)。京都教育大学教育学部、奈良女子大学文学部(哲学・古代ギリシア語)、近大姫路大学看護学部、教育学部(生命倫理)非常勤講師、京都聖カタリナ高校看護専攻科(心理学)非常勤講師を歴任。専門の哲学に並行してアドラー心理学を研究、精力的に執筆・講演活動を行っている。
ライター。株式会社バトンズ代表。1973年福岡県生まれ。1998年、出版社勤務を経て独立。著書に『嫌われる勇気』(共著・岸見一郎)、『20歳の自分に受けさせたい文章講義』、『古賀史健がまとめた糸井重里のこと。』(共著・糸井重里)などがある。2014年、ビジネス書ライターの地位向上に大きく寄与したとして「ビジネス書大賞・審査員特別賞」受賞。2015年、ライターズ・カンパニーの株式会社バトンズを設立。
カスタマーレビュー
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星5つ中の4.4
10,420 件のグローバル評価
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とても勉強になる本です、アドラー心理学について物語形式で書いてありますとても読みやすいです!👍
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2018年10月30日に日本でレビュー済み
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3,197人のお客様がこれが役に立ったと考えています
役に立った
2018年9月29日に日本でレビュー済み
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本書を読む以前は、他者から嫌われるのを怖れる自分がいた。自分の言動に他者が反応するか気になって仕方がなかった。
しかし、課題の分離をすることで、自分がやるべきことをやった上で、それを他者がどう判断するかはコントロール不可能ということ、そしてコントロール不可能なものに囚われるのは人生の無駄であることに気づけた。他者は自分の期待を満たす為に生きている訳ではない、という言葉が頭に残っている。目的論、貢献感という点に関しても本書から得られた新しい気づきである。
今後は、他者の課題には踏み込まず、自分の課題にも他者を踏み込ませないことを決めた。他者は自分の期待を満たす為に生きている訳ではない。これは家族であっても恋人や友人であっても。自分も他者の期待を満たす生き方はしない。ここに気づかせてくれた良書である。
しかし、課題の分離をすることで、自分がやるべきことをやった上で、それを他者がどう判断するかはコントロール不可能ということ、そしてコントロール不可能なものに囚われるのは人生の無駄であることに気づけた。他者は自分の期待を満たす為に生きている訳ではない、という言葉が頭に残っている。目的論、貢献感という点に関しても本書から得られた新しい気づきである。
今後は、他者の課題には踏み込まず、自分の課題にも他者を踏み込ませないことを決めた。他者は自分の期待を満たす為に生きている訳ではない。これは家族であっても恋人や友人であっても。自分も他者の期待を満たす生き方はしない。ここに気づかせてくれた良書である。
2020年6月19日に日本でレビュー済み
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一時期話題になって出版されてすぐに読んだことがあったのですが、最近、友人との会話でこの本のことが話題にあがったものの全く内容が思い出せなかったので読み直してみました。
が、内容が思い出せない理由がわかりました。
結論から言うと、本書は弱った人の心につけこむ宗教のようなもの。依存体質の方は読まないことを強くオススメします。また、トラウマで悩んでおられる方、精神疾患をかかえる方も自尊心をひどく傷つけられる可能性があるので読まないことをオススメします。
そもそもどの層をターゲットにした書籍なのかよくわかりません。アドラー心理学を学びたい方向けでもないでしょう。アドラー心理学に関しては内容が浅すぎます。この書籍は筆者のマスターベーションだと思いました。
この本が売れたのはタイトルのおかげだと思います。それだけ日本人が他人から嫌われたくない、けど人間関係が煩わしいと思っていることの表れだと思います。
内容としてはアドラー心理学をマスターし実践している哲学者と、そのもとを訪ねた、劣等感をかかえ人間関係に悩むどこにでもいるような若者との対話形式でアドラー心理学が語られていきます。
・アドラー心理学ではトラウマを明確に否定する
・過去と現在の自分は関係がない(アドラー心理学では原因があり結果があるとは考えない)
と、この本では語られています。
機能不全家族のもとで育った人間としてはどうにも腑に落ちません。
やや極論ではありますが、「トラウマや精神疾患を理由にしてるやつは甘えてるだけ」というのが筆者の主張だと思います。まぁ、本の中ではここまでストレートには語っていませんが、私は大体そういうことだと解釈しました。言い方はどうであれ、こういった主張はトラウマや精神疾患をかかえている人が読めば傷つくでしょう。
