以前白夜書房で出た二冊はどの部分だったか気になったが家の奥深くにあって発掘できず(掘り出すと怒られるので)本書後書きで確認した。「コンブレー」と「花咲く乙女達のほうへ」だった。
本作品の原作小説が人類史的大作・傑作であることは筆者ごときが言うまでもない。その視覚化について白夜版を読んだときもそれなりに感銘を受けたのだけれど、第一部「スワン家のほうへ」の部分をまとめた本書を読んで、以前の者よりもいっそう大きな感銘を受けた。こちらが原作小説の構成を踏まえてひとまとまりになっている効果が大きいのではないだろうか。第一部がまとめて提示されたことで、原作のテーマというか主題がよりはっきりと見えてきた。もちろんこの10年以上の間に筆者なりに年をとったり、色々本を読んだりして原作小説への理解が我流とはいえ進んだという事情はあるにしても、やはりこの形式で原作の良さをよりよく引き出せたと思う。
歴史的大小説のマンガ化という点では国内で「神聖喜劇」大西巨人 のぞゑ/のぶひさ 岩田/和博 という例があり一定の成果を得ているが、それと比較しても本作品では「視覚化」の利点が多いように思う。非論理的でもある「イメージの連鎖」を特徴とするこちらの原作小説は、フルカラーで紙面が大きいバンド・デシネ(強引に言えばフランス式マンガ)という形式と相性が良いように感じられた。しかしそう感じさせるのは作者の才能と努力と力量で有り、さらに翻訳者の力に読むところも大きい。欲を言えばA4かそれ以上で読みたかったが、それにしても翻訳・出版されたこと自体が悦ばしい。続きも読みたいけど、フランスでも出ているのかな?
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失われた時を求めて フランスコミック版 スワン家のほうへ 単行本(ソフトカバー) – 2016/10/1
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20世紀最高・最大の小説。そのエッセンスをコミック1冊で!
あまりにも有名でありながら、その長大さと、観念的な文章ゆえに多くの人が挑んでは通読できず挫折してきたであろう、マルセル・プルーストの小説『失われた時を求めて』。本書はその第1篇「スワン家のほうへ」をコミック化したものです。フランスだけで10万部を超えるベストセラーとなり、フランスの大学や高校でプルーストの文学を教えるために採用されました。
本書の特徴は、コミックでありながらプルーストの原文に忠実であることです。原文から煩瑣な枝葉をとって、すっきりと読みやすく編集してあります。絵の支えがあるために、人物や舞台装置や出来事の具体的なイメージが立ちあがり、作品世界を明確に把握することができます。とくに第1篇「スワン家のほうへ」は、『失われた時を求めて』のエッセンスが詰まっています。
これまでに挫折した人も、これから読もうと思っていた人も、本書ならば読み通すことができ、奥深いプルーストの世界を味わえます。
あまりにも有名でありながら、その長大さと、観念的な文章ゆえに多くの人が挑んでは通読できず挫折してきたであろう、マルセル・プルーストの小説『失われた時を求めて』。本書はその第1篇「スワン家のほうへ」をコミック化したものです。フランスだけで10万部を超えるベストセラーとなり、フランスの大学や高校でプルーストの文学を教えるために採用されました。
本書の特徴は、コミックでありながらプルーストの原文に忠実であることです。原文から煩瑣な枝葉をとって、すっきりと読みやすく編集してあります。絵の支えがあるために、人物や舞台装置や出来事の具体的なイメージが立ちあがり、作品世界を明確に把握することができます。とくに第1篇「スワン家のほうへ」は、『失われた時を求めて』のエッセンスが詰まっています。
これまでに挫折した人も、これから読もうと思っていた人も、本書ならば読み通すことができ、奥深いプルーストの世界を味わえます。
- 本の長さ240ページ
- 言語日本語
- 出版社祥伝社
- 発売日2016/10/1
- ISBN-104396650566
- ISBN-13978-4396650568
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商品の説明
出版社からのコメント
12/16 NHK「あさイチ」で中江有里さんが「クリスマス&お年玉におすすめプレゼント本」として紹介!
