モリミー(モリミンとも言う)こと森見登美彦の「太陽と乙女」です。(いろんな意味で)衝撃のデビュー作「太陽の塔」と(乾坤一擲待望の女性ファンを一気に増やした)代表作「夜は短し歩けよ乙女」を合体させたような題名ですね。となるとまたまた京大腐れ大学生と妄想不思議乙女が活躍するモリミー節全開の快作(怪作)かっ!?、と期待したそこのあなた、、、残念!
ご本人曰く、小説家として出発した2003年以来約14年にわたって様々な媒体に発表してきた、現時点での「森見登美彦エッセイ大全集」です。この現時点とは平成29年なのですが、今回(R2年)文庫化され、それに当たって親本刊行後に書いた文章を新たに二篇収録したそうです。この文庫版が「新潮文庫の100冊2020」のリストに上がっており、この際なのでもう一度モリミーの売り上げに寄与すべく文庫版を買ってきました(恩着せがましい)。
いやあ、何度読んでも面白い!珍妙軽妙洒脱自虐のモリミー節が随所から立ち上り、抱腹絶倒とはいきませんが、クスクス笑えます。特に、奈良県人である私としては「西大寺は奈良県人にとっては駅名、西大寺からはどこへでも行ける、西大寺は世界の中心」説に拍手喝采でした。
ご本人まえがきで曰く、これほど「寝る前に読むべき本」としてぴったりのものはない。結構分量があるので、ぱらぱら少しずつ読んで毎晩安らかな眠りに落ちましょう。
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太陽と乙女(新潮文庫) Kindle版
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言語日本語
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出版社新潮社
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発売日2020/7/1
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ファイルサイズ5593 KB
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商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
少年の頃から物語を描いていた。我が青春の四畳半時代。影響を受けた小説、映画、アニメーション。スランプとの付き合い方と自作への想い。京都・東京・奈良をぶらり散策し、雪の鉄道旅を敢行。時には茄子と化したり、酔漢酔女に戸惑ったり。デビュー時の秘蔵日記も公開。仰ぎ見る太陽の塔から愛おしき乙女まで、登美彦氏がこれまで綴ってきた文章をまるごと収録した、決定版エッセイ大全集。
--このテキストは、paperback_bunko版に関連付けられています。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
森見/登美彦
1979(昭和54)年、奈良県生れ。京都大学農学部大学院修士課程修了。2003(平成15)年、『太陽の塔』で日本ファンタジーノベル大賞を受賞し、作家デビュー。’07年、『夜は短し歩けよ乙女』で山本周五郎賞を受賞。’10年『ペンギン・ハイウェイ』で日本SF大賞を受賞する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) --このテキストは、paperback_bunko版に関連付けられています。
1979(昭和54)年、奈良県生れ。京都大学農学部大学院修士課程修了。2003(平成15)年、『太陽の塔』で日本ファンタジーノベル大賞を受賞し、作家デビュー。’07年、『夜は短し歩けよ乙女』で山本周五郎賞を受賞。’10年『ペンギン・ハイウェイ』で日本SF大賞を受賞する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) --このテキストは、paperback_bunko版に関連付けられています。
登録情報
- ASIN : B08BL5DSNV
- 出版社 : 新潮社 (2020/7/1)
- 発売日 : 2020/7/1
- 言語 : 日本語
- ファイルサイズ : 5593 KB
- Text-to-Speech(テキスト読み上げ機能) : 有効
- X-Ray : 有効にされていません
- Word Wise : 有効にされていません
- 本の長さ : 435ページ
- Amazon 売れ筋ランキング: - 66,001位Kindleストア (の売れ筋ランキングを見るKindleストア)
- カスタマーレビュー:
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カスタマーレビュー
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上位レビュー、対象国: 日本
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2020年7月12日に日本でレビュー済み
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Amazonで購入
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
役に立った
2020年10月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
とても綺麗な状態で、梱包にも満足しています。長く愛読したいと思います。
2017年12月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
いつもは短編集やアンソロジーなどでも、基本的に前から順番に読んでいましたが、こちらの本に関しては「どこから読んでもよいし、読みたいものだけ読めばいい。」とまえがきに書かれている通り、適当に開いて、気に入ったところだけを読むという風にしてみました。読み終わりもキリの良いところなどはあまり意識せず、よほど気にならない限りは途中でもやめたりして、栞紐なども挟まずにまた次は別のところから読む、という適当な読み方ですが、この読み方がとても楽しく気に入っています。
途中で読むのをやめているものもあるので、いつまでたってもまだ読んでいないところがあるかも…という宝探し感があり、毎回わくわくしながらページを開いています。
文章もちょっとかためのものから面白おかしいものなどバラエティーに富んでいて飽きません。
小説を書くプロセスやそれぞれの作品が出来上がった背景についてのお話もたくさんあり、より、森見さんに興味を抱きました。
森見さんの小説でまだ読んでいない物もたくさんあるので、それらも少しずつ読んでいきたいと思います!
