この本は、日本の天皇家が古代ユダ国のダビデ王朝の直系の後胤であるということを論説している本です。
神がダビデを選びイスラエルの王としたこと。
ダビデの子孫が、「ダビデ王が神の御心に忠実な歩みを行ったことを模範として同じく神の前に忠実に歩むならば神からの祝福が与えられるとの約束」と、ダビデの王座が子々孫々絶えることのないとの約束が神から与えられているとの３つの事柄を柱として語られている。
歴史教科書的にはバビロン捕囚後、ユダ国に於けるダビデ王朝が途絶えたという理解がなされているが、真実はそうではなく、現在に至るまで神のダビデ王に約束された言葉が続いており、その実際は皇紀２６００有余年を謳う現在の日本の天皇家がダビデ王朝の末裔として継続している事。つまり中東におけるユダ国滅亡後も遠く離れた極東の地日本でダビデ王朝の血統を受け継ぎその命脈を繋いで続いていることを数々の例を挙げながら確証の論を行っているものである。
神がダビデに約束されたことは反故にされているわけではない。セム族ヤコブの後胤であるユダ族としてのダビデの血統、同じくセム族に属する日本の天皇家。日本の中に存在する、言語、習慣、神に関する言葉の古代へブル語との類似性、古代ユダ国に存在した神殿と契約の箱の関連性と日本での継承事情、ユダ国ダビデ王との関係とその影響を強く投影する日本の宮中祭事。
これ等の比較検証から紐解かれる事柄、即ち
日本で広められ何となく受け入れられている（天皇家を含め日本は失われたイスラエル１０部族の末裔である）とする諸説に対してそれが誤りであり、実際は天皇家がユダ国の正当なダビデ王朝の末裔であること、また日本のほぼ全土でみられる神社やそれに関連する祭事、国民の習慣等が「古代北イスラエル国の１０部族では見られないものではあるが、南ユダ国に於て中心的な事柄であったこと」等を提示し論証している。
現在中東に存在するイスラエル国家は、神が約束されたダビデの後胤の継承が存在せず、民族的にもその出自に疑義が持たれている。ヤコブの子孫でない民族がユダヤ人であると称し大多数を占める国家であり、本来この国に存在すべきダビデ王朝の継承に預かるべき正当なダビデの血筋に当る者の影すら見つける事の出来ない国家である。
この事は、聖書の記述に基づいて考えるならば中東のこの国は明らかに神の約束を受けた正当な国ではないことが理解できる。
本書で論じられるすべての論証を聖書に基づいて鑑みた場合、日本の天皇家はユダ国のダビデの血を正しく受け継いでいることの確信が得られるほどに説得力を持っている。
現在、日本の天皇家は日本国の象徴としてではあるが、国のトップの座に置かれている。
神が継続してダビデに祝福を与えられる事に関して、神の約束を忠実に守り行うことをその条件としておられる。
日本国家の安寧と平安と行く末は、日本国のトップの座に君臨を許されている天皇の、神に対する態度如何にかかっていると筆者は勧告している。わたしもこの勧告を重要点ととらえる一人である。
わたくし共々、多くの日本人の方々が本書からの情報に接し、更に本書の基となっている聖書に親しみを持つことによって、神からの慧眼を得られることを望むものである。
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