一気に読めて、とても勉強になった。
江戸時代の雷電のエピソードが、もっと読みたかったが、本来の主旨と異なるので、仕方ない。
それにしても、貴乃花親方に対する粛清劇といい、横綱の暴行引退を始めとする、この十有余年の相撲協会の不祥事の余りの連鎖に顔色を失う…
これほどの不祥事の連鎖を防止出来ず、暴行横綱はそのまま出場させる、被害者の師匠にはパワハラを続けて退職に追い込み、貴乃花親方ともっと話したかったと思います云々に至っては、八角は公益財団法人の理事長の器でない事が明白だ。
暴行を知りながら日馬富士を出場させた時点で、現執行部は貴乃花理事を除いて、全員辞職するべきだったと、今でも思う。
力士プラス養成員も新弟子ゼロ場所がこうも続けば、いずれ年寄、行司、床山、呼出し等裏方を養うに必要な損益分岐点を下回る日を迎えるのも、もうそれほど先の事とも思われず、そう遠くない日に、年六場所も維持出来ず、公益財団法人の資格を失い、両国国技館も使用出来なくなるのではないか?
横綱審議委員会の唯一のガチ横綱に対する全く不必要な激励処分、評議委員会なる御用機関、もうこの組織は終わった。
ご自分の大切な十五才の息子さんを、あんな業界に中学卒で就職させる気になれないでしょう?
…この本を読んでも私は、相撲を見ようとはもう思えなかった。この著作が、いくら名著であっても、突然、41回優勝横綱に品格が付く訳もなく、理事長がある日突然、名理事長になる訳も、もっとあり得ない。
サラバ、大相撲…
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大相撲の不思議 (潮新書) 新書 – 2018/9/5
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女性初の横綱審議委員も務めた著者が、ニワカをばっさり!
「差別があるのは当然。悔しかったら強くなれ! 」
「なぜ女性が土俵 にあがってはいけないのか」
「横審は日本相撲協会の言いなり?」
「左手で手刀を切ってはいけないワケ」etc…
小気味いい「牧子節」がさく裂する!
そして「大相撲」の不可思議で深遠な世界へようこそ!
「差別があるのは当然。悔しかったら強くなれ! 」
「なぜ女性が土俵 にあがってはいけないのか」
「横審は日本相撲協会の言いなり?」
「左手で手刀を切ってはいけないワケ」etc…
小気味いい「牧子節」がさく裂する!
そして「大相撲」の不可思議で深遠な世界へようこそ!
- 本の長さ208ページ
- 言語日本語
- 出版社潮出版社
- 発売日2018/9/5
- 寸法18.2 x 11.3 x 2 cm
- ISBN-10426702149X
- ISBN-13978-4267021497
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商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
宗教的考察から、ポロリ事件そしてキラキラネームまで知れば知るほど深遠な大相撲の世界へようこそ!
