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大いなる遺産(上) (新潮文庫) 文庫 – 1951/11/1
莫大な遺産の相続人になったことで運命が変転する少年ピップを主人公に、イギリスの庶民の喜び悲しみをユーモアいっぱいに描く。
- ISBN-104102030018
- ISBN-13978-4102030011
- 版改
- 出版社新潮社
- 発売日1951/11/1
- 言語日本語
- 寸法14.8 x 10.5 x 2 cm
- 本の長さ430ページ
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ページ: 1 / 1 最初に戻るページ: 1 / 1
商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
貧しい鍛冶屋のジョーに養われて育った少年ピップは、クリスマス・イヴの晩、寂しい墓地で脱獄囚の男と出会う。脅されて足枷を切るヤスリと食物を家から盗んで与えるピップ。その恐ろしい記憶は彼の脳裏からいつまでも消えなかった。ある日彼は、謎の人物から莫大な遺産を相続することになりロンドンへ赴く。優しかったジョーの記憶も、いつか過去のものとなっていくが…。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
ディケンズ
Charles J.H.Dickens。1812‐1870。英国ポーツマス郊外の下級官吏の家に生れる。家が貧しかったため十歳から働きに出されるが、独学で勉強を続け新聞記者となる。二十四歳のときに短編集『ボズのスケッチ集』で作家としてスタートし、『オリバー・ツイスト』(1837‐39)でその文名を高める。数々の名作を生んだ国民的作家
山西/英一
1899‐1984。静岡県生れ。広島高等師範英文科卒。’31~’35年イギリス留学。戦後メイラーをいちはやく翻訳、トロツキーの紹介にも努めた。ディケンズ、レマルクなど幅広い翻訳がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
Charles J.H.Dickens。1812‐1870。英国ポーツマス郊外の下級官吏の家に生れる。家が貧しかったため十歳から働きに出されるが、独学で勉強を続け新聞記者となる。二十四歳のときに短編集『ボズのスケッチ集』で作家としてスタートし、『オリバー・ツイスト』(1837‐39)でその文名を高める。数々の名作を生んだ国民的作家
山西/英一
1899‐1984。静岡県生れ。広島高等師範英文科卒。’31~’35年イギリス留学。戦後メイラーをいちはやく翻訳、トロツキーの紹介にも努めた。ディケンズ、レマルクなど幅広い翻訳がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
登録情報
- 出版社 : 新潮社; 改版 (1951/11/1)
- 発売日 : 1951/11/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 430ページ
- ISBN-10 : 4102030018
- ISBN-13 : 978-4102030011
- 寸法 : 14.8 x 10.5 x 2 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 510,602位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
カスタマーレビュー
5つ星のうち4.1
4.1/5
23 件のグローバル評価
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2021年3月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
最後のほうがダルくていまだ下巻までいかず。
2013年3月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
独特の言い回し方の表現なので理解に苦しみながらなので中々先へ進まず途中で挫折しています。
2017年1月24日に日本でレビュー済み
.
