できるだけ国民に犠牲を出さない政策をとるのは為政者として当然の姿勢だが、何がなんでも戦争反対というのはどうかと思う。平和な世界の倫理が戦場では通用しないのと同じで、中世あたりの文明に21世紀先進国の倫理を持ち込んでも世界中が混乱するだけ。ついでに言うなら日本がのんびり反戦教育していられるのは、陸軍の強いChinaやKoreaと海で隔たっており、アメリカという傭兵がいろいろ泥をかぶってくれるからこその特殊事情なのだが。そのあたりを弁えているはずのコンラッドや村田も真っ先に主人公に迎合してしまう。冒険に出る動機が必要であるにしても、周りの大人たちによって浅い理想論だけは正せるはず。結局、作者が不見識なのだろう。
あと、この主人公は地球でしか理解されないネタを、別世界の臣民に向けていつまで連発しつづけるのだろうか。言葉のキャッチボールになっていない会話は苛々する。このあたりも主人公が単なるお子様でエゴイストに見える一因。
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