*本書に収録されている範囲は、プルースト『失われた時を求めて』のうち、第1篇「スワン家のほうへ」です。
*本書に収録されている範囲は、プルースト『失われた時を求めて』のうち、第1篇「スワン家のほうへ」です。
著者について
マルセル・プルースト
1871年、普仏戦争とパリ・コミューンの直後、首都の混乱を避けてパリ郊外に生まれた。父はパリ在住の高名な医師で、裕福な家庭であり、教養豊かなユダヤ系の母に愛されて育った。少年の頃から文学者を志し、文学雑誌への寄稿も行い、24歳で『楽しみと日々』という文集をアナトール・フランスの序文を付して発表する。1907年頃からパリのオスマン通りの部屋に閉じこもり、『失われた時を求めて』の執筆に没頭する。1919年に刊行されたこの小説の第2篇『花咲く乙女たちのかげに』でゴンクール賞を受賞。だが、全巻の刊行を見ぬうち、病状が悪化し、1922年に肺炎で死去。享年51。
ステファヌ・ウエ
フランスの漫画家。バンド・デシネ(ベルギー・フランスを中心とした地域で描かれる漫画)の作家として知られる。1957年、フランス・ブルターニュ地方の軍港都市ブレスト生まれ。現在はパリに暮らし、二人の子供がいる。7年間インド洋で船員として働いたのち、パリで演劇のアート・ディレクターとなる。35歳のときにはじめて『失われた時を求めて』を読み、すぐにこの大長編のコミック化に着手した。
中条省平
1954年、神奈川県生まれ。学習院大学フランス語圏文化学科教授。パリ大学文学博士。専攻は19世紀のフランス小説だが、映画・マンガにも造詣が深い。84~88年、フランス政府給費留学生としてパリに滞在。88年、東京大学大学院博士課程単位取得修了。2003~07年、朝日新聞書評委員、09年より手塚治虫文化賞選考委員を務める。著書に『マンガの論点』(幻冬舎新書)、『恋愛書簡術』(中公文庫)、訳書にロブ=グリエ『消しゴム』、バタイユ『マダム・エドワルダ/目玉の話』(ともに光文社古典新訳文庫)などがある。
1871年、普仏戦争とパリ・コミューンの直後、首都の混乱を避けてパリ郊外に生まれた。父はパリ在住の高名な医師で、裕福な家庭であり、教養豊かなユダヤ系の母に愛されて育った。少年の頃から文学者を志し、文学雑誌への寄稿も行い、24歳で『楽しみと日々』という文集をアナトール・フランスの序文を付して発表する。1907年頃からパリのオスマン通りの部屋に閉じこもり、『失われた時を求めて』の執筆に没頭する。1919年に刊行されたこの小説の第2篇『花咲く乙女たちのかげに』でゴンクール賞を受賞。だが、全巻の刊行を見ぬうち、病状が悪化し、1922年に肺炎で死去。享年51。
ステファヌ・ウエ
フランスの漫画家。バンド・デシネ(ベルギー・フランスを中心とした地域で描かれる漫画)の作家として知られる。1957年、フランス・ブルターニュ地方の軍港都市ブレスト生まれ。現在はパリに暮らし、二人の子供がいる。7年間インド洋で船員として働いたのち、パリで演劇のアート・ディレクターとなる。35歳のときにはじめて『失われた時を求めて』を読み、すぐにこの大長編のコミック化に着手した。
中条省平
1954年、神奈川県生まれ。学習院大学フランス語圏文化学科教授。パリ大学文学博士。専攻は19世紀のフランス小説だが、映画・マンガにも造詣が深い。84~88年、フランス政府給費留学生としてパリに滞在。88年、東京大学大学院博士課程単位取得修了。2003~07年、朝日新聞書評委員、09年より手塚治虫文化賞選考委員を務める。著書に『マンガの論点』(幻冬舎新書)、『恋愛書簡術』(中公文庫)、訳書にロブ=グリエ『消しゴム』、バタイユ『マダム・エドワルダ/目玉の話』(ともに光文社古典新訳文庫)などがある。
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登録情報
- 出版社 : 祥伝社 (2016/10/1)
- 発売日 : 2016/10/1
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 240ページ
- ISBN-10 : 4396650566
- ISBN-13 : 978-4396650568
- Amazon 売れ筋ランキング: - 242,707位本 (の売れ筋ランキングを見る本)
- - 541位フランス文学 (本)
- - 137,704位コミック
- カスタマーレビュー:
カスタマーレビュー
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ベスト100レビュアー
Amazonで購入
