失敗の本質―日本軍の組織論的研究 (中公文庫) (日本語) 文庫 – 1991/8/1
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ISBN-109784122018334
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ISBN-13978-4122018334
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出版社中央公論新社
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発売日1991/8/1
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言語日本語
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本の長さ413ページ
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登録情報
- ASIN : 4122018331
- 出版社 : 中央公論新社 (1991/8/1)
- 発売日 : 1991/8/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 413ページ
- ISBN-10 : 9784122018334
- ISBN-13 : 978-4122018334
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- - 1位戦略・戦術
- - 1位中公文庫
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- カスタマーレビュー:
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カスタマーレビュー
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2018年7月21日に日本でレビュー済み
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いい加減な計画を立てておきながら、いったん出来てしまったものは変えることを良しとしない日本人。非合理的思考、遠慮思考、縦割り構造、年功序列、男たちの妙な無謬性へのこだわり … どうしようもないです。そういうことで、数多くの人が亡くなって行ったかと思うと、情けないです。
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ロスジェネです。まだ何とか製造業で飯食ってます。
第二次大戦でドイツやイギリス、ソ連がどう戦ったか、はちょこちょこ見てきましたが
日本は「ここまでアホなことやらんだろ」を続けて負けた、以外の知識はありませんでした。
……現場は一流、経済二流、政治は三流って戦後に聞いた気もしますが
国民病なのかもしれません。
バブル世代が自分の年金を溶かすのはまだいいんですが、将来世代を壊すのは以下略。
第二次大戦でドイツやイギリス、ソ連がどう戦ったか、はちょこちょこ見てきましたが
日本は「ここまでアホなことやらんだろ」を続けて負けた、以外の知識はありませんでした。
……現場は一流、経済二流、政治は三流って戦後に聞いた気もしますが
国民病なのかもしれません。
バブル世代が自分の年金を溶かすのはまだいいんですが、将来世代を壊すのは以下略。
2018年11月5日に日本でレビュー済み
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なぜ日本の組織は失敗するのか、を世界大戦の日本軍の失敗を例に分析した本。読んでいると非常に切ない気持ちになった。
失敗の原因としては、上長への行きすぎた配慮や、部下の士気に忖度しすぎること、曖昧な命令が生きてしまい組織が暴走してしまうこと、上司の暴走を部下が止められない(止めた人は左遷される)等が挙げられ、現在組織においても同様の問題がみられるよな、と思ったりした。これが日本人の特性かと思うと、非常に根深い恐ろしさみたいなものを感じる。
非常に読み応えがある反面、日本が失敗する話ばかりなので、非常に読みづらい本でもありました。
失敗の原因としては、上長への行きすぎた配慮や、部下の士気に忖度しすぎること、曖昧な命令が生きてしまい組織が暴走してしまうこと、上司の暴走を部下が止められない(止めた人は左遷される)等が挙げられ、現在組織においても同様の問題がみられるよな、と思ったりした。これが日本人の特性かと思うと、非常に根深い恐ろしさみたいなものを感じる。
非常に読み応えがある反面、日本が失敗する話ばかりなので、非常に読みづらい本でもありました。
2018年12月16日に日本でレビュー済み
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とにかくまどろっこしい。
高校の大学受験の現国で、指導する論文の、何と無意味な文章を解読させるのだろうか。
主張のポイントはさほど目新しいものでなく、生活や経済活動にもあまり重要性を感じさせないものを、よくも難しい言い回しと、整理さていない展開で、有り難いものに錯覚させる。
そして、意味不明で難易度の高いものほど(入試にしゅつだ出題されるので)佳い文章と錯覚させる。
この本は、テーマの目の付け所は素晴らしい。自ら持つ組織論をある程度上昇修正させてくれた。
しかし、記載された内容を、構成を記載前にもっと細部にまで詰め、無駄な重複記載と各章の記載の曖昧さを排除すれば、多分1/3位の量で、もっと的確に解りやすいものになったと(記載の内容から)判断できる。
確かに構成要素を生かした上で全体の目的を達成するための組織論・組織運営は、今の日本でも難しい。
だがこの本でなくても、発見できる、または、この事に意識のある者にとっては既知の内容である。
高校の大学受験の現国で、指導する論文の、何と無意味な文章を解読させるのだろうか。
主張のポイントはさほど目新しいものでなく、生活や経済活動にもあまり重要性を感じさせないものを、よくも難しい言い回しと、整理さていない展開で、有り難いものに錯覚させる。
そして、意味不明で難易度の高いものほど(入試にしゅつだ出題されるので)佳い文章と錯覚させる。
この本は、テーマの目の付け所は素晴らしい。自ら持つ組織論をある程度上昇修正させてくれた。
しかし、記載された内容を、構成を記載前にもっと細部にまで詰め、無駄な重複記載と各章の記載の曖昧さを排除すれば、多分1/3位の量で、もっと的確に解りやすいものになったと(記載の内容から)判断できる。
確かに構成要素を生かした上で全体の目的を達成するための組織論・組織運営は、今の日本でも難しい。
だがこの本でなくても、発見できる、または、この事に意識のある者にとっては既知の内容である。
2021年2月3日に日本でレビュー済み
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片方には、合理的で冷静冷酷で優秀な軍隊。彼らは真剣で絶えず自己の刷新を目指す。その上で展望と目標を明確に周知徹底している。
他方は、短期決戦でその場限りの戦略。過去に大勝した結果を後生大事に奉り、己を知らず、敵を知らない。知ろうともしない。日本帝国軍とはこんな組織だったのか!