途中で読むのをやめているものもあるので、いつまでたってもまだ読んでいないところがあるかも…という宝探し感があり、毎回わくわくしながらページを開いています。
文章もちょっとかためのものから面白おかしいものなどバラエティーに富んでいて飽きません。
小説を書くプロセスやそれぞれの作品が出来上がった背景についてのお話もたくさんあり、より、森見さんに興味を抱きました。
森見さんの小説でまだ読んでいない物もたくさんあるので、それらも少しずつ読んでいきたいと思います!
ベスト500レビュアー
書店でジャケ買いして長らく放置していた本。人気作家のエッセイ集ということで、ちょっとした旅行などにもっていけばよいと思いつつ400ページ超と意外に厚いので新書や文庫本などにとってかわられたりして出番がなかった。エッセイって「さあ読もう!」というものでもないし。
久々に手にとってみたら帯の裏側に「眠る前に読むべき本」と書いてあったのでおおそうか、と風呂の中とベッドの中で読み始めたら、これがなかなかよい。エッセイの面白さは題材×文章力。ネタとサービス精神といってもよい。ネタは学生時代の話とかお気に入りの本や映画とか、自分の仕事(小説の書き方)とか身辺雑記的なもので(これぞエッセイ)、驚くようなものではないのだけれども、とにかく文章がうまくて読むことそのものがたのしい。格調が高いとか感動的とかいうのではなく、腕のいいマッサージ師のようなうまさなんだなあ。
綿矢りさの『憤死』を語られれば「読んでみたいな」と思うし、竹内力の『岸和田少年愚連隊 カオルちゃん最強伝説』を絶賛されたら「これは見ないと」と心にメモしてしまう。でも読んだらすぐ忘れるくらいの胃もたれしない味付け。そう、エッセイは薄味がいいのよ。なんか主張したり自慢したり威張り散らしたりしないでほしい。森見氏のエッセイはそういうところの匙加減が最高だ。
大体がウトウトしながら読んでいたのでどんな本だったといわれてもあまり覚えていないのだけれど、森見氏が京大のライフル射撃部に入っていたという話はネタの珍しさもあって記憶に残った。冒頭から「この世にライフル射撃というものがなかったら、私は小説家になっていないのである」というオチで始まる文章だ。たぶんそんなことはないのだが、「そうだったのか」と一瞬でも思わせるうまいもって生き方。これがエッセイにおけるサービス精神だ。彼はライフル射撃がなくても小説家になっていただろう。
実際、小説のようなものを書き始めたのは小学3年生のとき、中学性の頃には将来は小説家になると決めていたと別のエッセイで書いている。「何か書くべきものがあるから書きたいのではない。ただ文章を生み出したくてウズウズする」とも書いている。この人にとって物語を紡ぐことは、自己表現以前の根源的な欲求なのだ。…といったことを書いている最終章「空転小説家」は、森見氏がスランプにあった2年間、台湾の雑誌「総合文学」に連載していたエッセイを収録したものだ。この本のなかではこの章だけ異彩を放っている。
スランプにあったこともあり、海外の雑誌ということもあり、「よそゆき」の顔で堅苦しい文章を書いている、とご本人は振り返っているが、私はこの章がいちばんよいと思った。村上春樹の『職業としての小説家』のような趣もある(だからよいということではない)。森見氏は計画、構造、方法、といったもので小説を書くことに対してのあこがれと抵抗感について繰り返し語っている。最初から完成された小説があたまに浮かびそれを文字にしていけたら楽だろうな、と思いつつ、実際そんな感じで書いているときには決まってつまらない小説になっていると。小学生のときから集めてきた「小説のかけら」に無意識やデタラメがうまい具合で配合されたときに自分でも納得のいくものが書ける、という話である。まさに「計画的無計画」。森見氏は小学生のとき、龍安寺の庭にある15の石を見て「この庭には一つの石しかない(すべては地中にある大きな石の一部だ)」と感じたとあるが、「小説のかけら」もこの庭の石のようなものであって、小説家はこの大きな石を掘り起こすのが小説家の仕事だと語っている。村上春樹は井戸におりてゆき、森見登美彦は地中の巨岩を掘り起こす。
