NHKラジオ第一「ラジオ文芸館」の伊藤健三アナウンサーの「語り」で、浅田次郎氏の「オリンポスの聖女」を、2月28日(土)に聴きました。
家業を継いだ主人公が、30年前の恋を思い出し、旅先のオーストラリア、大道芸人たちの中、白い石造を演じる彼女の姿、視線の中に、以心伝心と、すべてを感じ取る心の機微の描写に心が惹かれました。
繊細な思い、人生のボタンを掛け違ったような二人だけど、それぞれの大切な心の支えが、しみじみと味わい深く、物語られている小説です。
本編が収録されている『姫椿』を購入しました。
菅原洋一の名曲「知りたくないの」を聴きながら、現在、過去、未来と「オリンポスの聖女」の場面が脳裏によみがえります。
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姫椿 (文春文庫) 文庫 – 2003/9/2
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ペットに死なれた独身OL、不況で死に場所を探す経営者、妻に先立たれた大学教師……。凍てついた心を優しく包む八つの物語――
- 本の長さ317ページ
- 言語日本語
- 出版社文藝春秋
- 発売日2003/9/2
- ISBN-104167646048
- ISBN-13978-4167646042
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商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
飼い猫が死んでしまったOL、経営に行き詰まり、死に場所を探す社長、三十年前に別れた恋人への絶ち難い思いを心に秘めた男、妻に先立たれ、思い出の競馬場に通う大学助教授…。凍てついた心を抱えながら日々を暮す人々に、冬の日溜りにも似た微かなぬくもりが、舞い降りる。魂を揺さぶる全八篇の短篇集。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
浅田/次郎
1951(昭和26)年、東京生まれ。著書に「地下鉄(メトロ)に乗って」(第16回吉川英治文学新人賞)「鉄道員(ぽっぽや)」(第117回直木賞)「壬生義士伝」(第13回柴田錬三郎賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
1951(昭和26)年、東京生まれ。著書に「地下鉄(メトロ)に乗って」(第16回吉川英治文学新人賞)「鉄道員(ぽっぽや)」(第117回直木賞)「壬生義士伝」(第13回柴田錬三郎賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
登録情報
- 出版社 : 文藝春秋; 初版 (2003/9/2)
- 発売日 : 2003/9/2
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 317ページ
- ISBN-10 : 4167646048
- ISBN-13 : 978-4167646042
- Amazon 売れ筋ランキング: - 126,986位本 (の売れ筋ランキングを見る本)
- - 1,923位文春文庫
- - 4,719位日本文学
- - 14,514位ノンフィクション (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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1951年、東京都出身。1995年『地下鉄に乗って』で吉川英治文学新人賞、1997年『鉄道員』で直木賞、2000年『壬生義士伝』で柴田錬三郎賞、2006年『お腹召しませ』で中央公論文芸賞と司馬遼太郎賞、2008年『中原の虹』で吉川英治文学賞を、それぞれ受賞(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 終わらざる夏 上 (ISBN-13: 978-4087713466 )』が刊行された当時に掲載されていたものです)
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2004年5月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
“姫椿?何、それ?”ということで買いました。いろいろな人の日常を切り口に“生きる”っていうことを考えさせられる短編集です。(でも重くないですよ~。)浅田さんの主な主題は“誠実に生きていれば悪いことばっかりでもないよ。明日を信じてみようよ。”とっても優しいのです。ちょっと辛口の大人のメルヘンでもあり、ファンタジーです。どのお話も先が気になり一気に読んでしまいました。背筋が思わずピンと伸びる“マダムの喉仏”、お洒落で温かい余韻を残す“永遠の緑”が好きです。主人公たちの生きている世界が一風変わっていて、それも気に入っています。
2003年9月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「シエ」「オリンポスの聖女」「永遠の緑」にちょっと泣いて、「姫椿」に安堵して、「再会」と「トラブル・メーカー」と「零下の災厄」に驚いて。
特に「シエ」と「永遠の緑」がすごくいい。前者はどんな人にも温かく見守ってくれる人がいること、心がとても温まる、いい話です。
後者は、私も競馬をやっているのでうんうん頷きながら読みました。そして、「(パパは)ママを愛しているんです」という言葉に涙が出ました。人間関係って、不思議ですね。絶対エバーグリーンが一着です。
読み終わって、「不幸の分だけ、ちゃんと幸せになれるよ。ほんとだよ。」と書かれた帯に、不思議と目頭が熱くなり、鼻がツーンとしました。
特に「シエ」と「永遠の緑」がすごくいい。前者はどんな人にも温かく見守ってくれる人がいること、心がとても温まる、いい話です。
後者は、私も競馬をやっているのでうんうん頷きながら読みました。そして、「(パパは)ママを愛しているんです」という言葉に涙が出ました。人間関係って、不思議ですね。絶対エバーグリーンが一着です。
読み終わって、「不幸の分だけ、ちゃんと幸せになれるよ。ほんとだよ。」と書かれた帯に、不思議と目頭が熱くなり、鼻がツーンとしました。