高級将校同士の馴れ合い、失敗を問われずに次の職に就く厚顔さ。事実を見ようともしない。現場の下士官や一般兵の勇猛さ、熱心さは敵将も評価するが、高級士官は「無能」と言われた。
正直に言えば、どだい戦争を実行するにあらゆる場面で準備がなっていなかった。補給も考えず、敵地で調達する杜撰さ。演習で負けると予想されても「やってみなけりゃわからん」とは、一般兵を、紙一枚で集めた市民の命をなんと思っていたのだろう。
こんな無茶な戦争で、私も父方、母方の肉親の何人かは帰ってこなかった。
覚悟もない、子供が冷徹な大人との戦争を負けたのは、必然だった。
他方は、短期決戦でその場限りの戦略。過去に大勝した結果を後生大事に奉り、己を知らず、敵を知らない。知ろうともしない。日本帝国軍とはこんな組織だったのか!
高級将校同士の馴れ合い、失敗を問われずに次の職に就く厚顔さ。事実を見ようともしない。現場の下士官や一般兵の勇猛さ、熱心さは敵将も評価するが、高級士官は「無能」と言われた。
正直に言えば、どだい戦争を実行するにあらゆる場面で準備がなっていなかった。補給も考えず、敵地で調達する杜撰さ。演習で負けると予想されても「やってみなけりゃわからん」とは、一般兵を、紙一枚で集めた市民の命をなんと思っていたのだろう。
こんな無茶な戦争で、私も父方、母方の肉親の何人かは帰ってこなかった。
覚悟もない、子供が冷徹な大人との戦争を負けたのは、必然だった。
2018年12月15日に日本でレビュー済み
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失敗といえば成功もあるわけなのですが、圧倒的な物量の差の前に、たとえ個々の戦闘では勝つ場合があった、あるいは損害を減らせたととしても、日本が米国をはじめとする連合国との戦争に勝つ可能性があったとは到底思えません。日本の根本的な失敗は勝つ可能性のない戦争を始めたことだと思います。
今までどうして日本はよく考えもせず場当たり的な戦闘を繰り返し、わざわざ負けるようなことをするのか不思議に思っていましたが、これが、過去成功した戦闘体験にとらわれて、それを繰り返しているという、つまり適応しすぎたために新しい状況に適応できないという指摘は目からうろこでした。しかし、戦争というような、感情や気持ちの持ち方など入り込むすきがきわめて少ない場に空気など持ち込んでほしくなかったと思います。「気質」とまで言っていいかどうかわかりませんが、このような日本人の傾向は、今でも存続しているのではないかと思います。
勉強になる本ですが、ちょっと難解で星4つ。
今までどうして日本はよく考えもせず場当たり的な戦闘を繰り返し、わざわざ負けるようなことをするのか不思議に思っていましたが、これが、過去成功した戦闘体験にとらわれて、それを繰り返しているという、つまり適応しすぎたために新しい状況に適応できないという指摘は目からうろこでした。しかし、戦争というような、感情や気持ちの持ち方など入り込むすきがきわめて少ない場に空気など持ち込んでほしくなかったと思います。「気質」とまで言っていいかどうかわかりませんが、このような日本人の傾向は、今でも存続しているのではないかと思います。
勉強になる本ですが、ちょっと難解で星4つ。
2018年10月14日に日本でレビュー済み
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戦争に敗れた理由を戦術面から解析し、失敗の本質を探っているのがこの本です。
「日本軍の戦略策定は一定の原理や論理に基づくというよりは、多分に情緒や空気が
支配する傾向がなきにしもあらずであった」という記述があります。
空気を読む能力は日本人の良い点であり、悪い点でもあると皆が思っていると思いますが、
こういった命がかかる場面でも、その傾向があったことは驚きました。
数十年程度では、国民性は変わらないものですね。
文章がやや難しいので減点しています。
じっくりと読みたい本です。
「日本軍の戦略策定は一定の原理や論理に基づくというよりは、多分に情緒や空気が
支配する傾向がなきにしもあらずであった」という記述があります。
空気を読む能力は日本人の良い点であり、悪い点でもあると皆が思っていると思いますが、
こういった命がかかる場面でも、その傾向があったことは驚きました。
数十年程度では、国民性は変わらないものですね。
文章がやや難しいので減点しています。
じっくりと読みたい本です。
2018年10月7日に日本でレビュー済み
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佐藤優さんが雑誌で推薦していたので手に取りました。
私は今まで戦争や日本軍にフォーカスした本をあまり読んだことが無かったのですが、本書は主要な作戦について一通り知ることができます。教養書として良書と言えるでしょう。
日本軍が解体されて70年余りが経過しても、似たような性質を持つ組織があると感じられる方も少なくはないと思います。似たような組織はやはり同じ轍を踏むのでしょう。その構成員として今後どう向き合うか考えさせられました。
今回はパラパラと読み進めただけなのですが、研究者の熱量を感じる何度か読み返したい一冊です。
私は今まで戦争や日本軍にフォーカスした本をあまり読んだことが無かったのですが、本書は主要な作戦について一通り知ることができます。教養書として良書と言えるでしょう。
日本軍が解体されて70年余りが経過しても、似たような性質を持つ組織があると感じられる方も少なくはないと思います。似たような組織はやはり同じ轍を踏むのでしょう。その構成員として今後どう向き合うか考えさせられました。
今回はパラパラと読み進めただけなのですが、研究者の熱量を感じる何度か読み返したい一冊です。
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