13人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2018年11月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
フランスの漫画なので日本の漫画とは表現が違いますが、「土地の名、名」までをわかりやすくストーリーを追ってますね。またスワンへの散歩道やゲルマントへの散歩道の背景は絵葉書のように美しいです。表紙のやや老いた主人公は、漫画では出てきません。少年時代のみ描いてるので、表紙の絵は、何を指すのか、「失われた時を求めて」全編をお読みください、という意味かな?と考えます
2021年4月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
フランスの青少年向けに発売されたコミック版と言う事だが、やはり登場人物が余りにも多く各々の関係性が記憶できないので苦戦し、読み進めるのにとても苦労する。中々先に読み進められない。
ベスト1000レビュアー
とにかく絵も文字も小さくて、全体に薄い色合い読みにくい印象があります。
独特の世界観を壊してしまうかも知れませんが、せめて文字だけでもハッキリした黒にしたら読みやすかったかも?と言う思いが拭いきれません。
絵の雰囲気自体は悪くはなく、惹きつけられる人が出る魅力を有しているのは分かりますが、その雰囲気を味わうにはやはり絵が小さすぎます。
ページ数的に版を大きくするわけにも行かなかったのでしょうが、この点はせっかくの魅力を生かし切れず惜しいなと言う思いが湧きます。
ストーリー云々以前に、物理的な側面で大きく躓いてしまっています。
もうちょっと読む側を考えた構造には出来なかった物かと感じます。
ストーリーもなかなか日本人には理解しがたい部分も少なくなく、感情移入以前に話を理解しながらついて行くのが精一杯で、読んでいて結構辛いです。
解説があるのは助かります、コレがなければマンガであるのに読破に頓挫していたかも知れません。
正直読後感は"だからなに?"と言う感じですね。
何処の誰かは知りませんが有名人らしき人が推しているようですが、一庶民の当方には本書の魅力は理解できませんでした。
流行り物だから、話題になっているからと手にすると当方のような凡俗はただただ苦しいだけになってしまいますので要注意。
独特の世界観を壊してしまうかも知れませんが、せめて文字だけでもハッキリした黒にしたら読みやすかったかも?と言う思いが拭いきれません。
絵の雰囲気自体は悪くはなく、惹きつけられる人が出る魅力を有しているのは分かりますが、その雰囲気を味わうにはやはり絵が小さすぎます。
ページ数的に版を大きくするわけにも行かなかったのでしょうが、この点はせっかくの魅力を生かし切れず惜しいなと言う思いが湧きます。
ストーリー云々以前に、物理的な側面で大きく躓いてしまっています。
もうちょっと読む側を考えた構造には出来なかった物かと感じます。
ストーリーもなかなか日本人には理解しがたい部分も少なくなく、感情移入以前に話を理解しながらついて行くのが精一杯で、読んでいて結構辛いです。
解説があるのは助かります、コレがなければマンガであるのに読破に頓挫していたかも知れません。
正直読後感は"だからなに?"と言う感じですね。
何処の誰かは知りませんが有名人らしき人が推しているようですが、一庶民の当方には本書の魅力は理解できませんでした。
流行り物だから、話題になっているからと手にすると当方のような凡俗はただただ苦しいだけになってしまいますので要注意。
VINEメンバー
超有名な原作として有名で、その"漫画版"をコミカライズと呼ぶべきか?
「漫画」を直訳すると、"Comic"と訳されることが多いが、"Cartoon"あるいはフランス語発音の方が合ってそうな場合も多い。
そうした場合、本作のようなヨーロッパ・フランスあるいはスペイン辺りのメンタルを表現した作品がぴったりくる。
メビウスを代表にヨーロッパの作家数人の作品を持っているが、その中でも本作は異色でCartoonの感覚では読み進めない。
だから入手以来かなりの日数が経ったが、いまだ最後まで至ったいない。
本来Cartoonを見るならば、判型は大きければ大きい方が良い。
最低でもA4サイズ、理想としてはA3サイズの判型の本が良い。
そうでないと、細部の描写まで再現できていない可能性が高い。
大きい本では小さい本では得られない満足感を得られる可能性が高い。
A5版装丁の本作は、そういった意味で「みまみま」と"みみっちい"サイズで、それが読みにくさに繋がってるかも。
平均でも1ページ10数コマ詰め込まれ、老眼の入った眼にはそれだけで厳しい。
日本の住宅事情故の判断なのだろうが、やはりA4版以上は欲しいところ。
本の判型は読みやすさにダイレクト繫がり、それだけで良し悪しに表す部分。
