難しい言葉が並んで読みにくいのかなーと感じていたが、言葉も噛み砕いてくれて分かりやすく書かれていたのでいい意味で期待を裏切ってくれました。
IT系以外の職種の人でも楽しく読めると思います。とくに、アイデアを必須とした職業に就いて方は読んだ方がいいです。
著者の暦本純一さんは、"スマートスキン"という
アイデアを形にし世に出した強烈に凄い人。
スマホ画面を2本の指で操作する時に、テキストや写真を大きくしたり小さくしたりすると思うのですが、その技術のことを"スマートスキン"と言います。
世の中の価値基準に従っていては、世界が驚くアイデアは生まれないと語られています。そうではなく、【自分のおもしろい】【自分のやりたいこと】【自分の好きなこと】をベースにして生み出していった方がいいということです。そうすることによって、誰も予測できないようなアイデアが生まれ、世界がワクワクし世界を変えられると。
その筆頭が、誰もが使っているiphone。
アイデアだけでなく、行動すること手を動かすことの重要性についても語られていまして、とくに心に響いたのが『政治家になりたければ真っ先に出馬しろ』というものです。そうすることで、必要なことやものがイヤでも分かるので、とりあえず出馬することが大事。右往左往するのではなく、真っ直ぐに欲しいものを取りに行けと。確かにそうだなと思います。準備ばかりで、何も行動に移さない人が大半のなかこの言葉にはかなり心が踊りました。
とりあえず、手を動かせ。動かせながら考えろ。一つや二つではなく、数を打て!
他にも、SFでの世界が現実になる時がもうすでに迫っているなどと語られていて、脳とインターネットを繋ぐ世界、脳と脳を繋ぐ世界などの話しは、心配の感情が出た反面かなりワクワクもしました。
SF映画が好きな方でも楽しめる本ではないでしょうか。
仕事に行き詰まったり、人生が苦しく感じられた時には、また読み返したいと思います。
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