このエッセイ集は著者がいろんなところに書いた文章の寄せ集めで、テーマとかはないのだが、この本全体が計画的無計画によっていい塩梅のベッドサイドストーリーとなっている。「俺は再読に耐える本だけを読む」というような人とはあまりお付き合いしたくないと森見氏は(やはりこの第7章で)述べているが、この本をわたしはたぶん、ところどころ再読することになるだろう(とくに第7章)。はっきりは覚えていないけれど、読み終わってみれば素敵なことがところどころに埋め込まれた宝探しのような本だったので。読書もまた、計画的無計画がいちばん楽しい。
久々に手にとってみたら帯の裏側に「眠る前に読むべき本」と書いてあったのでおおそうか、と風呂の中とベッドの中で読み始めたら、これがなかなかよい。エッセイの面白さは題材×文章力。ネタとサービス精神といってもよい。ネタは学生時代の話とかお気に入りの本や映画とか、自分の仕事(小説の書き方)とか身辺雑記的なもので(これぞエッセイ)、驚くようなものではないのだけれども、とにかく文章がうまくて読むことそのものがたのしい。格調が高いとか感動的とかいうのではなく、腕のいいマッサージ師のようなうまさなんだなあ。
綿矢りさの『憤死』を語られれば「読んでみたいな」と思うし、竹内力の『岸和田少年愚連隊 カオルちゃん最強伝説』を絶賛されたら「これは見ないと」と心にメモしてしまう。でも読んだらすぐ忘れるくらいの胃もたれしない味付け。そう、エッセイは薄味がいいのよ。なんか主張したり自慢したり威張り散らしたりしないでほしい。森見氏のエッセイはそういうところの匙加減が最高だ。
大体がウトウトしながら読んでいたのでどんな本だったといわれてもあまり覚えていないのだけれど、森見氏が京大のライフル射撃部に入っていたという話はネタの珍しさもあって記憶に残った。冒頭から「この世にライフル射撃というものがなかったら、私は小説家になっていないのである」というオチで始まる文章だ。たぶんそんなことはないのだが、「そうだったのか」と一瞬でも思わせるうまいもって生き方。これがエッセイにおけるサービス精神だ。彼はライフル射撃がなくても小説家になっていただろう。
実際、小説のようなものを書き始めたのは小学3年生のとき、中学性の頃には将来は小説家になると決めていたと別のエッセイで書いている。「何か書くべきものがあるから書きたいのではない。ただ文章を生み出したくてウズウズする」とも書いている。この人にとって物語を紡ぐことは、自己表現以前の根源的な欲求なのだ。…といったことを書いている最終章「空転小説家」は、森見氏がスランプにあった2年間、台湾の雑誌「総合文学」に連載していたエッセイを収録したものだ。この本のなかではこの章だけ異彩を放っている。
スランプにあったこともあり、海外の雑誌ということもあり、「よそゆき」の顔で堅苦しい文章を書いている、とご本人は振り返っているが、私はこの章がいちばんよいと思った。村上春樹の『職業としての小説家』のような趣もある(だからよいということではない)。森見氏は計画、構造、方法、といったもので小説を書くことに対してのあこがれと抵抗感について繰り返し語っている。最初から完成された小説があたまに浮かびそれを文字にしていけたら楽だろうな、と思いつつ、実際そんな感じで書いているときには決まってつまらない小説になっていると。小学生のときから集めてきた「小説のかけら」に無意識やデタラメがうまい具合で配合されたときに自分でも納得のいくものが書ける、という話である。まさに「計画的無計画」。森見氏は小学生のとき、龍安寺の庭にある15の石を見て「この庭には一つの石しかない(すべては地中にある大きな石の一部だ)」と感じたとあるが、「小説のかけら」もこの庭の石のようなものであって、小説家はこの大きな石を掘り起こすのが小説家の仕事だと語っている。村上春樹は井戸におりてゆき、森見登美彦は地中の巨岩を掘り起こす。
このエッセイ集は著者がいろんなところに書いた文章の寄せ集めで、テーマとかはないのだが、この本全体が計画的無計画によっていい塩梅のベッドサイドストーリーとなっている。「俺は再読に耐える本だけを読む」というような人とはあまりお付き合いしたくないと森見氏は(やはりこの第7章で)述べているが、この本をわたしはたぶん、ところどころ再読することになるだろう(とくに第7章)。はっきりは覚えていないけれど、読み終わってみれば素敵なことがところどころに埋め込まれた宝探しのような本だったので。読書もまた、計画的無計画がいちばん楽しい。


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