著者について
1948 年生まれ。
脚本家、作家。「毛利元就」 「ひらり」をはじめ多くの脚本を手掛ける。
「終わった人」「義務と演技」など著書多数。
脚本家、作家。「毛利元就」 「ひらり」をはじめ多くの脚本を手掛ける。
「終わった人」「義務と演技」など著書多数。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
内館/牧子
秋田県生まれ。武蔵野美術大学卒業。三菱重工業に入社後、13年半のOL生活を経て、1988年に脚本家デビュー。テレビドラマの脚本に「毛利元就」「ひらり」「私の青空」など多数。2000年から10年まで女性初の横綱審議委員会審議委員を務める。06年、東北大学大学院文学研究科修了。05年より同大学相撲部監督に就任し、現在は総監督(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
秋田県生まれ。武蔵野美術大学卒業。三菱重工業に入社後、13年半のOL生活を経て、1988年に脚本家デビュー。テレビドラマの脚本に「毛利元就」「ひらり」「私の青空」など多数。2000年から10年まで女性初の横綱審議委員会審議委員を務める。06年、東北大学大学院文学研究科修了。05年より同大学相撲部監督に就任し、現在は総監督(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
登録情報
- 出版社 : 潮出版社 (2018/9/5)
- 発売日 : 2018/9/5
- 言語 : 日本語
- 新書 : 208ページ
- ISBN-10 : 426702149X
- ISBN-13 : 978-4267021497
- 寸法 : 18.2 x 11.3 x 2 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 22,038位本 (の売れ筋ランキングを見る本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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脚本家。1948年、秋田市生まれ。武蔵野美術大学卒業後、三菱重工業に入社。13年半のOL生活を経て、1988年に脚本家デビュー。2000年9月か ら(財)日本相撲協会横綱審議委員会審議委員をつとめ、2010年1月に退任。2006年には、東北大学大学院文学研究科で、論文「大相撲の宗教学的考察 ―土俵という聖域」で修士号を取得。2006年より、秋田経済法科大学(現・ノースアジア大学)客員教授。2008年より、武蔵野美術大学客員教授(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 「横審の魔女」と呼ばれて (ISBN-13: 978-4022507273 )』が刊行された当時に掲載されていたものです)
カスタマーレビュー
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2019年3月3日に日本でレビュー済み
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2019年4月26日に日本でレビュー済み
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著者が言っているように、相容れない六つの要素が相撲社会にはあり、それが六つお互い対立したり、妥協したり、入り乱れて、混沌としながら、一般社会のうえを浮き沈みし永い歴史をもって、現代まで続いてきた大相撲社会である。最近ではモンゴル人も別の価値観でもって横綱を張っていたりして、ますます複雑になり興味がもたれる。
なにしろ著者の「内館牧子」さんは大相撲のことを詳しく知りたいため、東北大学大学院文学研究科に入り、宗教学を専攻し相撲史を学んだほどの人である。普通一般の作品よりも数倍面白い、特殊な社会の男たちのはなしである。
なにしろ著者の「内館牧子」さんは大相撲のことを詳しく知りたいため、東北大学大学院文学研究科に入り、宗教学を専攻し相撲史を学んだほどの人である。普通一般の作品よりも数倍面白い、特殊な社会の男たちのはなしである。
2018年10月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
面白かったし、相撲の歴史を知ってためにもなった。内館氏の相撲に対する心構えがしっかりと記述されており、相撲愛好者としてはその心意気を感じることができた。
相撲の知識や歴史的背景を知らない人たちが、内館氏のこの本から読み取ると、特に女性にそのような人が多いようだが、相撲を愛して止まない人たちにとっては信じられないことを言ったり、書いたりしていることをこの本から知った。例えば、民俗学のある女性研究者は、「国民の半分は女性だろうに、女性が排除される相撲が国技とは。するとこの場合の国技は、誰もが楽しめる国民的競技という意味で認められた国技とは違うのだな、とも思う。」と書いているに対して、このレベルに世間が煽られては危険だ、と内館氏は危機感を表しているのであるが、私も内館氏に同感すると共に、その女性に、研究者である前にもっと人間性を深めなさい、と言いたくなってしまう。
最後に内館氏は、「国技であり続けるためには、保守すべきは断固として保守すべきでる。近代的な歴史や思潮に従う必要はない。」と断言している。まさにその通りである。これからも相撲に対する忌憚の無い意見を期待している。
相撲の知識や歴史的背景を知らない人たちが、内館氏のこの本から読み取ると、特に女性にそのような人が多いようだが、相撲を愛して止まない人たちにとっては信じられないことを言ったり、書いたりしていることをこの本から知った。例えば、民俗学のある女性研究者は、「国民の半分は女性だろうに、女性が排除される相撲が国技とは。するとこの場合の国技は、誰もが楽しめる国民的競技という意味で認められた国技とは違うのだな、とも思う。」と書いているに対して、このレベルに世間が煽られては危険だ、と内館氏は危機感を表しているのであるが、私も内館氏に同感すると共に、その女性に、研究者である前にもっと人間性を深めなさい、と言いたくなってしまう。
最後に内館氏は、「国技であり続けるためには、保守すべきは断固として保守すべきでる。近代的な歴史や思潮に従う必要はない。」と断言している。まさにその通りである。これからも相撲に対する忌憚の無い意見を期待している。
ベスト1000レビュアー
内館さんは4歳の時から大相撲が好きだったそうだ。
OLを13年半。シナリオを勉強してシナリオライターとしてデビューした。
ここでも大相撲が題材に選ばれている。
やがて2000年から横綱審議委員会審議委員を10年間務めた。
その後の内館さんは、何をしていたのだろう?
