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太陽のない街 単行本 – 2009/6

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商品の説明

内容紹介

『太陽のない街』は『蟹工船』が発表された同じ昭和4年、同じ雑誌「戦旗」に発表された、プロレタリア文学の最高傑作。著者自らが体験した労働争議。その争議をめぐる、闘い、日和見、裏切り、挫折、希望などの人間模様は『蟹工船』を凌駕すると評されました。現代は「格差社会」といわれますが、当時はいま以上の「格差社会、階級社会」。しかもストライキはしばしば官憲の弾圧を伴いました。【あらすじ】 東京小石川にあった大印刷会社が労働組合を無力化するため、1926年、労働者をリストラしたことによって始まった、有名な大労働争議が題材となっている。会社と官憲に対し、当時の労働者たちはいかに闘ったのか。労働者たちの生活は困窮をきわめ、彼らが住む居住地区は「太陽のない街」と呼ばれた……。『太陽のない街』は海外でも翻訳され、また映画にもなりました(昭和29年)。いまはDVDがあります。 --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。

内容(「BOOK」データベースより)

1926年、印刷会社の歴史的な労働争議に参加し、解雇され、失業した著者が、自らの経験を題材に書き上げたプロレタリア文学の記念碑的作品。労働者のギリギリの闘いと最底辺の街の記憶が、80年の時を超えて生々しく甦る。平井玄による必読の解説「21世紀の太陽のない街へ」を収録。

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登録情報

  • 単行本: 275ページ
  • 出版社: 金曜日 (2009/06)
  • 言語: 日本語
  • ISBN-10: 4906605494
  • ISBN-13: 978-4906605491
  • 発売日: 2009/06
  • 商品パッケージの寸法: 19 x 13.6 x 2.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.0 2件のカスタマーレビュー
  • Amazon 売れ筋ランキング: 本 - 660,128位 (本の売れ筋ランキングを見る)
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1929年に出版されたプロレタリア文学の代表的小説。ちなみ
にこの版では、新漢字、現代仮名遣いに直されているので非
常にとっつきやすい。

1926年の共同印刷争議をモデルとして、小石川の貧民窟で展
開される人間模様は、定まった主人公がおらず、心理描写の
深みを欠いている。この点でたとえば葉山嘉樹『海に生くる
人々』(26年)に一歩譲ると言わざるを得ない。

しかし、まるで活動写真のようにめまぐるしく切り替わる視
点、短文でたたみかけるような鮮烈な描写がこの欠点を補っ
てあまりある臨場感を生み出し、読者を最後まで引っ張って
いく。決して古臭さを感じさせない。

ストライキで敗れ去る労働者の闘いには、イデオロギー的な
説教臭がなく、またロマンチックな自己愛もない。実際に現
場を体験した者だけが書きうるルポルタージュの迫真性に満
ちていて一気に読ませる。

最後に、この文庫版は残念ながら品切れのようだが、是非と
も出版を再開してほしい。
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形式: 文庫
「蟹工船」と並ぶ、プロレタリア文学の名著が、このように手軽に文庫本で読めるようになって嬉しい限りです。小林多喜二も徳永直も、日本の文学史上忘すれてはならない人物です。特に、彼らの作品は時代を超えて、不公平な社会への鋭い告発と共に、働く者たちに勇気と希望を与えるものです。本書、「太陽のない街」も、労働争議と、権力の弾圧によるその挫折を描いたものですが、困難と厳しい試練の中でも希望を見出して行こうとする「力」を感じさせる作品です。
 ある意味で、格差と貧困が蔓延しつつある現代の労働環境は、「太陽のない街」と同じように暗闇が覆っているような状況です。「太陽のない街」、それはまさに現代の街の象徴です。しかし、光が暗闇の中で輝くように、この作品には、まさに暗闇の中で輝く光があります。その光が何であるのかをぜひ読み取って欲しいと思います。
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