※ネタバレありです。ご注意ください
長渕さん、昔から芝居が達者ですが、本作でも人情家の大工の棟梁を熱く演じ切っていました。流石です。
(あらすじ)
大工の棟梁が、シングルマザーの息子を預かったことで、自分の家族との間に軋轢が生じる。棟梁には息子と娘がいるが、二人とも血縁関係ではない。気持ちがすれ違い衝突するが、結果的に、居場所を作ってくれた棟梁の愛に気づく話。
家族の本質ってなんだ? と問いかけてくるような作品でした。
広末涼子さん、瑛太さん、飯島直子さん、子役くんなど、巧みな芝居に助けられた作品ですね。何度か涙腺にきました。
ただ、他の方も指摘していますが、脚本に無理があった点が本当にもったいない。
序盤で保険の外交員広末さんが、面識の無い仕事中の棟梁に話しかけて、その後すぐに、広末さんが家に招待して、棟梁にカレーをご馳走する。棟梁はお礼に保険の契約をする。
これはさすがに強引すぎる^^;
広末さんがしたたかな女で、枕営業てきな色仕掛けで棟梁を誘ったのなら、わかる。
でも身持ちが堅い女性。ならば、初対面の男を、いきなりアパートに誘わないでしょう。
あとは、棟梁が広末親子のために、一軒家をプレゼントするのも、あり得ない。
あり得ると思わせるだけの理由や動機を、棟梁が人情家だからで片付けているが、これは酷いです。
この二つの違和感が無ければ星5つ。
違和感を覚えつつも、巧みな演者さんの力技で、違和感をねじ伏せた感じです。
と、脚本はイマイチでしたが、俳優長渕剛さんの魅力をあらためて認識した映画でした。

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