これを聞いていると
最近の久石さんの音楽という感じがする一方、
タスマニア物語を書いていたころの久石さん80年だから90年代の前半くらいの
彼のサントラの響きを思い出した。
現在の彼の充実した音楽の技量と、引き出しで何か
音をおもしろがって選び出して、楽しみながら遊んで作ったような
のびのびとした聞いているこっちまで良いなあと思うような
趣がある。
今年の日本アカデミー賞の音楽は川井郁子さんの北のカナリアたちが受賞されたようで
これを買って聴いた後にこの一報を聞いて実に驚いた訳だが俺はそちらの方は聴いてはいないが
これを押さえて獲るくらいだからよほど良い音楽を書かれたのだろう。
最近久石さんは現代劇でない映画やドラマの音楽を作曲することが多いが
あまり他では聴かない新鮮な響きが良いなと思う。
こういう才能もあったのかとこの久石さんの年齢からすると未だに伸び代のあるその才能には驚かされる。
枯淡の境地というのも悪くはないがこういう生き様も素敵ではないか。