本書を一瞥したら、図表グラフが多いことが目に止まります。
これら全てが相対評価、指数評価、指数と指数との比較になっています。
絶対評価の年次推移など、絶対数が縦横にありません。他人に説得力のある図表はこれに勝るものはありません。
これを見せられて、これを理解してその説明との齟齬を10秒以内に指摘することは事前の入力がなければできないでしょう。
政治家が、自分も知らずに騙しに使うテクニックの一つです。たいてい乗せられてしまいます。
しかし、ご指摘のところの半分は間違っていないと思えるところが、表紙のグラフからして憎いところです。
ある意味で、これからもっと経済的に苦しめ、さらに騙され続けろ、と言われているようです。
騙されて、買って、これを徹底的に批判できる人を求める次第ですが、正しいところもあるから難しいち思います。
一方的な礼賛、迎合に乗せられないように、お読みいただくのが良い、と思いますし、¥3200の価値は請負ます。
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大不平等――エレファントカーブが予測する未来 単行本 – 2017/6/10
ブランコ・ミラノヴィッチ
(著),
立木 勝
(翻訳)
購入を強化する
「各国間と各国内の不平等を、これ以上ないほど明確に語ってくれる。必読書だ」
トマ・ピケティ(パリ経済学校教授)
「これからの世界は、グローバルなトップ1%層に支配されるのだろうか、
それとも支配するのは巨大なグローバル中間層だろうか」
ジョセフ・スティグリッツ(コロンビア大学教授)
「斬新かつ挑発的な発想の宝庫だ」
アンガス・ディートン(プリンストン大学教授)
新理論と実証で、今世紀の所得分布の大変動を描きだした、ポスト・ピケティ
とも呼べる新しい経済学の登場だ。
BREXIT, トランプ現象などの政治的「ショック」の背後にはいった
いどのような原因があるのだろうか。その経済的側面を、このうえなく明晰に
示しているグラフがある。ワシントン・ポスト紙が「現代政治のロゼッタスト
ーン」と評するエレファントカーブと呼ばれるグラフだ。
このグラフは、中国などのグローバル中間層、そして、先進国内の超富裕層の
所得が、ベルリンの壁崩壊からリーマンショックのあいだに、急伸しているの
に対して、先進国の中間層の所得がほぼ停滞していることを、明瞭に示してい
るのだ。
本書は、このグラフの発表者が、今世紀の世界的不平等の行方と、その帰結と
しての政治・経済情勢を予測した、格差研究の最前線とも言える基本書である。
金権政治、ポピュリズム、グローバルエリートの支配、戦争……、わたしたち
は、この未来からのがれられるのだろうか? 2016年『エコノミスト』『フィ
フィナンシャル・タイムズ』ベストブック。
トマ・ピケティ(パリ経済学校教授)
「これからの世界は、グローバルなトップ1%層に支配されるのだろうか、
それとも支配するのは巨大なグローバル中間層だろうか」
ジョセフ・スティグリッツ(コロンビア大学教授)
「斬新かつ挑発的な発想の宝庫だ」
アンガス・ディートン(プリンストン大学教授)
新理論と実証で、今世紀の所得分布の大変動を描きだした、ポスト・ピケティ
とも呼べる新しい経済学の登場だ。
BREXIT, トランプ現象などの政治的「ショック」の背後にはいった
いどのような原因があるのだろうか。その経済的側面を、このうえなく明晰に
示しているグラフがある。ワシントン・ポスト紙が「現代政治のロゼッタスト
ーン」と評するエレファントカーブと呼ばれるグラフだ。
このグラフは、中国などのグローバル中間層、そして、先進国内の超富裕層の
所得が、ベルリンの壁崩壊からリーマンショックのあいだに、急伸しているの
に対して、先進国の中間層の所得がほぼ停滞していることを、明瞭に示してい
るのだ。
本書は、このグラフの発表者が、今世紀の世界的不平等の行方と、その帰結と
しての政治・経済情勢を予測した、格差研究の最前線とも言える基本書である。
金権政治、ポピュリズム、グローバルエリートの支配、戦争……、わたしたち
は、この未来からのがれられるのだろうか? 2016年『エコノミスト』『フィ
フィナンシャル・タイムズ』ベストブック。
- 本の長さ304ページ
- 言語日本語
- 出版社みすず書房
- 発売日2017/6/10
- 寸法13.5 x 2.5 x 19.6 cm
- ISBN-104622086131
- ISBN-13978-4622086130
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商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
新理論と実証で、所得分布の大変動を描きだす、新しい経済学。2016年『エコノミスト』『フィナンシャル・タイムズ』ベストブック。
著者について
ブランコ・ミラノヴィッチ(Branco Milanovic)