原題 " Great Expectations " 和訳名 「大いなる遺産」 ・・・ ディケンズ最晩年の作品である。
両親を亡くし姉の嫁ぎ先である鍛冶屋で養育される主人公 ピップ が、ある日突然 匿名(とくめい)の寄贈者から莫大な遺産贈与を受けて 大都会ロンドンに居を移し、" gentleman " 即ち、英国紳士 たるべく新生活が始まる。
友情あり、悪党あり、社会の冷徹な現実あり。人間の心の襞(ひだ)を深堀りして実に的確に描き上げる 「ディケンズの職人芸」は、本作品においても その本領が十二分に発揮されている。
主人公 ピップ が、莫大な資産を得て、そして失った後、最後に彼に残ったものは何であったのか ・ ・ ・ ディケンズが初版出版後に、異例の「 書き直し 」を行なった、かつての美貌の許嫁(いいなずけ) エステラ との邂逅(かいこう)を描くラストシーンが、真実の「大いなる遺産」が何であったのかを、静謐な余韻を伴いつつ 読者に訴えかけている。
原題 " Great Expectations " 和訳名 「大いなる遺産」 ・・・ ディケンズ最晩年の作品である。
両親を亡くし姉の嫁ぎ先である鍛冶屋で養育される主人公 ピップ が、ある日突然 匿名(とくめい)の寄贈者から莫大な遺産贈与を受けて 大都会ロンドンに居を移し、" gentleman " 即ち、英国紳士 たるべく新生活が始まる。
友情あり、悪党あり、社会の冷徹な現実あり。人間の心の襞(ひだ)を深堀りして実に的確に描き上げる 「ディケンズの職人芸」は、本作品においても その本領が十二分に発揮されている。
主人公 ピップ が、莫大な資産を得て、そして失った後、最後に彼に残ったものは何であったのか ・ ・ ・ ディケンズが初版出版後に、異例の「 書き直し 」を行なった、かつての美貌の許嫁(いいなずけ) エステラ との邂逅(かいこう)を描くラストシーンが、真実の「大いなる遺産」が何であったのかを、静謐な余韻を伴いつつ 読者に訴えかけている。
2020年11月26日に日本でレビュー済み
まず率直に感想を言いたい。結構、面白い!すんごく超絶面白い、というわけではありませんが、150年前に英国で書かれた本であることを考えると、時間的・距離的な隔たりを越えてもなお、人間というものは変わらないのだなあと感慨深く思いました。
上巻は、特に駆け出しでややもたつく感があります。内容は、貧乏な主人公が謎の人物から遺産の約束をされ、ロンドンに出ていく迄の様子が描かれています。
見どころは、素直でそこそこ頭の切れる主人公が、遺産の申し出を受けた途端にイヤーな感じになり下がるところでしょうか。お金は人を変えると言いますが、その典型のようなくだりです。きっと、作品の書かれた1860年前後のイギリスでも、いわゆる成金的な嫌味な人間が多く居たのであろうと想像します。
またエステラのS気たっぷりな対応と彼女を育てたミス・ハヴィシャムの過去も気になってきます。このあたりまでスムーズに読めれば、後半も楽しく進められると思います。
いかんせん山西氏の訳が古く、やや辟易としますが、純粋に文芸作品として楽しくよめました。
上巻は、特に駆け出しでややもたつく感があります。内容は、貧乏な主人公が謎の人物から遺産の約束をされ、ロンドンに出ていく迄の様子が描かれています。
見どころは、素直でそこそこ頭の切れる主人公が、遺産の申し出を受けた途端にイヤーな感じになり下がるところでしょうか。お金は人を変えると言いますが、その典型のようなくだりです。きっと、作品の書かれた1860年前後のイギリスでも、いわゆる成金的な嫌味な人間が多く居たのであろうと想像します。
またエステラのS気たっぷりな対応と彼女を育てたミス・ハヴィシャムの過去も気になってきます。このあたりまでスムーズに読めれば、後半も楽しく進められると思います。
いかんせん山西氏の訳が古く、やや辟易としますが、純粋に文芸作品として楽しくよめました。
2017年4月12日に日本でレビュー済み
『大いなる遺産』はディケンズの晩年の作品であり、彼の代表作でもある。アメリカのアマゾンにおいて、評価をつけたレビュー数がディケンズの作品の中でこれが最も数多く、その故もっとも有名な作品である、といってもいいだろう。