それだけにちょっと勿体無いと思わす出版形態だった。
「漫画」を直訳すると、"Comic"と訳されることが多いが、"Cartoon"あるいはフランス語発音の方が合ってそうな場合も多い。
そうした場合、本作のようなヨーロッパ・フランスあるいはスペイン辺りのメンタルを表現した作品がぴったりくる。
メビウスを代表にヨーロッパの作家数人の作品を持っているが、その中でも本作は異色でCartoonの感覚では読み進めない。
だから入手以来かなりの日数が経ったが、いまだ最後まで至ったいない。
本来Cartoonを見るならば、判型は大きければ大きい方が良い。
最低でもA4サイズ、理想としてはA3サイズの判型の本が良い。
そうでないと、細部の描写まで再現できていない可能性が高い。
大きい本では小さい本では得られない満足感を得られる可能性が高い。
A5版装丁の本作は、そういった意味で「みまみま」と"みみっちい"サイズで、それが読みにくさに繋がってるかも。
平均でも1ページ10数コマ詰め込まれ、老眼の入った眼にはそれだけで厳しい。
日本の住宅事情故の判断なのだろうが、やはりA4版以上は欲しいところ。
本の判型は読みやすさにダイレクト繫がり、それだけで良し悪しに表す部分。
それだけにちょっと勿体無いと思わす出版形態だった。
ベスト500レビュアーVINEメンバー
わたしが学生だった頃に図書館から借りてきて、数ページで読書をやめた本のコミカライズ版。日本語訳までされている。読むのをやめた理由は、「挫折」したわけではなく、つまらなかったから。今回は、なんとか全頁を読めた。しかし、今回もつまらなさはあまりかわらなかった。プルースト研究者の入門用の本だと思う。
この本の構成は、
第1部:コンブレーという架空の地名の場所にある語り手の家の話。幼少期の家族構成と家族の知人たちの紹介。第2部の主人公であるスワンや第3部の登場人物であるスワンの娘についても触れられる。
第2部:スワンの恋。社交界で知り合った若いころのスワンとオデットの恋愛の話。今も昔もよくある恋人の愛を疑う男の物語。
第3部:語り手の幼少期。地名から想像した想像上の旅についての話。語り手とスワンの娘とが遊び仲間になる話と、語り手のスワンの娘への淡い恋心の話。
この版には絵はあるが内容はやはり退屈である。多分、作者の私小説で、ほぼ事実に基づいた小説であり、まったくのフィクションと違って、想像を絶するような突拍子もないスリリングな内容はない日常が綴られている。
せっかくの絵だが、キャラデザがよくない。ひげおやじに似た顔の医師やサザエさんのような丸顔で小さな目で丸い鼻つきの家政婦さんの顔に苦笑しながらページを進めた。風景画はきれいで評価できるのだが、人物の顔は見るに堪えない。本には「なんて美しいんだ!」と書かれているが。ロートレックの影響を受けているような絵(実際に、模写がこの本にもある)だが、美しさが違う。
この出版社には”アクセシビリティー”という概念がないのだろうか? 文字が小さすぎる。あと2ポイントは欲しい。上下左右も余白があるし行間も空いているので、十分にもっと大きな文字にできると思う。色も、背景色が濃い黄土色に、黒より薄い灰色の文字など、読みにくい配色である。
この本の構成は、
第1部:コンブレーという架空の地名の場所にある語り手の家の話。幼少期の家族構成と家族の知人たちの紹介。第2部の主人公であるスワンや第3部の登場人物であるスワンの娘についても触れられる。
第2部:スワンの恋。社交界で知り合った若いころのスワンとオデットの恋愛の話。今も昔もよくある恋人の愛を疑う男の物語。
第3部:語り手の幼少期。地名から想像した想像上の旅についての話。語り手とスワンの娘とが遊び仲間になる話と、語り手のスワンの娘への淡い恋心の話。
この版には絵はあるが内容はやはり退屈である。多分、作者の私小説で、ほぼ事実に基づいた小説であり、まったくのフィクションと違って、想像を絶するような突拍子もないスリリングな内容はない日常が綴られている。
せっかくの絵だが、キャラデザがよくない。ひげおやじに似た顔の医師やサザエさんのような丸顔で小さな目で丸い鼻つきの家政婦さんの顔に苦笑しながらページを進めた。風景画はきれいで評価できるのだが、人物の顔は見るに堪えない。本には「なんて美しいんだ!」と書かれているが。ロートレックの影響を受けているような絵(実際に、模写がこの本にもある)だが、美しさが違う。
この出版社には”アクセシビリティー”という概念がないのだろうか? 文字が小さすぎる。あと2ポイントは欲しい。上下左右も余白があるし行間も空いているので、十分にもっと大きな文字にできると思う。色も、背景色が濃い黄土色に、黒より薄い灰色の文字など、読みにくい配色である。