ノンフィクション感が生々しい。
筆者自身の失敗を活かし、引きずらずに、どう活かしていけば良いのかが書かれたもの。
『えっ、ここまで書いてよいの?』と思うぐらいに具体的で、ドキュメンタリーとしてもリアル。
失敗を"しないため"にではなく"起きた失敗"をどう切り替え、どのように活かしていけばよいかに重点が置かれているのが、とても実践的で嬉しかった。
一つの習慣に対して、すべて見開き2ページにまとめられていて読みやすい分、もっと読みたいという気持ちが残る。ただ、気づきを得る上では申し分ない。
失敗という題材ではあるが、決して暗くなるような話ではなかった。
むしろ自分にもできると、ヤル気がでるような話が多く、あとがきでも伏線を回収しているように思えて、ほんとに感動した。
いままでビジネス書で、こんな気持ちになったことはない。続編があれば読みたいくらい。
失敗を「はね返す人」と「引きずる人」の習慣 (アスカビジネス) (日本語) 単行本(ソフトカバー) – 2019/9/10
並木 秀陸
(著)
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本の長さ238ページ
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言語日本語
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出版社明日香出版社
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発売日2019/9/10
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ISBN-104756920489
-
ISBN-13978-4756920485
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商品の説明
出版社からのコメント
著者の体験から語られる「失敗を活かす成功法則」、非常に興味深いですよ!
憧れの会社に入社して3カ月後に会社を辞めざるを得なくなり、
まったくのゼロからの挑戦で、たびたび失敗を味わうことになりますが、
見事な方向転換で、今や予備校の人気講師&社労士として活躍されています。
「挑戦したい! 」と思う方は、ぜひ一読してみてください!
憧れの会社に入社して3カ月後に会社を辞めざるを得なくなり、
まったくのゼロからの挑戦で、たびたび失敗を味わうことになりますが、
見事な方向転換で、今や予備校の人気講師&社労士として活躍されています。
「挑戦したい! 」と思う方は、ぜひ一読してみてください!
内容(「BOOK」データベースより)
その挫折や失敗が大成長につながる!リベンジ合格を果たせたり、窮地から復活できる人はこんな発想の転換や習慣を大事にしている!
著者について
東京都生まれ。大手広告会社に入社するも、わずか3ヶ月で同僚をかばい上司と大ゲンカして退社。
無資格・無職のどん底状態を経験する。
一念発起して、司法試験を目指す。
司法試験予備校に、なけなしの100万円を支払い受講するも、質の低い講義に挫折し、独学を余儀なくされる。
図書館や駐車場などで費用をかけずに孤独に勉強するなか、多くの資格を短期に一発合格で取得。
勉強法の確立とともに、失敗を糧に成功をつかむには「切り替え方」が大事だと気づく。
質の低い資格予備校講義を受けたという苦い経験から、大手予備校の講師となる。
その後独立し、ナルミナスキャリア株式会社(講師23名、事務職員12名)代表として、同社を経営する。
現在も経営の傍ら、現場で自ら講義を担当し、現場感覚を磨き続けて、講師業にも情熱を注ぎ、
日々不合格だった受験生がいかに次合格するのかという悩みに対し、
「切り替える技術」を伝授し、合格に導いている。
また自ら代表として、社労士総合オフィスナミキを経営し、
人事労務(働き方)の専門家として 、年間200件以上の社労士業務に関わり、
自ら体をはって「現場」に赴き経営者の悩みや失敗の解決にあたり、成果を出している。
司法書士・社会保険労務士・行政書士・宅地建物取引士・貸金業務取扱主任者・
FP技能士・マンション管理士・管理業務主任者など様々な国家資格を持つエキスパート。
著書に、『捨てる勉強法 試験は参考書の3割で一発合格できる! 』
『脳にこじつけて いつでも引き出す記憶術』(以上、明日香出版社)など。
無資格・無職のどん底状態を経験する。
一念発起して、司法試験を目指す。
司法試験予備校に、なけなしの100万円を支払い受講するも、質の低い講義に挫折し、独学を余儀なくされる。
図書館や駐車場などで費用をかけずに孤独に勉強するなか、多くの資格を短期に一発合格で取得。
勉強法の確立とともに、失敗を糧に成功をつかむには「切り替え方」が大事だと気づく。
質の低い資格予備校講義を受けたという苦い経験から、大手予備校の講師となる。
その後独立し、ナルミナスキャリア株式会社(講師23名、事務職員12名)代表として、同社を経営する。
現在も経営の傍ら、現場で自ら講義を担当し、現場感覚を磨き続けて、講師業にも情熱を注ぎ、