ルクセンブルク所得研究センター上級研究員、ニューヨーク市立大学大学院セ
ンター客員大学院教授。ベオグラード大学で博士号を取得後、世界銀行調査部
の主任エコノミストを20年間務める。2003-05年にはカーネギー国際平和基金
のシニア・アソシエイト。所得分配について、またグローバリゼーションの効
果についての方法論的研究、実証的研究を、Economic Journal, Review of
Economics and Statistics などに多数発表。著書『不平等について』(みす
ず書房、2012年)ほか。
立木勝(たちき・まさる)
翻訳者。訳書 アルメンダリズほか『マイクロファイナンス事典』ルーニー『物
理学は歴史をどう変えてきたか』シュミル『エネルギーの不都合な真実』ほか。
ルクセンブルク所得研究センター上級研究員、ニューヨーク市立大学大学院セ
ンター客員大学院教授。ベオグラード大学で博士号を取得後、世界銀行調査部
の主任エコノミストを20年間務める。2003-05年にはカーネギー国際平和基金
のシニア・アソシエイト。所得分配について、またグローバリゼーションの効
果についての方法論的研究、実証的研究を、Economic Journal, Review of
Economics and Statistics などに多数発表。著書『不平等について』(みす
ず書房、2012年)ほか。
立木勝(たちき・まさる)
翻訳者。訳書 アルメンダリズほか『マイクロファイナンス事典』ルーニー『物
理学は歴史をどう変えてきたか』シュミル『エネルギーの不都合な真実』ほか。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
ミラノヴィッチ,ブランコ
ルクセンブルク所得研究センター上級研究員、ニューヨーク市立大学大学院センター客員大学院教授。ベオグラード大学で博士号を取得後、世界銀行調査部の主任エコノミストを20年間務める。2003‐05年にはカーネギー国際平和基金のシニア・アソシエイト。所得分配について、またグローバリゼーションの効果についての方法論的研究、実証的研究を、Economic Journal,Review of Economics and Statisticsなどに多数発表
立木/勝
翻訳者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
ルクセンブルク所得研究センター上級研究員、ニューヨーク市立大学大学院センター客員大学院教授。ベオグラード大学で博士号を取得後、世界銀行調査部の主任エコノミストを20年間務める。2003‐05年にはカーネギー国際平和基金のシニア・アソシエイト。所得分配について、またグローバリゼーションの効果についての方法論的研究、実証的研究を、Economic Journal,Review of Economics and Statisticsなどに多数発表
立木/勝
翻訳者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
登録情報
- 出版社 : みすず書房 (2017/6/10)
- 発売日 : 2017/6/10
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 304ページ
- ISBN-10 : 4622086131
- ISBN-13 : 978-4622086130
- 寸法 : 13.5 x 2.5 x 19.6 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 371,058位本 (の売れ筋ランキングを見る本)
- - 1,802位経済学 (本)
- - 14,473位投資・金融・会社経営 (本)
- カスタマーレビュー:
カスタマーレビュー
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トップレビュー
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ベスト500レビュアー
邦題の「大不平等」は安直な感じがするが、内容は本書の原題「グローバル不平等 グローバリゼーションの時代への新しいアプローチ」の方が適切である。
副題のエレファントカーブの話も(背景にはあるにせよ直接には)最初以外全く出てこない。
本書は、多数のデータ・グラフを眺めつつ、グローバリゼーションで生じている変化を「国内の不平等」「国家間の不平等」それぞれから考えていく本である。
(ちなみに、見た限りデータを表すグラフの縦横軸はちゃんと数字や単位は入っている)
エレファントカーブは、グローバル中間層(中国やアジア地域の上位層)の台頭、先進国の中間以下の層の停滞、超富裕層の上昇の三つを特徴として持っている。
最初の二つの動きは、労働市場をアジアへと移したりしたことによるものが大きく、エレファントカーブの構造はグローバル金融危機などの影響はほとんど受けていない。
