チベット仏教の精神世界は大変興味深いものです。
僕はスティーブン・J・ラバージの明晰夢の本を読み、その一節にチベットの高僧は一晩中意識を明晰に保つことができるらしいとの記述に刺激を受けました。
それから数年、瞑想と夢にはつながりがあるのでは?との思いをかかえて本を探していると、この本を見つけることができました。
僕の解釈では、ラバージが夢を現実世界での意識に近づけようとしているのに対し、チベット仏教では現実世界を夢として捉えることにより、夢と現実の垣根を取り払おうとしているように思います。
物質世界とは異なり、無限の精神世界を探検するためのガイドとして僕は読ませていただきました。
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夢ヨーガ―チベット仏教 至宝の瞑想 単行本 – 1999/4/1
タルタン トゥルク (著) 著者の作品一覧、著者略歴や口コミなどをご覧いただけます この著者の 検索結果 を表示 |
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現代社会において仏教の本質である「空性」を、いかに日常生活の中でその視点を持って生きることができるのかという方法を示しています。
伝統的な中観哲学体系に基付いた修行体系のエッセンスを、転生ラマタルタン・トゥルクの要訣を得たと語り口から、私達を実生活の中での罠に陥る思考を、「夢」という日常的な体験から「空性」の輝きへとその理解を導いてくれます。
伝統的な中観哲学体系に基付いた修行体系のエッセンスを、転生ラマタルタン・トゥルクの要訣を得たと語り口から、私達を実生活の中での罠に陥る思考を、「夢」という日常的な体験から「空性」の輝きへとその理解を導いてくれます。
本書「夢ヨーガ」の特徴は、伝統的なチベット密教修行を求めることなく、誰もが経験する「夢」という意識の層を見つめることで、存在の開かれた質に触れることができ、直感的に「空性」の本質に目覚めることができる「ゾクチェンの心の教え(セムティ)」に基づいたアプローチです。
倶舎論から唯識、そして中観へと教えを学び深める仏道修行者は、「悟りもまた、夢の一部」という、簡潔で軽快な見解に辿りつくことができるでしょう。その高次の認識を、「夢」の本質を見つめることによって、一瞬にして捉えることができる「気付き」の書です。
- 本の長さ157ページ
- 言語日本語
- 出版社ダルマワークス
- 発売日1999/4/1
- ISBN-10479524927X
- ISBN-13978-4795249271
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商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
悟りもまた、夢の一部。本書は、現代社会に生きる私たちに開かれた精神の道を示す仏教心理学として語られています。
内容(「MARC」データベースより)
複雑な観想法とチャクラヨーガの技法と共に行われる夢ヨーガを、現代人が日常生活の中で、夢と心の本質を理解して実践できる方法を提示。現代社会に生きる人々に開かれた精神の道を示す仏教心理学。
抜粋
ダルマの光は実体がなく思えるかもしれませんが、いかなる力も全てに遍く浸透している光明に逆らうことはできません。どうぞ、この知識を深く心に保ち、ダルマをあなたの人生の良き導きとして下さい。私は、日本の仏道修行者の方々のダルマの修行がより深く進みますように、深い祈りを込めてこのメッセージを送ります。三宝の祝福とパドマサムバヴァの法脈に、あなたが目覚めることができますように。
一切衆生に幸あれ(サルヴァ、マンガラム)
タルタン・トゥルク
著者について
著者紹介
林久義(ハヤシヒサヨシ)
1959年岐阜市に生まれる。高校卒業後、北海道遊学。インド、ネパール遊学。
1983年タルタン・トゥルク最後の公式TSKセミナーに参加。1984年法政大学社会学部卒業。米国加州チベット仏教オディヤン寺院に入門。
1985年東洋と西洋を仏法で結ぶという菩薩の誓願を起て、日本全国を行脚し、「梵鐘勧進」を行なう。120人の個人団体より喜捨を募り、梵鐘を制作。
1988年東大寺、天河弁財天社、高野山など全国九ヶ所で「音声供養」行なう後、オディヤン寺院へ梵鐘を寄贈し誓願を成就。オディヤン寺院ヴァジュラテンプル十万体の仏像制作、経典・蔵外教典の制作に関わる。師タルタン・トゥルクよりゾクチェンの教えと瞑想を学ぶ。1993年ブッダガヤセレモニー実行委員として以来毎年参加。また、師と共にインド、ネパール、チベットを巡礼する中、瞑想修行を修める。
1995年帰国。仏教徒としてオウム事件を憂い、以来オウム信者脱会カウンセリングを行っている。
1997年飛騨高山に移住。
2000年タルタン寺建築開始。
2002年チベット三度目の巡礼。
2006年ブータン巡礼
林久義(ハヤシヒサヨシ)
1959年岐阜市に生まれる。高校卒業後、北海道遊学。インド、ネパール遊学。
1983年タルタン・トゥルク最後の公式TSKセミナーに参加。1984年法政大学社会学部卒業。米国加州チベット仏教オディヤン寺院に入門。
1985年東洋と西洋を仏法で結ぶという菩薩の誓願を起て、日本全国を行脚し、「梵鐘勧進」を行なう。120人の個人団体より喜捨を募り、梵鐘を制作。
1988年東大寺、天河弁財天社、高野山など全国九ヶ所で「音声供養」行なう後、オディヤン寺院へ梵鐘を寄贈し誓願を成就。オディヤン寺院ヴァジュラテンプル十万体の仏像制作、経典・蔵外教典の制作に関わる。師タルタン・トゥルクよりゾクチェンの教えと瞑想を学ぶ。1993年ブッダガヤセレモニー実行委員として以来毎年参加。また、師と共にインド、ネパール、チベットを巡礼する中、瞑想修行を修める。
1995年帰国。仏教徒としてオウム事件を憂い、以来オウム信者脱会カウンセリングを行っている。
1997年飛騨高山に移住。
2000年タルタン寺建築開始。
2002年チベット三度目の巡礼。
2006年ブータン巡礼
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登録情報
- 出版社 : ダルマワークス (1999/4/1)
- 発売日 : 1999/4/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 157ページ
- ISBN-10 : 479524927X
- ISBN-13 : 978-4795249271
- Amazon 売れ筋ランキング: - 438,218位本 (の売れ筋ランキングを見る本)
- - 47位チベット仏教(一般)関連書籍
- - 2,937位仏教入門
- カスタマーレビュー:
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カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2008年7月12日に日本でレビュー済み
この本は、仏教を勉強中の私が、片時も肌身離さず持ち歩いている良書です。夢ヨーガといっても、具体的な夢ヨーガのやり方は書いてはありません。むしろ、私たちが日常生活の中で陥りやすい、こだわりやエゴという見方を取り去り、あるがままに物事を見る、心のトレーニ
ングの仕方を教えてくれています。ここではひたすら「すべては夢である、空性である」と、いろいろな角度から繰り返していますが、何かをつかもうとしない瞑想が、一番難しいことが理解できます。この本を読んで、自分の心を見つめ直す時間の持ち方を学びました。すべては夢のような「空性」であるという至高の気付きに導いてくれる、数あるチベット仏教書の中でも、分かりやすく書いてあるお勧めの一冊だと思います。
ングの仕方を教えてくれています。ここではひたすら「すべては夢である、空性である」と、いろいろな角度から繰り返していますが、何かをつかもうとしない瞑想が、一番難しいことが理解できます。この本を読んで、自分の心を見つめ直す時間の持ち方を学びました。すべては夢のような「空性」であるという至高の気付きに導いてくれる、数あるチベット仏教書の中でも、分かりやすく書いてあるお勧めの一冊だと思います。