日々不合格だった受験生がいかに次合格するのかという悩みに対し、
「切り替える技術」を伝授し、合格に導いている。
また自ら代表として、社労士総合オフィスナミキを経営し、
人事労務(働き方)の専門家として 、年間200件以上の社労士業務に関わり、
自ら体をはって「現場」に赴き経営者の悩みや失敗の解決にあたり、成果を出している。
司法書士・社会保険労務士・行政書士・宅地建物取引士・貸金業務取扱主任者・
FP技能士・マンション管理士・管理業務主任者など様々な国家資格を持つエキスパート。
著書に、『捨てる勉強法 試験は参考書の3割で一発合格できる! 』
『脳にこじつけて いつでも引き出す記憶術』(以上、明日香出版社)など。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
並木/秀陸
東京都生まれ。大手広告会社に入社するも、わずか3ヶ月で退社。費用をかけずに孤独に勉強するなか、多くの資格を短期に一発合格で取得。大手予備校の講師となる。その後独立し、ナルミナスキャリア株式会社(講師23名、事務職員12名)代表として、同社を経営する。現在も経営の傍ら、現場で自ら講義を担当。また自ら代表として、社労士総合オフィスナミキを経営し、人事労務(働き方)の専門家として、年間200件以上の社労士業務に関わる。司法書士・社会保険労務士・行政書士・宅地建物取引士・貸金業務取扱主任者・FP技能士・マンション管理士・管理業務主任者など様々な国家資格を持つ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
東京都生まれ。大手広告会社に入社するも、わずか3ヶ月で退社。費用をかけずに孤独に勉強するなか、多くの資格を短期に一発合格で取得。大手予備校の講師となる。その後独立し、ナルミナスキャリア株式会社(講師23名、事務職員12名)代表として、同社を経営する。現在も経営の傍ら、現場で自ら講義を担当。また自ら代表として、社労士総合オフィスナミキを経営し、人事労務(働き方)の専門家として、年間200件以上の社労士業務に関わる。司法書士・社会保険労務士・行政書士・宅地建物取引士・貸金業務取扱主任者・FP技能士・マンション管理士・管理業務主任者など様々な国家資格を持つ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
登録情報
- 出版社 : 明日香出版社 (2019/9/10)
- 発売日 : 2019/9/10
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 238ページ
- ISBN-10 : 4756920489
- ISBN-13 : 978-4756920485
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Amazon 売れ筋ランキング:
- 112,974位本 (の売れ筋ランキングを見る本)
- - 343位ビジネスライフ (本)
- - 865位仕事術・整理法
- - 4,639位人生論・教訓
- カスタマーレビュー:
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カスタマーレビュー
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上位レビュー、対象国: 日本
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2019年9月28日に日本でレビュー済み
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Amazonで購入
6人のお客様がこれが役に立ったと考えています
役に立った
2019年9月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
タイトルのとおり、二種類の相反するタイプをあらゆる角度(50の切り口)から比較し、
はね返す人とはどのような考え方や行動を取るのかを示しながら、
はね返すためのキッカケ、ヒントをたくさん提示してくれている。
自らを見直すキッカケが欲しい人にとっては、必ずいくつかは心に響く項目があるはず。
私は、900万円の話が衝撃的でした。
人間関係、仕事に不満を持ち、引きずりやすい自分にどこか不満を持っている。
だけど向上心のある人にはおススメです。
小さくでも切り替えることが、いかに大事かということが行動しやすいよう書かれてる。
読みやすいため、困った時に読み直したい。
はね返す人とはどのような考え方や行動を取るのかを示しながら、
はね返すためのキッカケ、ヒントをたくさん提示してくれている。
自らを見直すキッカケが欲しい人にとっては、必ずいくつかは心に響く項目があるはず。
私は、900万円の話が衝撃的でした。
人間関係、仕事に不満を持ち、引きずりやすい自分にどこか不満を持っている。
だけど向上心のある人にはおススメです。
