「失敗は成功の母」という言葉は皆知っているが、失敗情報は隠したがるのが人間の性であり、失敗から学ぶということは実はあまり実行されていないことを筆者は体系的に説明する。失敗関連の著作と言えば『失敗の本質』が有名であるが、同書が組織論的観点から日本的組織の問題点を指摘していたのに対し、本書は、「失敗」とは何かというそもそも論から分析を進めているものであり、両者の切り口は全く異なる。技術者としてのバックグラウンドを有する筆者の面目躍如であろう。
筆者の主張で特に印象に残ったのは以下の点である。
・失敗した人がどんなことを考えていたかという第一人称の情報を共有することが重要。
・失敗を受け入れる素地があると人は大きく成長する。
・アイディアは、瞬間的かつ同時に沢山のものが論理性も無くバラバラに現れる。これらを結び付け、脈絡を持たせる作業が大事。
・責任追及と原因究明を分離。米国のような司法取引が有効。
・失敗を予兆できたにも関わらず失敗を犯した者に対する懲罰的賠償制度も効果的。
これから仕事をしていく上でのヒントにしていきたい。
- 【*期間限定なし*この商品の特典】Amazon.co.jpが販売する【A】SUUMO住宅情報誌と【B】対象の本をまとめて同時にご購入いただくと、注文確定時に合計金額から最大370円OFFに。詳しくは こちら 詳細はこちら (細則もこちらからご覧いただけます)
- 本商品を含み合計¥400以上ご購入いただきますと、Amazonパントリーの購入にご使用いただける200円OFFクーポンをプレゼント。別途、クーポンコードをお届けするためにメールが送信されますので、ご了承の上ご購入ください。 キャンペーンページはこちら 販売元: Amazon.co.jp。 詳細はこちら (細則もこちらからご覧いただけます)