国内不平等については、まずクズネッツ曲線とピケティの恒常的な不平等増大の説が紹介され、前者は1980年以降の動きを、後者は19世紀以前の動きを説明できないと批判する。
これに対し筆者は、(平均所得が動かないまま不平等が振動だけしている状況を脱した産業革命以降につて)クズネッツ仮説を拡張して、一人当たりGDPに対して不平等が上下に振動する「クズネッツ波形」というものを提唱する。
産業革命以前は生産余剰が少なく財が生存線ギリギリなので不平等はある程度以上広がれず、不平等の変動はペストや戦争といった外生的要因が主だった。
産業革命で一旦不平等が広がるが、第一次大戦から70年代ごろまで不平等が押し下げられる「第一の波」がある。
筆者はピケティとは異なり、波の低下要因の戦争は「富裕層の余剰貯蓄の投資先として植民地確保と他国の実力排除」であり、すなわち経済(不平等)の内生的要因と見ている。これに教育や医療の普及が連なる。
一方、情報革命とグローバリゼーション以降、金融・サービス部門への需要以降、高スキル労働者の報酬増、資本収益率の増加などによるレントの発生、それと政治に結び付いた富裕層優遇のロビー政治により「第二の波」が来ているとしている。
第二の波の不平等拡大の停止要因はいろいろと検討しているが、教育の拡充はほぼ天井に来ているので期待できないとし、中国での賃金上昇はアジアの他国次第(労働力供給国が中国からそれらの国に変わるだけなので)としている。
グローバルな不平等は、ほとんどが国家間のもの(国内の階級よりも「どの国に生まれるか」が所得の大半を決める)である。
世界全体での不平等は先進国に追いつく動きがみられるものの、それはアジアに限定されており、アフリカなどは脱落したまま(正確には急激なGDP下落を何度も経験している)である。
この豊かな国の「市民権プレミアム」を求めて人が動くのが移民であるが、移民は多くの国で受け入れられない。
過酷な労働環境に置かれたり差別されたりする事例は多いが、それでも国家間不平等の方が大きい状況では貧困国から先進国への移民は後を絶たず、筆者は妥協的な方法として「移民の市民権を一部制限する代わりに、移民を今よりも広範に受け入れる」方策を提案している。
最後は、アメリカの中間層没落や資本の集中、中国の状況(筆者は現在を不平等のほぼピークと見る)、そして今後のグローバル不平等を見る視点が解説されて締めくくられている。
全体として本書は、グローバルな不平等の変化と要因を考えるうえで、役に立つ情報と視座が盛り込まれている良書だと言えよう。
なお、本書はグローバル中間層以上を扱っているので、最底辺の国の問題はほとんど扱われていない。こうした問題はディートン 大脱出――健康、お金、格差の起原 やコリアー 最底辺の10億人 を読むといいだろう。
逆に超富裕層の考察については、本書では批判的に言及されることも多かったが、やはりピケティ 21世紀の資本 は外せないだろう。
本書は、両者の間である中流国富裕層~先進国中間層の動向をロングスパンで考察しており、グローバルな不平等を考える上で極めて示唆的な一冊だと思う。
副題のエレファントカーブの話も(背景にはあるにせよ直接には)最初以外全く出てこない。
本書は、多数のデータ・グラフを眺めつつ、グローバリゼーションで生じている変化を「国内の不平等」「国家間の不平等」それぞれから考えていく本である。
(ちなみに、見た限りデータを表すグラフの縦横軸はちゃんと数字や単位は入っている)
エレファントカーブは、グローバル中間層(中国やアジア地域の上位層)の台頭、先進国の中間以下の層の停滞、超富裕層の上昇の三つを特徴として持っている。
最初の二つの動きは、労働市場をアジアへと移したりしたことによるものが大きく、エレファントカーブの構造はグローバル金融危機などの影響はほとんど受けていない。
国内不平等については、まずクズネッツ曲線とピケティの恒常的な不平等増大の説が紹介され、前者は1980年以降の動きを、後者は19世紀以前の動きを説明できないと批判する。
これに対し筆者は、(平均所得が動かないまま不平等が振動だけしている状況を脱した産業革命以降につて)クズネッツ仮説を拡張して、一人当たりGDPに対して不平等が上下に振動する「クズネッツ波形」というものを提唱する。
産業革命以前は生産余剰が少なく財が生存線ギリギリなので不平等はある程度以上広がれず、不平等の変動はペストや戦争といった外生的要因が主だった。
産業革命で一旦不平等が広がるが、第一次大戦から70年代ごろまで不平等が押し下げられる「第一の波」がある。
筆者はピケティとは異なり、波の低下要因の戦争は「富裕層の余剰貯蓄の投資先として植民地確保と他国の実力排除」であり、すなわち経済(不平等)の内生的要因と見ている。これに教育や医療の普及が連なる。