小さくでも切り替えることが、いかに大事かということが行動しやすいよう書かれてる。
読みやすいため、困った時に読み直したい。
2019年10月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
タイトルの、「はね返す」というワードを書店で見かけて、それがなんとなく自分には魅力的に響いたので購入を決めました
それぞれの章にあるエピソードはかなりインパクト大ですが、その教えは不思議と自分にフィットしてすんなり実行したくなります
通勤中に読みましたが、すぐ生かしたくなる本でした
それぞれの章にあるエピソードはかなりインパクト大ですが、その教えは不思議と自分にフィットしてすんなり実行したくなります
通勤中に読みましたが、すぐ生かしたくなる本でした
2019年9月17日に日本でレビュー済み
かつての私は失敗を引きずる人でした。
前週にした失敗を週末も引きずるため、平日に疲れを持ち越したままで、より悪い方向へ行ってしまう。
このような状態を繰り返していました。
そもそも失敗は誰しもするものです。
成功していて何も悩みがなさそうに見える人も、実は見せてないだけで失敗をしています。
ただ、そのような人は失敗して引きずらず、すぐ次に向けて行動しています。
心身を健康にする意味でも、ショックでパフォーマンスを落とさないという意味でも、失敗をはね返す技は知っておいたほうがいいでしょう。
本書の著者の並木さんは自分自身もさることながら、資格試験の講師として多数の不合格になった人を切り替えてリベンジ合格に導いてきた方です。
よって本書には、リアル感が満載の事例が豊富に載っています。
ぜひこの機会に失敗をはね返す人の習慣を学んでみましょう。
前週にした失敗を週末も引きずるため、平日に疲れを持ち越したままで、より悪い方向へ行ってしまう。
このような状態を繰り返していました。
そもそも失敗は誰しもするものです。
成功していて何も悩みがなさそうに見える人も、実は見せてないだけで失敗をしています。
ただ、そのような人は失敗して引きずらず、すぐ次に向けて行動しています。
心身を健康にする意味でも、ショックでパフォーマンスを落とさないという意味でも、失敗をはね返す技は知っておいたほうがいいでしょう。
本書の著者の並木さんは自分自身もさることながら、資格試験の講師として多数の不合格になった人を切り替えてリベンジ合格に導いてきた方です。
よって本書には、リアル感が満載の事例が豊富に載っています。
ぜひこの機会に失敗をはね返す人の習慣を学んでみましょう。
VINEメンバー
著者は、一度失敗(狭き門を潜り抜けて入った憧れの会社を、
上司の弱い者いじめを見過ごせず、その上司と大喧嘩して3か月で退社)
しているのですが、その後、様々な資格試験に合格し、
さらに独立して会社を興し、また、社労士として経営者の悩み相談にも対応している人です。
そのため、この本に書いてあることには含蓄があります。
私の気に入った言葉は、以下のようなものです。
・失敗はチャレンジした人だけがもらえる「プレミアチケット」
・まずは「失敗に対する自分の解釈を変えてみる」という考えを持ってみましょう。
・今の自分ではできないことを素直に受け入れ、人の知恵や力を借りること。
失敗をしない人生はないので、この本の知恵を借りて、より良い方向に向けて進んでいきたいものです。
上司の弱い者いじめを見過ごせず、その上司と大喧嘩して3か月で退社)
しているのですが、その後、様々な資格試験に合格し、
さらに独立して会社を興し、また、社労士として経営者の悩み相談にも対応している人です。
そのため、この本に書いてあることには含蓄があります。
私の気に入った言葉は、以下のようなものです。
・失敗はチャレンジした人だけがもらえる「プレミアチケット」
・まずは「失敗に対する自分の解釈を変えてみる」という考えを持ってみましょう。
・今の自分ではできないことを素直に受け入れ、人の知恵や力を借りること。
失敗をしない人生はないので、この本の知恵を借りて、より良い方向に向けて進んでいきたいものです。
ベスト100レビュアー
ありがちで陥りがちな事象を、
具体的な失敗例をあげて解説しています。
あたまが固くて融通が利かない人が、
結局は失敗のその先に行けなくなるので、
今までの固定概念を持っていては、
そのうち身動きが取れなくなりますよ、
という事を基本的には教えてくれます。
ただ、いの一番に書いてある著者自身の失敗例が、
少々マユツバ物の話に仕上がっていて、
ちょっとインスタ映えの盛り盛り写真に近い加工の臭いがしました。
「俺、正義感があふれたばっかりに、こんなカッコイイ失敗しちゃったんスよ~」的な(笑)
まぁ本筋からは外れた些細な盛りなので、
特に気にする事ではないと思いますけどね。
ほかにも所々「俺スゲエ」感が出そうな気配がありましたが、
おそらく編集に携わったスタッフが優秀なのでしょう、
上手にオブラートが掛かっていて、嫌味はほとんど感じずに読み切れました。
単純に「思考法」の道しるべとしての価値は大いにあります。
今までしょーもない失敗でクヨクヨしてた人は、