筆者自身が自己肯定感が低く、逃避行動の結果としてアドラー心理学という原理原則に縛られている、それによって優越感を得ているという可能性もあると思います。
筆者(哲学者)が「アドラー心理学こそこの世の真理!」と、ゴリ押ししてくるので、自分の考えを持たない人、他人に流されやすい方は読まない方がいいです。特に精神疾患のある方などは、アドラー心理学が正しいがどうかはさておき危険な思想だと思います。そもそもこの本が語っていることが筆者の思想なのか、アドラー心理学なのか、アドラー心理学を筆者が解釈したものを語っているのかすらわかりません。
ワラにもすがる思いの、弱った他人の心につけこんでくるさまは、悪徳商法に似ている気がしました。
最終的に若者が言いくるめられるさまは、まるで高額な幸運のツボを買わされる詐欺を見ているかのよう。
最後の方で、「いま、ここを生きる」みたいなどこかで聞いたようなスピリチュアルなフレーズが出てきますが、アドラー心理学を勉強した身でない自分からするとアドラーが本当にそう言ったのか、筆者がアドラー心理学をそう解釈して話しているのかが定かではありません。ですので、本当にアドラー心理学を学びたい方はこの本ではなく、別のもっと専門的な書物を読んだほうがいいと思います。
それと、対等でロジカルな対話に見せかけて、哲学者と若者の立場は明らかに対等ではない(若者は悩み、救いを求めている)ので、十分な議論がなされず、哲学者が一方的に思想を語っているように見えます。その結果、哲学者の話が飛躍するので、論理的な対話を期待して読んでいる第三者からすると「???」となります。
最終的に若者は納得したようですが、読んでいる側としては「おいおい、オマエ本当にそれで納得したのか?!」と、無理矢理感が否めず読後に非常にモヤモヤした感じが残りました。
また、「普通であることは無能ではない」「わざわざ自分の優越性を誇示する必要などない」と哲学者が語りますが、アドラー心理学を語る哲学者が自分の優越性を誇示しているように映るという矛盾を感じました。
この本のように「なにか一つのことが正しい」という思想は危険だと思います。
ですが、心の弱った方、挫折して何か確かなものが欲しいと考える方は、本書のように「この思想こそが正しい!」と自信たっぷりに語られると、「あぁ、そうなんだ」と思わされてしまうものです。逃避行動、依存の対象となりうるので、再三言いますが心が弱っている方、何かに救いを求める方は読まないように。トラウマをかかえている方、精神疾患をかかえて苦しんでいる方はもっと読まないように。
売れてるみたいですが、この本は読むだけお金と時間の無駄です。
が、内容が思い出せない理由がわかりました。
結論から言うと、本書は弱った人の心につけこむ宗教のようなもの。依存体質の方は読まないことを強くオススメします。また、トラウマで悩んでおられる方、精神疾患をかかえる方も自尊心をひどく傷つけられる可能性があるので読まないことをオススメします。
そもそもどの層をターゲットにした書籍なのかよくわかりません。アドラー心理学を学びたい方向けでもないでしょう。アドラー心理学に関しては内容が浅すぎます。この書籍は筆者のマスターベーションだと思いました。
この本が売れたのはタイトルのおかげだと思います。それだけ日本人が他人から嫌われたくない、けど人間関係が煩わしいと思っていることの表れだと思います。
内容としてはアドラー心理学をマスターし実践している哲学者と、そのもとを訪ねた、劣等感をかかえ人間関係に悩むどこにでもいるような若者との対話形式でアドラー心理学が語られていきます。
・アドラー心理学ではトラウマを明確に否定する
・過去と現在の自分は関係がない(アドラー心理学では原因があり結果があるとは考えない)
と、この本では語られています。
機能不全家族のもとで育った人間としてはどうにも腑に落ちません。
やや極論ではありますが、「トラウマや精神疾患を理由にしてるやつは甘えてるだけ」というのが筆者の主張だと思います。まぁ、本の中ではここまでストレートには語っていませんが、私は大体そういうことだと解釈しました。言い方はどうであれ、こういった主張はトラウマや精神疾患をかかえている人が読めば傷つくでしょう。
筆者自身が自己肯定感が低く、逃避行動の結果としてアドラー心理学という原理原則に縛られている、それによって優越感を得ているという可能性もあると思います。
筆者(哲学者)が「アドラー心理学こそこの世の真理!」と、ゴリ押ししてくるので、自分の考えを持たない人、他人に流されやすい方は読まない方がいいです。特に精神疾患のある方などは、アドラー心理学が正しいがどうかはさておき危険な思想だと思います。そもそもこの本が語っていることが筆者の思想なのか、アドラー心理学なのか、アドラー心理学を筆者が解釈したものを語っているのかすらわかりません。
ワラにもすがる思いの、弱った他人の心につけこんでくるさまは、悪徳商法に似ている気がしました。
最終的に若者が言いくるめられるさまは、まるで高額な幸運のツボを買わされる詐欺を見ているかのよう。
