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大坂堂島米市場 江戸幕府vs市場経済 (講談社現代新書) Kindle版

4.4 5つ星のうち4.4 219個の評価

海外の研究者が「世界初の先物取引市場」と評価する江戸時代、大坂堂島の米市場。米を証券化した「米切手」が、現在の証券市場と同じように、「米切手」の先物取引という、まったくヴァーチャルな売り買いとして、まさに生き馬の目を抜くかのごとき大坂商人たちの手で行われていた。このしばしば暴走を繰り返すマーケットに江戸幕府はいかに対処したのか? 大坂堂島を舞台にした江戸時代の「資本主義」の実体を初めて本格的に活写
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登録情報

  • ASIN ‏ : ‎ B07FCBNN33
  • 出版社 ‏ : ‎ 講談社 (2018/7/19)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2018/7/19
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • ファイルサイズ ‏ : ‎ 19129 KB
  • Text-to-Speech(テキスト読み上げ機能) ‏ : ‎ 有効
  • X-Ray ‏ : ‎ 有効
  • Word Wise ‏ : ‎ 有効にされていません
  • 本の長さ ‏ : ‎ 298ページ
  • カスタマーレビュー:
    4.4 5つ星のうち4.4 219個の評価

著者について

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高槻 泰郎
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カスタマーレビュー

星5つ中4.4つ
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お客様のご意見

お客様はこの本の内容について、面白いと評価しています。歴史の面白さや金融工学の面白さを両方楽しめる一石二鳥の本だと感じており、原資料に遡って調査された上で作成されているため、説得力があると好評です。また、緻密な論証と結論がすばらしかったという声もあります。読みやすさについても満足しており、文章が読みやすいとの声があります。神戸大学の研究者による学識に基づく良書として高く評価されています。

お客様の投稿に基づきAIで生成されたものです。カスタマーレビューは、お客様自身による感想や意見であり、Amazon.co.jpの見解を示すものではありません。

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8人のお客様が「内容」について述べています。8肯定的0否定的

お客様はこの書籍について、面白い内容と説得力があると評価しています。歴史の面白さや金融工学の面白さを両方楽しめる一石二鳥の本だと感じています。また、緻密な論証と結論が素晴らしく、背景の精神性がおもしろいと好評です。神戸大学の研究者による学識に基づく良書として高く評価されています。

"...本書を通じて、現代の金融投機市場について本質が学べると言っても過言ではない。 歴史の面白さと金融工学の面白さを両方味わえる一石二鳥の本。神戸大学の研究者が書いた、学識に基づく良書である。" もっと読む

"...と疑問が残るところ以外はとても分かりやすく詳述されている。なんで新書で書いているんだろうって思う位。おもしろい!" もっと読む

"面白い内容だが、経済の基本がわからない私には少し読みこなすのに時間がかかった。" もっと読む

"幕府の市場への関わり方などの話が生々しくとても興味深かった。相場の情報を手に入れるのに様々な工夫があり、はしっこい人は早耳になるために金をかけてたのは今と同じだなと。" もっと読む

3人のお客様が「読みやすさ」について述べています。3肯定的0否定的

お客様はこの本の読みやすさを高く評価しています。読みやすい文章でおもしろいと感じています。

"いろいろと江戸時代の印象がガラッと変わった。知識がない人でも読みやすい本なのでみなさんぜひ。" もっと読む

"読みやすい文章でおもしろい" もっと読む

"...の本で堂島米市場が世界最初の先物市場であるといった説明をよく目にしたが、その「堂島先物市場」についての先端の研究を一般の人にとっても読みやすい形でまとめられた良書。..." もっと読む

上位レビュー、対象国: 日本

2019年10月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
江戸時代のマクロ経済は現在と異なり、時代劇に登場するような山吹色の小判も銀貨もあったものの、米が事実上の通貨の役割をしていた。現在は経済力を GDP で評価するが、当時は石高で経済が評価された。

各藩は年貢米を徴収すると、大半を家臣に俸禄として与えたが、大阪を頂点とする全国の米市場において、余剰米を貨幣に換金し、財政に充当していた。

江戸初期から中期にかけ、財政を潤す為に各藩とも競うように新田開発に励むものの、需要が増えないまま供給だけ増やしたものだから、激しいインフレが発生して米価格が急落。結局、藩の財政が潤わない結果になる。

米価格が上がれば藩は儲かるが、江戸や大阪など大都市に暮らす消費者の生活が困窮する。そこで米価を一定水準にコントロールしようと企んだのが江戸幕府。それに対して自由な市場を標榜した大阪米市場。まだマクロ経済学も金融工学も無い時代であるが、両者の攻防は投機市場の本質を突いたもの。本書を通じて、現代の金融投機市場について本質が学べると言っても過言ではない。

