「生物」は、受験者数のわりに参考書の数が少なく、また、出ている参考書もレベルが高すぎたり、解説が少なかったりと、自学自習可能な良書はきわめて少ないのが現状です。
一部の難関大や医薬系学部を除けば、ほとんどの入試問題は「基礎」事項の理解を問う目的で作成されています。わかりにくい参考書を使い、消化不良を起こしたまま入試を迎えてしまった受験生が、確実に得点できる問題でボロボロ失点し、入試で不本意な結果を残す……こんな悲劇が、毎年全国各地で繰り返されています。
では、生物の入試で問われる「基礎」事項とはいったい何か……本書は、その解答を導きます。
この本には、
●入試の基本~標準レベルの良問を、教科書の単元順に約80題収録
●設問の解説に入る前に、設問を解くうえで前提となる基礎知識を「松尾のポイントレッスン」として板書形式で提示
●設問の解説は、生物初心者でも十分理解できる親切さ+わかりやすさ。また、自分の頭を使って考えさせるしかけも満載
という3つの特長があります。
やさしすぎず難しすぎない適切なレベルの問題を使い、解説で基礎事項を体系的に網羅した演習書……このようなコンセプトをもつ生物参考書は、本書をおいて他にはないと断言します。この本を、生物入試対策の決定版として、すべての受験生に捧げます。