最後の方で、「いま、ここを生きる」みたいなどこかで聞いたようなスピリチュアルなフレーズが出てきますが、アドラー心理学を勉強した身でない自分からするとアドラーが本当にそう言ったのか、筆者がアドラー心理学をそう解釈して話しているのかが定かではありません。ですので、本当にアドラー心理学を学びたい方はこの本ではなく、別のもっと専門的な書物を読んだほうがいいと思います。
それと、対等でロジカルな対話に見せかけて、哲学者と若者の立場は明らかに対等ではない(若者は悩み、救いを求めている)ので、十分な議論がなされず、哲学者が一方的に思想を語っているように見えます。その結果、哲学者の話が飛躍するので、論理的な対話を期待して読んでいる第三者からすると「???」となります。
最終的に若者は納得したようですが、読んでいる側としては「おいおい、オマエ本当にそれで納得したのか?!」と、無理矢理感が否めず読後に非常にモヤモヤした感じが残りました。
また、「普通であることは無能ではない」「わざわざ自分の優越性を誇示する必要などない」と哲学者が語りますが、アドラー心理学を語る哲学者が自分の優越性を誇示しているように映るという矛盾を感じました。
この本のように「なにか一つのことが正しい」という思想は危険だと思います。
ですが、心の弱った方、挫折して何か確かなものが欲しいと考える方は、本書のように「この思想こそが正しい!」と自信たっぷりに語られると、「あぁ、そうなんだ」と思わされてしまうものです。逃避行動、依存の対象となりうるので、再三言いますが心が弱っている方、何かに救いを求める方は読まないように。トラウマをかかえている方、精神疾患をかかえて苦しんでいる方はもっと読まないように。
売れてるみたいですが、この本は読むだけお金と時間の無駄です。
2018年11月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
僕は、承認欲求に苦しんでいましたが、この本で救われました。
何をしても、満たされない。
SNSなどに、他人からの承認欲求を求めてしまうなど、、そんなことに悩まされていました。
この本を読んで、そんなしがらみからも解放されました。
同じ悩みを持っている方に、是非、一読をお勧めしたいです。
ほかのアドラー本も読みましたが、そのエッセンスも、この本には、凝縮され、わかりやすい点も、魅力的です。
僕を変えてくれた一冊です。
こうしたレビュー書いたことがありませんでしたが、僕が感じていた同じ悩みのある方に、一助となればと思い、コメントいたしました。
何をしても、満たされない。
SNSなどに、他人からの承認欲求を求めてしまうなど、、そんなことに悩まされていました。
この本を読んで、そんなしがらみからも解放されました。
同じ悩みを持っている方に、是非、一読をお勧めしたいです。
ほかのアドラー本も読みましたが、そのエッセンスも、この本には、凝縮され、わかりやすい点も、魅力的です。
僕を変えてくれた一冊です。
こうしたレビュー書いたことがありませんでしたが、僕が感じていた同じ悩みのある方に、一助となればと思い、コメントいたしました。
2018年11月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
レビューの数が2000を超えている事に興味を持ち購入しました。
内容には全て納得のいきましたが、これを日本人の感性で受け止められるのか
かなり難しいのではないかと思います。
他者がいて自分が成り立つと思う感性は、ある意味日本人を世界に押し上げてきた
原動力であるようにおもいます。
それが、欧米や東南アジアの個人主義が発達している国の人達には新鮮で
興味深く、日本への旅行、観光、留学を促しているのではと思うのです。
日本人全体で俯瞰した時はそうなのですが、日本人個人はこの社会に疲れて
来ているのではないでしょうか?
その答えの一部がアドラーの中にあるように思います。
逆に今までアドラーが知られなかった理由もそこにあるような気がします。
内容には全て納得のいきましたが、これを日本人の感性で受け止められるのか
かなり難しいのではないかと思います。
他者がいて自分が成り立つと思う感性は、ある意味日本人を世界に押し上げてきた
原動力であるようにおもいます。
それが、欧米や東南アジアの個人主義が発達している国の人達には新鮮で
興味深く、日本への旅行、観光、留学を促しているのではと思うのです。
日本人全体で俯瞰した時はそうなのですが、日本人個人はこの社会に疲れて
来ているのではないでしょうか?
その答えの一部がアドラーの中にあるように思います。
逆に今までアドラーが知られなかった理由もそこにあるような気がします。
他の国からのトップレビュー

S
5つ星のうち5.0
The book is awesome.
2018年12月15日にアメリカ合衆国でレビュー済みAmazonで購入
Now I live in America to study abroad. And I really want to read Japanese book, I choose this one. It make me courage. The books sometimes helped me.