歴史の面白さと金融工学の面白さを両方味わえる一石二鳥の本。神戸大学の研究者が書いた、学識に基づく良書である。
13人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2023年3月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
いろいろと江戸時代の印象がガラッと変わった。知識がない人でも読みやすい本なのでみなさんぜひ。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2018年9月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
大阪商人の後裔だった祖父は商家のボンボンらしく道楽もんだったが中でも相場は格別だった。もっとも下手の横好きで結局は損して家業に戻ったが、金欠に悩まされた父は相場を目の敵のようにしていた。もちろん、祖父がしくじったのは小豆で米でこそなかったがその仕組みが玄人筋でも気を抜けば命取りということに変わりはない。父は本業の他は不動産と株の現物のみを売買し家運を盛り返した。今も先物御法度は我が家の家訓だが、それでも気が付けば身の回りの金融商品にその仕組みが組み込まれている。知らないでは済ませられない。
本書は堂島米相場の歴史とその後を紹介しているが、コンパクトな新書版の中に商人と幕府の知恵比べを活写して飽きさせない。先物の発達そのものを歴史を踏まえて説明してくれるので理解もしやすい。ただ、常に付きまとうのは堂島米相場の仕組みがとてつもなく先進的で、流動性の極限を初めから指向していたことへの不可思議さだ。売買したいという欲求のみを実現させる仕組みというべきか。時間と相場を味方にして利ザヤを抜くなら確かに現物など無用の長物。しかしそう考えても果たして常人に現物を頭から捨て去ることなどできるだろうか。しかも相場が成立するには多数の商人が同じ知的水準でなくてはならない。相場は多数の参加者がいないと存在しえない。
ほとんど、観念論だけで取引を数式のように立てて不要な項を消して公式を発見したような快挙だ。一つには大阪では和算や単式簿記、心学などが発達していたうえに、仏教に始まる論理学が教養として熱心に学ばれていたことがあるだろう。高度な数学的論理性が一種の趣味や教養として大阪商人の間にすでに定着していた。その上で開化したのが大阪米相場ということだろう。
その点、江戸幕府も享保時代には相場と正面から向き合っている。これも勘定方はじめ幕府の重鎮がそれだけの数的素養があったという証左に他ならない。市場との対話としては最も早いものだ。時の公方は徳川吉宗。米将軍の異名もむべなるかな。それは米相場の低迷を脱するためということだが、経済とは何かを理解していた点、江戸幕府が260年以上安定政権を維持できた理由の一つになるだろう。
さて、ふとPCの他の窓に開けて原油相場を見て思う。江戸幕府と比べてOPECは原油価格の安定化にずいぶん苦労はしているがやっていることはあまり変わらないようだ。一つ大きな違いは米は国内のみで市場も幕府の許可ありきだが、石油は各国に市場がありその設立も各国政府の専権ということ。サウジなどが江戸幕府と堂島米相場の鎬を削るやりとりを知ったらうらやましがるだろう。
そんな感想を抱かせる奥行きの深い一冊です。
10人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2019年11月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
読みやすい文章でおもしろい
2021年7月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
よくまぁコンピューターや計算機がない時代に人力で紙と筆のみで、米だけとは言え
証券化した市場をつくったものです。

米俵につめて輸送するだけでも大変だったろうに大阪に集めた後にさらに江戸などに輸送
してるっぽいが、なんで江戸にもつくらなかったんだろう?規模は小さいながらも江戸にも
あったんだろうか?
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2018年8月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
想像していたより高度な市場が形成されていたことに驚く。

米を証券化しただけではなく、先物、指数取引まで行っていて、「ヘッジを越えた投機だ」といった議論までされている。
そして江戸幕府。買いオペだけではなく、口先介入までしている。金融に知識のない人はちょっとついていけないレヴェルかもしれない。

筆でものを書いていた時代に、集計や精算をどうやっていたんだろう?と疑問が残るところ以外はとても分かりやすく詳述されている。なんで新書で書いているんだろうって思う位。おもしろい!
10人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2023年8月6日に日本でレビュー済み
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興味深かった点は、産地によって、先物取引市場も価格が違っていた点です。
当然と言えば当然ですが、一律の米という商品で産地の違いを考慮しない先物取引だと考えていました。
第六 章   大名 の 米穀検査
という章に詳しくありますが、大名(藩)は、自分の米が高く売れるように、品質の維持、向上に相当努力していたようです。
品質検査を経たものしか、年貢は受領されず、農民は苦心していまいた。
佐賀藩や熊本藩では、 大坂で売却する全ての米俵に、 その俵を梱包した農民の名前を書かせていたそうです。
万が一、 砂利交じり や 虫入り などの 品質不良が見つかっ た場合における責任の所在を明確にするためです。
品質の管理には、責任の所存を明確することが大事ですし、
責任の所在が明確でないものは、その品質に期待してはいけないと思いました。
責任の所在の明確化、個人情報保護に反する部分もあるので、この点も難しいと感じました。
どうして江戸時代を通じて、米の物納という不便な制度が続いたのが謎でした。
この謎は本書では改名されませんでしたが、
米の換金というのが、農村では難しかったのかもしれません。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2021年8月23日に日本でレビュー済み
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今も昔もシステムは同じ。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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