私の感想を正直に述べたいのだが、まず面白いか、面白くなかったか、と聞かれれば面白かったと答える。ディケンズの作品全体にいえることではあるが、この作品はストーリーで勝負している。すなわち卓越した人間観察眼や心理描写が発揮されるわけでもなく、また迸るような情念が見せられるのではなく(ないわけではない)、物語それ自体が最大の魅力である、ということなのだ。別にそれは構わない。むしろ文学は元来は娯楽であり、その意味でディケンズによる作品はもっとも文学らしいものといっていいだろう。ディケンズの作品は芸術的なものではなく、通俗的であると批判されることもあったらしいが、要は面白ければいいのだ。そして物語を読んで、私は面白いと思うだけのことはあった。
ただ、読み終わってどこか心に不満を感じたのも事実である。要するに、あと一歩足りないのだ。ディケンズは文学史において大きな地位を占める作家であり(英国でもシェイクスピアに次いで二番目に人気のある作家である)、その彼の代表作であるのだから、もっと面白くあってもいいのではないか、と私は読後思ったのだ。一言でいえば天才性、唯一無二なものがあまり感じられない、というところか。
読んでいてどこか義務感を感じていたことはやはり告白しなければならない。主人公に遺産を与える人物が名乗り出る場面以外ではそこまで印象に残った場面があったわけでもなく、格別に愛着をもった人物がいたわけでもない。ディケンズの最大の長所は生命力を持った人物らしいが、私はそこまでのものは感じなかった(訳が悪いのかもしれないが)。
読んで損はないが、他の人のようにこの作品に太鼓判を押すほどまではいかない、のが正直なところである。
私の感想を正直に述べたいのだが、まず面白いか、面白くなかったか、と聞かれれば面白かったと答える。ディケンズの作品全体にいえることではあるが、この作品はストーリーで勝負している。すなわち卓越した人間観察眼や心理描写が発揮されるわけでもなく、また迸るような情念が見せられるのではなく(ないわけではない)、物語それ自体が最大の魅力である、ということなのだ。別にそれは構わない。むしろ文学は元来は娯楽であり、その意味でディケンズによる作品はもっとも文学らしいものといっていいだろう。ディケンズの作品は芸術的なものではなく、通俗的であると批判されることもあったらしいが、要は面白ければいいのだ。そして物語を読んで、私は面白いと思うだけのことはあった。
ただ、読み終わってどこか心に不満を感じたのも事実である。要するに、あと一歩足りないのだ。ディケンズは文学史において大きな地位を占める作家であり(英国でもシェイクスピアに次いで二番目に人気のある作家である)、その彼の代表作であるのだから、もっと面白くあってもいいのではないか、と私は読後思ったのだ。一言でいえば天才性、唯一無二なものがあまり感じられない、というところか。
読んでいてどこか義務感を感じていたことはやはり告白しなければならない。主人公に遺産を与える人物が名乗り出る場面以外ではそこまで印象に残った場面があったわけでもなく、格別に愛着をもった人物がいたわけでもない。ディケンズの最大の長所は生命力を持った人物らしいが、私はそこまでのものは感じなかった(訳が悪いのかもしれないが)。
読んで損はないが、他の人のようにこの作品に太鼓判を押すほどまではいかない、のが正直なところである。
2014年8月6日に日本でレビュー済み
海外モノには、訳し方もあるのか独特の動きの描写があるなーっていつも思うし、その動きは例えば、細雪が対極というか文化の違いからなのか・・・
そこに若干の変な意味ではないけど抵抗感と新鮮な読書があるし、、、
でも人間の心理描写にやはり世界共通があるわけで。。。
とても引き込まれる。。。
個人的にはなんで上下巻と分けるかな~
2冊で約千ページだけどそっちのほうが読み応えがある。
あと話それそうだけど、今は印刷力があがり、悪い意味で、インク、紙、文庫に匂いがない!悪い意味で・・・
今電子書籍が騒がれる時代故に私は紙が好きだけど、これでは無機質で物質は存在するんだけど・・・なんかな~
せめて新聞紙にちかい匂いは残してほしいな~
そこに若干の変な意味ではないけど抵抗感と新鮮な読書があるし、、、
でも人間の心理描写にやはり世界共通があるわけで。。。
とても引き込まれる。。。
個人的にはなんで上下巻と分けるかな~
2冊で約千ページだけどそっちのほうが読み応えがある。
あと話それそうだけど、今は印刷力があがり、悪い意味で、インク、紙、文庫に匂いがない!悪い意味で・・・
