私は年齢的には十分すぎるほどに、大人になった。
でも、アタマの中や服の好み…20代後半からほとんど変わっていない。
そんな自分だから“大人の女”だとは、絶対に言えない!!
でも少女の頃からずっと思っていた。
平日の銀座の街でよくお見かけするような、素敵な大人の女性…40代以上と思われるマダムたちの
ように、いつか自分もなりたい、なれるだろうか?と。
その頃から、多分私は気づいていた。
“外見だけじゃホントに綺麗にはなれないのよ”って。
でも、具体的にどうしたらいいのか…そんな教科書はありはしないし、私はそもそも美人さんじゃない。
さてそろそろ40代だわねぇ…一体私は“素敵な大人の女性”になれるのかしら!?と焦りが出だした頃、
“美しく素敵な大人”の大高先生のこの本に出会った。
いわゆるメイクやスキンケアだけの本ではない。
もちろん大高流のスキンケアやメイク法、おすすめの化粧品などもしっかり紹介されているけれど。
でも、特に勉強になったのは後半。
大高先生自身が成長する中で、どんな風に“美しさ”や“素敵さ”そして“綺麗さ”を学んでいったのかが
分かるエピソードが載っている。
自然と自分を先生と重ねながら読んでいて、“外見だけじゃ綺麗になれないのよ”と昔思ったこと、
そして“じゃあどうすれば?”のヒントが浮かんできた。
やっぱり、こころ、なのねぇと思った。
優しいこころは優しい表情を生み、丁寧に生きる姿勢は美しさや素敵さを支え、そこに品格が加わって
素敵さが現れる。
私はそんなふうに、大高先生の言葉を読んで自分なりの理解をした。
今、自分が綺麗かどうかはナゾ。
でも、大高先生のように素敵になりたいな、と思いながら綺麗な赤い背表紙を毎日眺めている。
綺麗になる、素敵になる、美しくなるための知恵がいただける本だ、と思う。
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