この商品をお持ちですか?
マーケットプレイスに出品する

無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません 。詳細はこちら
Kindle Cloud Readerを使い、ブラウザですぐに読むことができます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
奇跡の四国遍路 (中公新書ラクレ) 新書 – 2018/3/7
購入を強化する
二〇一七年四月初旬、俳人の黛まどかさんは、総行程一四〇〇キロに及ぶ四国八十八か所巡礼に旅立った。全札所を徒歩で回る「歩き遍路」である。美しくも厳しい四国の山野を、施しを受け、ぼろ切れのようになりながら歩き継ぐ。倒れ込むようにして到着した宿では、懸命に日記を付け、俳句を作った。次々と訪れる不思議な出来事や奇跡的な出会い。お遍路の果てに黛さんがつかんだものとは。情報学者・西垣通氏との白熱の巡礼問答を収載。
本文より――
○つぎつぎと青きを踏んで遍路発つ
○鐘ひとつ撞いて朧を広げたり
○舞ふやうに吹かるるやうに夕蛍
○道しるべ滴る山を指しにけり
本文より――
○つぎつぎと青きを踏んで遍路発つ
○鐘ひとつ撞いて朧を広げたり
○舞ふやうに吹かるるやうに夕蛍
○道しるべ滴る山を指しにけり
- 本の長さ256ページ
- 言語日本語
- 出版社中央公論新社
- 発売日2018/3/7
- ISBN-104121506146
- ISBN-13978-4121506146
この商品を見た後に買っているのは?
ページ: 1 / 1 最初に戻るページ: 1 / 1
商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
二〇一七年四月初旬、著者は、総行程一四〇〇キロに及ぶ四国八十八か所巡礼に旅立った。全札所を徒歩で回る「歩き遍路」である。美しくも厳しい四国の山野を、施しを受け、ぼろ切れのようになりながら歩き継ぐ。倒れ込むようにして到着した宿では、懸命に日記を付け、俳句を作った。次々と訪れる不思議な出来事や奇跡的な出会い。お遍路の果てに著者がつかんだものとは。情報学者・西垣通氏との白熱の巡礼問答を収載。
著者について
1962年、神奈川県生まれ。俳人。1999年スペイン・サンティアゴ巡礼道、2001~2002年釜山からソウルまで、2017年に四国遍路を踏破。俳句における「身体性」を追求している。現在、北里大学・京都橘大学・昭和女子大学客員教授。著書に『引き算の美学』『てっぺんの星』他多数。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
黛/まどか
1962年、神奈川県生まれ。俳人。1999年スペイン・サンティアゴ巡礼道、2001~2002年釜山からソウルまで、2017年に四国遍路を踏破。俳句における「身体性」を追求している。北里大学・京都橘大学・昭和女子大学客員教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
1962年、神奈川県生まれ。俳人。1999年スペイン・サンティアゴ巡礼道、2001~2002年釜山からソウルまで、2017年に四国遍路を踏破。俳句における「身体性」を追求している。北里大学・京都橘大学・昭和女子大学客員教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。

著者の本をもっと発見したり、よく似た著者を見つけたり、著者のブログを読んだりしましょう
カスタマーレビュー
5つ星のうち4.4
星5つ中の4.4
39 件のグローバル評価
評価はどのように計算されますか?
全体的な星の評価と星ごとの割合の内訳を計算するために、単純な平均は使用されません。その代わり、レビューの日時がどれだけ新しいかや、レビューアーがAmazonで商品を購入したかどうかなどが考慮されます。また、レビューを分析して信頼性が検証されます。
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
ベスト1000レビュアー
Amazonで購入
歩き遍路は、なかなかできない。しかも、一気に八十八箇所回る
「通し打ち」は体力的にもむずかしいし、何よりそういうまとまった時間も取れない。
俳人としてある程度の余裕があるからできたともいえる。
しかし読み進むと、遍路を始める前のトレーニングの話や、
歩き遍路の人と触れ合いなど、かなり中身は深くて濃い。
とくにこの触れ合いのエピソードの多さは、本書の大きな特長だろう。
いろいろな出会いや神秘的な経験など、まさに「奇跡」だったとも言う。
かつて山頭火にしても芭蕉にしても、歩いて俳句をつくった。
海に出て風に揉まるる遍路笠 まどか
黛まどかの俳句は、俳句の王道からは少し違うところにあると思う。
しかしこうした句は、彼女の俳句とは思えないほど、どっしりとしている。
この経験が、俳人としての今後にも生きてくるはずだ。好著
「通し打ち」は体力的にもむずかしいし、何よりそういうまとまった時間も取れない。
俳人としてある程度の余裕があるからできたともいえる。
しかし読み進むと、遍路を始める前のトレーニングの話や、
歩き遍路の人と触れ合いなど、かなり中身は深くて濃い。
とくにこの触れ合いのエピソードの多さは、本書の大きな特長だろう。
いろいろな出会いや神秘的な経験など、まさに「奇跡」だったとも言う。
かつて山頭火にしても芭蕉にしても、歩いて俳句をつくった。
海に出て風に揉まるる遍路笠 まどか
黛まどかの俳句は、俳句の王道からは少し違うところにあると思う。
しかしこうした句は、彼女の俳句とは思えないほど、どっしりとしている。
この経験が、俳人としての今後にも生きてくるはずだ。好著
2018年5月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
まさに一期一会の連続の遍路に引き込まれました。作者にしか伝えれなかったと思われる火葬場のおじさんの言葉、また、何かが友人の母の死に顔に間に合わせたのか、遍路の深淵を思わせる『奇跡の遍路』が巡っていく。『数え切れない一期一会が点から線になり、、、』縁、円が果てしなく続いていく。はるか昔から大勢のお遍路さんを惹きつけるものが何なのか、少し腑に落ちた気がする。季節感や自然に生み出される感情が爽やかな俳句で表現され、何度も口に出してみたくなる。この本に出会えた縁を大切にしていきたい。
2020年2月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
88ヶ所も巡る旅なので、読むのが次第にしんどくなるだろなあと思いつつ読み進めると、著者の強靭な足取りや、人々とのほんわかする触れあいに力が湧いてきました。
しかし、お遍路って1400㎞もあるんですね…知らなかったです。
著者も書かれていましたし、また容易に想像もつきますが、歩き遍路を完歩するには、それ相当の理由が必要だと書かれていました。供養のためとか。
終盤になって、空海さんが著者の夢枕に出てきたり、参拝によるご先祖供養がしっかり届いていると思われる場面では涙が出てきました。
俳人の感性に触れられますし、お遍路も疑似体験できますし、とてもよい本でした。
しかし、お遍路って1400㎞もあるんですね…知らなかったです。
著者も書かれていましたし、また容易に想像もつきますが、歩き遍路を完歩するには、それ相当の理由が必要だと書かれていました。供養のためとか。
終盤になって、空海さんが著者の夢枕に出てきたり、参拝によるご先祖供養がしっかり届いていると思われる場面では涙が出てきました。
俳人の感性に触れられますし、お遍路も疑似体験できますし、とてもよい本でした。