弟が行方不明になった過去を持つ花の前に不可思議な事件が。
弟の事件がきっかけに花は重度の「少年アレルギー」と当時の記憶が欠如してしまう。花は高校1年生の女の子!今日も遅刻です。
教室では今話題の行方不明の高校生の話で盛り上がっている。「最果てノ国」へ連れて行かれたのだと・・!
「最果てノ国」とは童謡で世界中に物証もある異邦人(エトランゼ)が住む国で「悪い子は連れていかれるよ」と親が子どものしつけに使うあたりはどこの世界でも一緒なんだと、親しみやすい話の流れにすごく共感を受けました。
花が学校に着き教室に入ろうとした時に事件が起こる。
急に誰かに口を塞がれ「契約(コントラクト)」と囁かれ首筋に何かを感じる。男は左の鎖骨に吸いつくようなキスをし、花は初めての感触に敏感になってしまう。
振り向くと小さな男の子が居て凪と名乗ったが人の気配に3階から飛び降り消えるのであった。
花の幼馴染のユキヒロに学校は連絡をしたのだ。
ユキヒロは警察庁の管轄の特別対策班の刑事で異邦人による誘拐事件の捜査をしていた。花の弟が消えた時に一緒にいて助けられなかった事を悔やみ刑事に。花は3年前に記憶を取り戻し異邦人につき調査をしていたのだ。
花とユキヒロの気持ちがすごく伝わってき心が痛みました。
凪に気に入られ花も異邦人の世界が知りたく凪の世話をし一緒に一夜をともす。凪はキスで契約をし時間がくると大人の姿になってしまう(大人の姿が本当なのだが花は知らない)凪は異邦人が人を誘拐していることに納得しておらず主犯のヴァニラを探すが花が先に接触してしまい危機になる。
ユキヒロに凪の正体もばれたが協力しヴァニラの術中にはまるも花を助けたのだが・・
凪に芽生えた愛情と花を大事にしているユキヒロとの駆け引きも面白く展開も良く楽しめました。
他の作品も読んでみたいな、と期待しています。
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