僕がこの本を初めて読んだのは十二年程前で、そのときは読みにくい本だなぁ、って思いました。ちょうど同年代が大学生をしている頃、僕はニートをしていたけれどそのとき暇を持て余して読んだのがこれでした。
大学読書人大賞と書いてあるその時期に読んで全くわかりませんでした。
愛だの恋だの祈りだの全くわかんなかった。
それから二年くらいして、大学に入り恋人と一緒に暮らすようになり、そして、その一年後にその恋人は自ら命を絶ち、大学卒業して気付けば僧侶になっていて、七つ年上だった恋人の年齢を超えて十回忌に当たる今年に読み返しました。
愛は祈りで僕は相も変わらず祈ってるな、今の立場とか宗教とか関係なく、と思いました。
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