番外編こそ、真に描くべき続編だと私は思う。
洋が生を受ける遙か昔、タイタニック号が沈む前年の1911年の晩秋、堕天使だとは知らずに天使と信じたロバート・ウィルカックス男爵に匿われた聖が男爵の死後、彼の隠し子「セイ」として愚かにも復讐に暴走したことで悲劇は始まる。「果てしなき航海」編は真の意味は絶対に「果てしなき後悔」に違いない。聖が男爵とウィルの妹ローラの復讐などと余計なことをしなければ死んで当然のウィルではあるが、アメリカに解き放ってやれたかもしれない。それでも私が「果てしなき~」で一見の価値があるとすれば、愛を説き静かに死に臨んだ初老の貴婦人イサドル・ストラウスの存在だ。
コミックス第5巻丸ごと占めた「果てしなき航海」編だが、唯一、新装版第4巻に心配事を問われたらロングフォード侯爵のファーストネームだ。この巻に収録された前半では「チャールズ」だが、もしも訂正されていなかったら「リチャード」になる。大丈夫かな?
表紙
→ コミックス「
天を見つめて地の底で 7
」の表紙 / 同巻収録の「黒の堕天使」の扉絵
裏表紙
→ コミックス「天を見つめて地の底で 7」収録の「黒の堕天使」の扉絵の次のページ
【コミックス第4巻】
* 戦いへの序章
* 最後の審判(前編)
* 最後の審判(後編)
第一部の終わりに
* 番外編
* 鏡の中のコース
* 闇よりの
【コミックス第5巻】
-果てしなき航海-
* 男爵
* 追ってくる者
* 殺人者
あとがき
主要人物4人の紹介ページで、作者が「サタンのサンちゃん」と呼んで可愛がっている魔王の名前が無く、説明文だけになっていた。初期と同じくらい絵が下手だった「鏡の中のコース」と「闇よりの」は絵がせっかくのムードを破壊していた。しかし、連載で描き続けなければ上達しなかったのは事実であり、その成果を『9番目のムサシ』や『天を見つめて地の底で-新章-』で実っているのだから良しとしよう。
天を見つめて地の底で 3 (ボニータコミックスα) (日本語) コミック – 2016/2/16
・橋美由紀
(著)
-
本の長さ293ページ
-
言語日本語
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出版社秋田書店
-
発売日2016/2/16
-
ISBN-104253263534
-
ISBN-13978-4253263535
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カスタマーレビュー
5つ星のうち3.0
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上位レビュー、対象国: 日本
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2016年2月17日に日本でレビュー済み
洋が生を受ける遙か昔、タイタニック号が沈む前年の1911年の晩秋、堕天使だとは知らずに天使と信じたロバート・ウィルカックス男爵に匿われた聖が男爵の死後、彼の隠し子「セイ」として愚かにも復讐に暴走したことで悲劇は始まる。「果てしなき航海」編は真の意味は絶対に「果てしなき後悔」に違いない。聖が男爵とウィルの妹ローラの復讐などと余計なことをしなければ死んで当然のウィルではあるが、アメリカに解き放ってやれたかもしれない。それでも私が「果てしなき~」で一見の価値があるとすれば、愛を説き静かに死に臨んだ初老の貴婦人イサドル・ストラウスの存在だ。
コミックス第5巻丸ごと占めた「果てしなき航海」編だが、唯一、新装版第4巻に心配事を問われたらロングフォード侯爵のファーストネームだ。この巻に収録された前半では「チャールズ」だが、もしも訂正されていなかったら「リチャード」になる。大丈夫かな?
表紙
→ コミックス「[[ASIN:4253127169 天を見つめて地の底で 7]]」の表紙 / 同巻収録の「黒の堕天使」の扉絵
裏表紙
→ コミックス「天を見つめて地の底で 7」収録の「黒の堕天使」の扉絵の次のページ
【コミックス第4巻】
* 戦いへの序章
* 最後の審判(前編)
* 最後の審判(後編)
第一部の終わりに
* 番外編
* 鏡の中のコース
* 闇よりの
【コミックス第5巻】
-果てしなき航海-
* 男爵
* 追ってくる者
* 殺人者
あとがき
主要人物4人の紹介ページで、作者が「サタンのサンちゃん」と呼んで可愛がっている魔王の名前が無く、説明文だけになっていた。初期と同じくらい絵が下手だった「鏡の中のコース」と「闇よりの」は絵がせっかくのムードを破壊していた。しかし、連載で描き続けなければ上達しなかったのは事実であり、その成果を『9番目のムサシ』や『天を見つめて地の底で-新章-』で実っているのだから良しとしよう。
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5つ星のうち3.0
パラレルワールドと化した後日譚
ユーザー名: ヴィオレッタ、日付: 2016年2月17日
番外編こそ、真に描くべき続編だと私は思う。ユーザー名: ヴィオレッタ、日付: 2016年2月17日
洋が生を受ける遙か昔、タイタニック号が沈む前年の1911年の晩秋、堕天使だとは知らずに天使と信じたロバート・ウィルカックス男爵に匿われた聖が男爵の死後、彼の隠し子「セイ」として愚かにも復讐に暴走したことで悲劇は始まる。「果てしなき航海」編は真の意味は絶対に「果てしなき後悔」に違いない。聖が男爵とウィルの妹ローラの復讐などと余計なことをしなければ死んで当然のウィルではあるが、アメリカに解き放ってやれたかもしれない。それでも私が「果てしなき~」で一見の価値があるとすれば、愛を説き静かに死に臨んだ初老の貴婦人イサドル・ストラウスの存在だ。
コミックス第5巻丸ごと占めた「果てしなき航海」編だが、唯一、新装版第4巻に心配事を問われたらロングフォード侯爵のファーストネームだ。この巻に収録された前半では「チャールズ」だが、もしも訂正されていなかったら「リチャード」になる。大丈夫かな?
表紙
→ コミックス「[[ASIN:4253127169 天を見つめて地の底で 7]]」の表紙 / 同巻収録の「黒の堕天使」の扉絵
裏表紙
→ コミックス「天を見つめて地の底で 7」収録の「黒の堕天使」の扉絵の次のページ
【コミックス第4巻】
* 戦いへの序章
* 最後の審判(前編)
* 最後の審判(後編)
第一部の終わりに
* 番外編
* 鏡の中のコース
* 闇よりの
【コミックス第5巻】
-果てしなき航海-
* 男爵
* 追ってくる者
* 殺人者
あとがき
主要人物4人の紹介ページで、作者が「サタンのサンちゃん」と呼んで可愛がっている魔王の名前が無く、説明文だけになっていた。初期と同じくらい絵が下手だった「鏡の中のコース」と「闇よりの」は絵がせっかくのムードを破壊していた。しかし、連載で描き続けなければ上達しなかったのは事実であり、その成果を『9番目のムサシ』や『天を見つめて地の底で-新章-』で実っているのだから良しとしよう。
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