是非読んで、考え方を切り替える勇気を身に着けてもらいたい所ですね。
具体的な失敗例をあげて解説しています。
あたまが固くて融通が利かない人が、
結局は失敗のその先に行けなくなるので、
今までの固定概念を持っていては、
そのうち身動きが取れなくなりますよ、
という事を基本的には教えてくれます。
ただ、いの一番に書いてある著者自身の失敗例が、
少々マユツバ物の話に仕上がっていて、
ちょっとインスタ映えの盛り盛り写真に近い加工の臭いがしました。
「俺、正義感があふれたばっかりに、こんなカッコイイ失敗しちゃったんスよ~」的な(笑)
まぁ本筋からは外れた些細な盛りなので、
特に気にする事ではないと思いますけどね。
ほかにも所々「俺スゲエ」感が出そうな気配がありましたが、
おそらく編集に携わったスタッフが優秀なのでしょう、
上手にオブラートが掛かっていて、嫌味はほとんど感じずに読み切れました。
単純に「思考法」の道しるべとしての価値は大いにあります。
今までしょーもない失敗でクヨクヨしてた人は、
是非読んで、考え方を切り替える勇気を身に着けてもらいたい所ですね。
2019年10月12日に日本でレビュー済み
タイトルにあるとおり「失敗をはね返す人」の思考パターンや行動パターンを学ぶことができる本。
書いてあることは必ずしも斬新な内容というわけではないが、何よりも著者自身の成功体験や失敗談が書かれている点に価値がある。
上司と喧嘩して入社早々に会社をやめた話、知人に900万円を貸したものの返してもらえなかった話、入社試験の際履歴書を代筆してもらい試験を突破した話、大学側のミスで講義がダブルブッキングとなった際にうまく切り抜けた話などなど、著者自身の血が通った経験談をベースに語られているので非常に説得力がある。
著者の経歴を見る限りかなり強烈な人物であることが伺い知れる、そのため全てを実践することは難しいであろうが、1つか2つで真似できる部分はあると思う。
それができれば、この本の値段分のもとは取れるであろうし、それより遥かに大きな恩恵が得られる。
個人的に、目からウロコが落ちたのは、「怒りを原動力として利用する」という考え方。
なるほど怒りという感情は、とても精神を披露させる感情であるが、同時に今までの自分を変える大きな燃料となる感情である。
モンスタークレーマーなどといわれるように「怒り」を持つことが悪いこととされがちな現代であるが、その雰囲気に流されず自分のなかに「怒り」を持ち続ける著者の姿勢には関心させられる。
それが著者自身のこれまでの実績に現れているので説得力もある。
また、ところどころに並木節とでもいえる、著者独自の言い回しや表現が垣間見えるのが面白い。
行間から隠しきれない著者の人間性がにじみ出てくるのである。
それを感じながら読むのも本書を楽しむ方法の一つといえよう。
さらに著者の人間形成に大いに寄与したであろう小学生時代の物悲しいエピソードも必見である、これは涙なしには読めないので是非その目で確かめてほしい。
著者は今後テレビにでることを目標としているようである。
「怒り」の感情をうまく利用して必ずや近いうちに著者はテレビデビューするであろう。
そのとき著者がいかなる言動をするか、今から楽しみでしょうがない。
書いてあることは必ずしも斬新な内容というわけではないが、何よりも著者自身の成功体験や失敗談が書かれている点に価値がある。
上司と喧嘩して入社早々に会社をやめた話、知人に900万円を貸したものの返してもらえなかった話、入社試験の際履歴書を代筆してもらい試験を突破した話、大学側のミスで講義がダブルブッキングとなった際にうまく切り抜けた話などなど、著者自身の血が通った経験談をベースに語られているので非常に説得力がある。
著者の経歴を見る限りかなり強烈な人物であることが伺い知れる、そのため全てを実践することは難しいであろうが、1つか2つで真似できる部分はあると思う。
それができれば、この本の値段分のもとは取れるであろうし、それより遥かに大きな恩恵が得られる。
個人的に、目からウロコが落ちたのは、「怒りを原動力として利用する」という考え方。
なるほど怒りという感情は、とても精神を披露させる感情であるが、同時に今までの自分を変える大きな燃料となる感情である。
モンスタークレーマーなどといわれるように「怒り」を持つことが悪いこととされがちな現代であるが、その雰囲気に流されず自分のなかに「怒り」を持ち続ける著者の姿勢には関心させられる。
それが著者自身のこれまでの実績に現れているので説得力もある。
また、ところどころに並木節とでもいえる、著者独自の言い回しや表現が垣間見えるのが面白い。
行間から隠しきれない著者の人間性がにじみ出てくるのである。
それを感じながら読むのも本書を楽しむ方法の一つといえよう。
さらに著者の人間形成に大いに寄与したであろう小学生時代の物悲しいエピソードも必見である、これは涙なしには読めないので是非その目で確かめてほしい。
著者は今後テレビにでることを目標としているようである。
「怒り」の感情をうまく利用して必ずや近いうちに著者はテレビデビューするであろう。
そのとき著者がいかなる言動をするか、今から楽しみでしょうがない。