この商品をお持ちですか? マーケットプレイスに出品する
裏表紙を表示 表紙を表示
サンプルを聴く 再生中... 一時停止   Audible オーディオエディションのサンプルをお聴きいただいています。
この画像を表示

太陽がいっぱい (河出文庫) 文庫 – 1993/8

5つ星のうち 4.8 6件のカスタマーレビュー

その他(2)の形式およびエディションを表示する 他のフォーマットおよびエディションを非表示にする
Amazon 価格
新品 中古品
文庫
"もう一度試してください。"
¥ 1
文庫, 1993/8
¥ 112
click to open popover

Kindle 端末は必要ありません。無料 Kindle アプリのいずれかをダウンロードすると、スマートフォン、タブレットPCで Kindle 本をお読みいただけます。

  • Apple
  • Android
  • Android

無料アプリを入手するには、Eメールアドレスを入力してください。



【Amazon Global】OTAKU Store
Figures, Video Games, Blu-ray, DVD and Music of Japanese Anime, Games and Pop Culture Shop now

商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

息子を呼びもどしてほしいという、富豪グリーンリーフの頼みを引き受け、トム・リプリーはイタリアへと旅立った。息子のディッキーに羨望と友情という二つの交錯する感情を抱きながら、トムはまばゆい地中海の陽の光の中で完全犯罪を計画するが…。精致で冷徹な心理描写により、映画『太陽がいっぱい』の感動が蘇るハイスミスの出世作。


登録情報

  • 文庫: 410ページ
  • 出版社: 河出書房新社 (1993/08)
  • 言語: 日本語
  • ISBN-10: 4309461255
  • ISBN-13: 978-4309461250
  • 発売日: 1993/08
  • 商品パッケージの寸法: 14.8 x 10.6 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.8 6件のカスタマーレビュー
  • Amazon 売れ筋ランキング: 本 - 258,698位 (本の売れ筋ランキングを見る)
  • さらに安い価格について知らせる
    この商品を出品する場合、出品者サポートを通じて更新を提案したいですか?

カスタマーレビュー

5つ星のうち 4.8
あなたのご意見やご感想を教えてください

トップカスタマーレビュー

形式: 文庫
私は推理小説をたくさん読む人間ではないが、推理小説を読んだとき、好きになってしまうことがある。それは、謎解きだのプロットといった推理小説の肝の部分よりも、なんか、主人公に愛着を覚えるときだ。結局文学作品などと同じような読み方をしているのだろう。
で、この太陽がいっぱいは、言うまでもなくアラン・ドロンの超有名な傑作の原作であるけれども、あの映画の中で全く割愛されている人物が出てくる。つまり、主人公トムがずっと、友達でい続ける、小さなものに彫刻する彫刻家の女性、だ。米粒のようなものに、何かを描いたりする。
その彼女との友情が、実は一番トムを癒しているのではないかなー、と思う。その女性との、程よい距離を保った金粉のように貴重な友情が、この不幸なトムの人生の中で、唯一の救いに見えて、私にとってこの小説をいつまでも忘れない愛着を感じる存在にしている。
コメント 13人のお客様がこれが役に立ったと考えています. このレビューは参考になりましたか? はい いいえ 評価を送る...
フィードバックありがとうございました。
申し訳ありませんが、お客様の投票の記録に失敗しました。もう一度試してください。
違反を報告
形式: 文庫
90年代に一度、日本で“ハイスミス・ブーム”が起きた。発端は、ミステリー界の革命的才女ルース・レンデルが「ハイスミスを師と仰いでいる」と発言したことが伝わったことだろうか。それまでハイスミスは、ヒッチコックが映画化した『見知らぬ乗客』の原作を書いた作家としてしか評価されてこなかったから、出版社が先を争って翻訳を進めたあの時期は、我々天の邪鬼なミステリー読者には、幸せな時代だった。ハイスミスは、本人もかなり性格が歪んだ偏屈なオバさんだったと言われている(真偽のほどは不明)。

しかし彼女の作品に他のものと違う輝きを放たせたものは、その偏屈さにあったような気がする。「人嫌い」「孤独を好む」「いつも冷ややかに他人を眺める」そんな彼女の資質が、胸が苦しくなるような独特の心理描写や、登場人物に生身の陰影を与えたのだと思う。作者の眼は常に乾いて冷徹なのだ。本作は、フランス映画の名匠ルネ・クレマンがメガホンをとり、アラン・ドロンが美青年ぶりでスターにのし上がった『太陽がいっぱい』の原作にあたる。99年にハリウッドがオールスター・キャストでリメイクした『リプリー』はさらに原作に忠実だ。
改めて小説を読み直してみると、ハイスミスの巧妙なプロットにため息が出る。

同性愛者で貧しい育ちの若者リプリーがなりすました、傲慢で裕福なディッキーは、絶えず正体が
...続きを読む ›
コメント 13人のお客様がこれが役に立ったと考えています. このレビューは参考になりましたか? はい いいえ 評価を送る...
フィードバックありがとうございました。
申し訳ありませんが、お客様の投票の記録に失敗しました。もう一度試してください。
違反を報告
投稿者 ににたににこ トップ500レビュアー 投稿日 2014/10/19
形式: 文庫
 あちらも、ニーノ・ロータの音楽、アンリ・ドカエのカメラともにすばらしい、映画的成功作だが、こちらの
原作はまた当然趣の異なるもので、傑作。犯罪小説だが、「サスペンス」というのとは聊か違う。
 冷蔵庫を買おうとしないディッキーの言葉。「それもアメリカを逃げだした理由のひとつさ」「三十分で料理
ができてしまったら、エルメリンダはそのあとなにをすればいいんだい?」 「1950年代」がこの話を成り立
たせている(ちょっと気分は『ジョヴァンニの部屋』)。船の旅。電話。警察の捜査。新聞。偽のサイン。グッチ
の店で買いもとめ特殊な皮みがきで磨いているスーツケース。トムは上質な物だけを手元に置きたい。
 トムがはじめてディッキーに気に入られたシーンが忘れがたい。犯罪を重ねていくから、必然的にシリ
ーズ中では次第にタフになっていくのだけれど、このトムという若者の、いろいろな、例えば、アメリカでちょっ
とした詐欺をはたらくところ(彼は数字に強い)、「トム・リプリー」に戻りたくないところ、落ち着き払って人
を殺す手順を考えているところ、ローマに旅行して羽目を外すところ、子どものように取り乱して泣くところ、
私立探偵に糾弾される場面を何通りも思い描くところ(ラスコーリニコフのよう)、誰かに似せたり(たしか
...続きを読む ›
コメント 4人のお客様がこれが役に立ったと考えています. このレビューは参考になりましたか? はい いいえ 評価を送る...
フィードバックありがとうございました。
申し訳ありませんが、お客様の投票の記録に失敗しました。もう一度試してください。
違反を報告