一方、情報革命とグローバリゼーション以降、金融・サービス部門への需要以降、高スキル労働者の報酬増、資本収益率の増加などによるレントの発生、それと政治に結び付いた富裕層優遇のロビー政治により「第二の波」が来ているとしている。
第二の波の不平等拡大の停止要因はいろいろと検討しているが、教育の拡充はほぼ天井に来ているので期待できないとし、中国での賃金上昇はアジアの他国次第(労働力供給国が中国からそれらの国に変わるだけなので)としている。
グローバルな不平等は、ほとんどが国家間のもの(国内の階級よりも「どの国に生まれるか」が所得の大半を決める)である。
世界全体での不平等は先進国に追いつく動きがみられるものの、それはアジアに限定されており、アフリカなどは脱落したまま(正確には急激なGDP下落を何度も経験している)である。
この豊かな国の「市民権プレミアム」を求めて人が動くのが移民であるが、移民は多くの国で受け入れられない。
過酷な労働環境に置かれたり差別されたりする事例は多いが、それでも国家間不平等の方が大きい状況では貧困国から先進国への移民は後を絶たず、筆者は妥協的な方法として「移民の市民権を一部制限する代わりに、移民を今よりも広範に受け入れる」方策を提案している。
最後は、アメリカの中間層没落や資本の集中、中国の状況(筆者は現在を不平等のほぼピークと見る)、そして今後のグローバル不平等を見る視点が解説されて締めくくられている。
全体として本書は、グローバルな不平等の変化と要因を考えるうえで、役に立つ情報と視座が盛り込まれている良書だと言えよう。
なお、本書はグローバル中間層以上を扱っているので、最底辺の国の問題はほとんど扱われていない。こうした問題はディートン 大脱出――健康、お金、格差の起原 やコリアー 最底辺の10億人 を読むといいだろう。
逆に超富裕層の考察については、本書では批判的に言及されることも多かったが、やはりピケティ 21世紀の資本 は外せないだろう。
本書は、両者の間である中流国富裕層~先進国中間層の動向をロングスパンで考察しており、グローバルな不平等を考える上で極めて示唆的な一冊だと思う。
2019年1月16日に日本でレビュー済み
エレファントカーブの分析の誤りはResolution Foundationが具体的に指摘しています。
Globalisation and the lower middle class of the rich worldで検索すればすぐに見つかるでしょう。
それによれば、エレファントカーブは3つの要因で所得成長が低く抑えられています。
・前後年の対象国が違う(後年は途上国が増えている)
・途上国の人口爆発で先進国の人口比率が減った
・日本と東欧諸国の経済停滞
グローバル化の影響を分析するなら、これら見かけだけで実在しない変化をもたらす要因(前の2つ)と一部の国だけに見られる特殊な傾向を取り除く必要があります。
前の2つを補正しただけで全所得階層で所得成長がプラスとなります。
日本と旧ソ連を除外すると所得成長はさらに大きくなります。
以上から、過去の経済成長では全ての階層の所得が増えたことがわかります。
さらに、中国も除外するとほぼ全ての階層の所得増加率がほぼ一定になります。
以上の通り、「先進国の中間層の所得がほぼ停滞している」ようにみえるのは不適切な統計処理が生み出した架空の現象です。
国別のデータと比較すればエレファントカーブが虚構であることは一目瞭然です。
著者がそのことに気づいていなかったとは到底思えません。
著者も最初の論文で人口比を補正していますがグラフの縦軸の開始点をずらすことで補正分の変化を隠しています。
また、Resolution Foundationの指摘に返答していますが、経験則や一部の国のみを抽出した抽象的な説明ばかりで再反論としての体を為していません。
唯一提示した人口比補正済グラフも最初の論文同様に縦軸の開始点をずらしてエレファントカーブに近い結果に見せかけています。
しかも、著者はResolution Foundationの示した補正による変化の指摘が妥当かどうかには一言も言及していません。
そればかりか、補正による変化の有無に関する見解が明らかに違うにも関わらず事実についての見解の差異はないとまで断言しています。
これらの状況から、著者は誤解からではなく分かっていて故意に誤った情報を発信したとしか考えられません。
感の良い人なら先進国と新興国と途上国を区別しないグラフで「中国などの〜」「先進国内の」という結論を導いていることがおかしいことに気づくでしょう。
どうして先進国と新興国と途上国を区別したグラフを作成しないのかと。
これはメディアリテラシーの重要性をよく示した創作と言えます。
Globalisation and the lower middle class of the rich worldで検索すればすぐに見つかるでしょう。
それによれば、エレファントカーブは3つの要因で所得成長が低く抑えられています。
・前後年の対象国が違う(後年は途上国が増えている)
・途上国の人口爆発で先進国の人口比率が減った