この本で、その後の内館さんを知った。
男女平等、女性だから土俵にあがれないなんて、おかしい。
そんな女性たちの声を内館さんは聞きながら焦っていたという。
女性政治家の「男女共同参画がグローバルスタンダードに沿うことだ」という主張。
民俗学研究者の主張「国民の半分は女性だろうに、女性が排除される相撲が国技とは。するとこの場合の国技は、誰もが楽しめる国民的競技という意味で認められた国技とは違うのだな、とも思う」
内館さんは、このレベルに世論が煽られては危険だ、大相撲はそうじゃないと本気で思った。
内館さんは、東北大学大学院文学研究科を受験、合格。宗教学を専攻して本格的に相撲史を学び始めた。
土俵を守りたい内館さんは、東北大学のある仙台へ引っ越して3年間勉強していたのだ。
普通のOLだった内館牧子さんは、大相撲が大好きで、ここまでやった。
努力を重ねて自分のものにした土台の上に立って、新書版の『大相撲の不思議』をまとめている。
どの項目も面白く、新知識満載だ。
貴乃花関係の経緯なども書かれている。
こうしたことに踏み込んで書くだけの、揺るがない立ち位置を持っているので安心・信用して読めるのである。
請われて横綱審議委員会審議委員を受けた時、強烈な拒否反応を持つ人たちが、当然ながらいた。
こうした人たちと、最後にどういうシーンが生まれたか。
この辺りを読むと、愛と誠意の力が身にしみて感動する。
OLを13年半。シナリオを勉強してシナリオライターとしてデビューした。
ここでも大相撲が題材に選ばれている。
やがて2000年から横綱審議委員会審議委員を10年間務めた。
その後の内館さんは、何をしていたのだろう?
この本で、その後の内館さんを知った。
男女平等、女性だから土俵にあがれないなんて、おかしい。
そんな女性たちの声を内館さんは聞きながら焦っていたという。
女性政治家の「男女共同参画がグローバルスタンダードに沿うことだ」という主張。
民俗学研究者の主張「国民の半分は女性だろうに、女性が排除される相撲が国技とは。するとこの場合の国技は、誰もが楽しめる国民的競技という意味で認められた国技とは違うのだな、とも思う」
内館さんは、このレベルに世論が煽られては危険だ、大相撲はそうじゃないと本気で思った。
内館さんは、東北大学大学院文学研究科を受験、合格。宗教学を専攻して本格的に相撲史を学び始めた。
土俵を守りたい内館さんは、東北大学のある仙台へ引っ越して3年間勉強していたのだ。
普通のOLだった内館牧子さんは、大相撲が大好きで、ここまでやった。
努力を重ねて自分のものにした土台の上に立って、新書版の『大相撲の不思議』をまとめている。
どの項目も面白く、新知識満載だ。
貴乃花関係の経緯なども書かれている。
こうしたことに踏み込んで書くだけの、揺るがない立ち位置を持っているので安心・信用して読めるのである。
請われて横綱審議委員会審議委員を受けた時、強烈な拒否反応を持つ人たちが、当然ながらいた。
こうした人たちと、最後にどういうシーンが生まれたか。
この辺りを読むと、愛と誠意の力が身にしみて感動する。