今電子書籍が騒がれる時代故に私は紙が好きだけど、これでは無機質で物質は存在するんだけど・・・なんかな~
せめて新聞紙にちかい匂いは残してほしいな~
2015年10月2日に日本でレビュー済み
はじめの1/3は主人公ピップの少年時代のストーリーである。
俗物の大人たちの中で、無神経な言葉の嵐を受ける主人公の感受性豊かな内面を生き生きと描いている作者の筆は、ぐんぐん心をひきこんでいく。後半波乱万丈の出来事を通じて、不条理な社会と、その中でも純粋な善意に生きようとする人々の存在を力強く描いていて、感動置くあたわざるものがある。
あとがきに記された訳者の真摯な熱情にも感動した。
俗物の大人たちの中で、無神経な言葉の嵐を受ける主人公の感受性豊かな内面を生き生きと描いている作者の筆は、ぐんぐん心をひきこんでいく。後半波乱万丈の出来事を通じて、不条理な社会と、その中でも純粋な善意に生きようとする人々の存在を力強く描いていて、感動置くあたわざるものがある。
あとがきに記された訳者の真摯な熱情にも感動した。
2011年9月24日に日本でレビュー済み
なあ、ピップ、世の中というものは、いろんなものが結びついてできてるといっていいと思うよ。
鍛冶屋になるものもあれば、銀細工師になるものもあるし、金細工師になるものももある。また銅細工師になるものもあるだろう。こういうふうに、みんなのあいだに分業が生まれなくちゃならんし、また生まれたように受け取らなくちゃいかん。
今日、何か落ち度かがあったとしたら、そりゃわしの落ち度だ。お前とわしは、ロンドンで一緒になるべきじゃないんだ。ロンドンばかりじゃない。うちうちでよくわかりあって、友達同士理解できる所のほかは、どこだっていけないんだ。わしは何も威張ってるわけじゃない。ただ正しくなりたいと思ってるだけだ。
そして、わしは、こんな服を着て二度とお前にお目にかかりはしないだろう。わしがこんな服を着るのは、間違っている。もしわしが仕事着を着て、槌を、いやパイプでもいい、手に持っていたら、お前はわしにこの半分も落ち度を見つけはしないだろう。それから、仮にお前がわしに会いたいと思ったとして、もしお前がやってきて鍛冶屋の窓から覗きこんで、鍛冶屋のジョーが焦げ跡だらけの前掛けをつけて、昔ながらの鉄敷に向かって、昔ながらの仕事をやってるところを見たとしたら、この半分もわしに落ち度を見つけはしないだろう。
わしは恐ろしく頭が鈍い。が、とうとう何かしら正しいことを、これからたたきだしたことと思う。
じゃ、さようなら、ピップ、さようなら!
彼の内には単純な威厳が潜んでいると思ったのは、間違いではなかった。
彼の服の格好のごときは、天国において彼の威厳を邪魔することができないと同様に、
彼がこう言った時、彼の威厳を妨げることはみじんもできなかった。
鍛冶屋になるものもあれば、銀細工師になるものもあるし、金細工師になるものももある。また銅細工師になるものもあるだろう。こういうふうに、みんなのあいだに分業が生まれなくちゃならんし、また生まれたように受け取らなくちゃいかん。
今日、何か落ち度かがあったとしたら、そりゃわしの落ち度だ。お前とわしは、ロンドンで一緒になるべきじゃないんだ。ロンドンばかりじゃない。うちうちでよくわかりあって、友達同士理解できる所のほかは、どこだっていけないんだ。わしは何も威張ってるわけじゃない。ただ正しくなりたいと思ってるだけだ。
そして、わしは、こんな服を着て二度とお前にお目にかかりはしないだろう。わしがこんな服を着るのは、間違っている。もしわしが仕事着を着て、槌を、いやパイプでもいい、手に持っていたら、お前はわしにこの半分も落ち度を見つけはしないだろう。それから、仮にお前がわしに会いたいと思ったとして、もしお前がやってきて鍛冶屋の窓から覗きこんで、鍛冶屋のジョーが焦げ跡だらけの前掛けをつけて、昔ながらの鉄敷に向かって、昔ながらの仕事をやってるところを見たとしたら、この半分もわしに落ち度を見つけはしないだろう。
わしは恐ろしく頭が鈍い。が、とうとう何かしら正しいことを、これからたたきだしたことと思う。
じゃ、さようなら、ピップ、さようなら!
彼の内には単純な威厳が潜んでいると思ったのは、間違いではなかった。
彼の服の格好のごときは、天国において彼の威厳を邪魔することができないと同様に、
彼がこう言った時、彼の威厳を妨げることはみじんもできなかった。