・日本と東欧諸国の経済停滞
グローバル化の影響を分析するなら、これら見かけだけで実在しない変化をもたらす要因(前の2つ)と一部の国だけに見られる特殊な傾向を取り除く必要があります。
前の2つを補正しただけで全所得階層で所得成長がプラスとなります。
日本と旧ソ連を除外すると所得成長はさらに大きくなります。
以上から、過去の経済成長では全ての階層の所得が増えたことがわかります。
さらに、中国も除外するとほぼ全ての階層の所得増加率がほぼ一定になります。
以上の通り、「先進国の中間層の所得がほぼ停滞している」ようにみえるのは不適切な統計処理が生み出した架空の現象です。
国別のデータと比較すればエレファントカーブが虚構であることは一目瞭然です。
著者がそのことに気づいていなかったとは到底思えません。
著者も最初の論文で人口比を補正していますがグラフの縦軸の開始点をずらすことで補正分の変化を隠しています。
また、Resolution Foundationの指摘に返答していますが、経験則や一部の国のみを抽出した抽象的な説明ばかりで再反論としての体を為していません。
唯一提示した人口比補正済グラフも最初の論文同様に縦軸の開始点をずらしてエレファントカーブに近い結果に見せかけています。
しかも、著者はResolution Foundationの示した補正による変化の指摘が妥当かどうかには一言も言及していません。
そればかりか、補正による変化の有無に関する見解が明らかに違うにも関わらず事実についての見解の差異はないとまで断言しています。
これらの状況から、著者は誤解からではなく分かっていて故意に誤った情報を発信したとしか考えられません。
感の良い人なら先進国と新興国と途上国を区別しないグラフで「中国などの〜」「先進国内の」という結論を導いていることがおかしいことに気づくでしょう。
どうして先進国と新興国と途上国を区別したグラフを作成しないのかと。
これはメディアリテラシーの重要性をよく示した創作と言えます。
2017年7月2日に日本でレビュー済み
字が小さく注釈が多い為、まとめの章から見てみました。一先ず備忘録として。
『経済学も当たる確率が上がってきており、この傾向はもう否定出来ない状況である』
だそう。
ピケティは簡易版を読みましたが、そこまで格差が開くかな?と当時(昨年末)は思っていました。
ただこの作品には、世界経済の今後の動きについての話と被っていたことがありました。今年になってからBBCで、ヨーロッパではアフリカからの不法移民問題がかなり深刻化しており(地元民との仕事の奪い合いなど)、スーツケースに大人が入っていたというニュースも見ましたので、ある程度予測出来る範疇になってきたかなと。←日本のメディアは本当に情報が偏っています。まずその辺の認識を持つべきだなと痛感しました。
後は教育の内容よりも、一部の環境で得られるコネこそが要であり、同レベルでの知識力は大差に繋がらないこと。またこれから更にグローバル化が進む為、そうしたコネに乗れずとも、 SNSなどを介して可能性を拓ける人と拓けない人とも同じような差が開くとありました。つまり、学力はそれほど関係なくなると。
個人的に特に強く思ったのは、やはり今後は、前例のないことへの取捨選択+行動を出来た人と出来なかった人の差が激しくなる、否、寧ろ、それしかなくなるのでは?ということ。
この大変化の時代には、バランスだけ気に出来てれば、もう直感だけで良いんじゃないかな、寧ろ直感だけにすべきかもとよく思います(笑)
モバイルボヘミアンの考えを愛する者より。
『経済学も当たる確率が上がってきており、この傾向はもう否定出来ない状況である』
だそう。
ピケティは簡易版を読みましたが、そこまで格差が開くかな?と当時(昨年末)は思っていました。
ただこの作品には、世界経済の今後の動きについての話と被っていたことがありました。今年になってからBBCで、ヨーロッパではアフリカからの不法移民問題がかなり深刻化しており(地元民との仕事の奪い合いなど)、スーツケースに大人が入っていたというニュースも見ましたので、ある程度予測出来る範疇になってきたかなと。←日本のメディアは本当に情報が偏っています。まずその辺の認識を持つべきだなと痛感しました。
後は教育の内容よりも、一部の環境で得られるコネこそが要であり、同レベルでの知識力は大差に繋がらないこと。またこれから更にグローバル化が進む為、そうしたコネに乗れずとも、 SNSなどを介して可能性を拓ける人と拓けない人とも同じような差が開くとありました。つまり、学力はそれほど関係なくなると。
個人的に特に強く思ったのは、やはり今後は、前例のないことへの取捨選択+行動を出来た人と出来なかった人の差が激しくなる、否、寧ろ、それしかなくなるのでは?ということ。
この大変化の時代には、バランスだけ気に出来てれば、もう直感だけで良いんじゃないかな、寧ろ直感だけにすべきかもとよく思います(笑)
モバイルボヘミアンの考えを愛する者より。









