素直におもしろかったです。細かいことは追及せずに。いいお話でした。
兄と夫を殺されてからの壮絶な逃亡生活にはぐいぐい引き込まれました。
また、グレースが夫への裏切りと感じながらも、事件の真相探求とつらい日々の心の拠り所としてナイルのことを調べ想う気持ちは理解できました。
心に傷を負った孤独なふたりの、世紀を超えた愛が本当にロマンティックです。最後まで見せ場が満載で退屈しません。
読者が心惹かれるグレースが襲撃されたときの応対技術や、その他の登場人物を、終盤まで活かすリンダの作品構成能力はやはり優れていると感じました。
中世の歴史や複雑な宗教観も織り交ぜており、執筆に1年を要したというのは納得できます。翻訳もたいへんだったと思います。
さらに、翻訳家の林啓恵さんはホットシーンでの表現をへんに濁さずストレートなので、読んでいてすっきりと気持ちいいです。
読後感も良く、いい作品でした。
- 文庫: 516ページ
- 出版社: 二見書房 (2000/10/1)
- 言語: 日本語
- ISBN-10: 4576006789
- ISBN-13: 978-4576006789
- 発売日: 2000/10/1
- 梱包サイズ: 14.8 x 10.4 x 2.4 cm
- おすすめ度: 15件のカスタマーレビュー
-
Amazon 売れ筋ランキング:
本 - 136,325位 (本の売れ筋ランキングを見る)
- 2659位 ─ 英米文学
- 2725位 ─ 英米文学研究
- 45位 ─ ザ・ミステリ・コレクション











