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外国人力士はなぜ日本語がうまいのか―あなたに役立つ「ことば習得」のコツ 単行本 – 2001/3/1
商品説明
力士の日本語上達にはいくつかの要因が絡み合っているようだ。まずは、その強い動機づけ。インタビューの中で朝青龍は、いつまでたっても日本語が話せるようにならないプロ野球の助っ人外国人との違いを「ハングリー精神」だと断言する。確かに弟子の立場から出世していかなければならない外国人力士には通訳など望みようもない。
相撲部屋を中心とした生活環境も重要な意味をもつ。特に、力士の生活すべての面倒を見る「おかみさん」は格好の日本語教師の役割を果たす。相撲部屋が居を構える下町の人々やタニマチとのつきあいも、日本語鍛錬の場だ。また、力士たちは一様にカラオケ好きで、演歌からJポップスまで丸暗記して歌う。漢字はなんと、番付表で覚えるというから驚きだ。
著者は、自分の失敗だらけの英語学習体験と照らし合わせながら、外国人力士たちの24時間日本語漬けの生活が言語習得にいかに有効かを解き明かす。力士たちの多くは、日本語を一言も知らずに来日する。辞書もろくにひかないが、それでも日本語を覚えてしまうのだ。こうした自然体の言語習得法に、日本の語学学習を見直すヒントが隠されていそうだ。(成重 寿)
著者からのコメント
役立つ内容が盛り込まれています。日本語教育の関心のある方だけでなく、広く外国語教育に 興味のある方にもぜひ読んでいただきたいと思います。
内容(「BOOK」データベースより)
内容(「MARC」データベースより)
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
早稲田大学助教授(日本語研究教育センター及び大学院日本語教育研究科)、早稲田大学卒業後、オーストラリアのモナシュ大学で応用言語学博士号取得。研究分野は日本語教育、第二言語習得、学習ストラテジー、接触場面の談話習得過程、バイリンガル教育とイマージョンプログラム、日本語学習者の脳の言語処理過程など。「外国人力士の日本語習得」は最新の学習理論を裏付けるものとして、持ち前の行動力で相撲部屋を中心に多くのインタビュー調査を行った。10年にわたるメルボルンでの生活は研究と教育のためのものだったが、まず著者自身は英語習得という大きな壁にぶつかった。また、日本語を学ぶ学生の習得度合いに個人差が大きいことに気がついた。その結果、外国語習得の最大の成功例は日本にいる外国人力士にあるのではないかという仮説に辿りついた。’97年より早稲田大学の教壇に立つようになり、相撲協会に申請した外国人力士への取材の許可も得られた。これをきっかけに、以来10人の外国人力士や4人のおかみさん(親方夫人)をはじめ、約30人への面会を敢行した。一人の語学の達人を生み出すために、数多くの優秀な日本語教師が支えていることを発見すると同時に、ちゃんこの味が染みるほど日本語に漬け浸す習得法が最新の語学学習理論と一致する、すばらしいヒントに満ちたものだという確信を抱いた。著者の趣味はメルボルン滞在時代に少々かじった社交ダンス。年数回、メルボルンの自宅に帰り家族と過ごすことを楽しみにしている。共編著に「日本語教育と日本語学習:学習ストラテジー論にむけて」(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
- 本の長さ215ページ
- 言語日本語
- 出版社日本語学研究所
- 発売日2001/3/1
- ISBN-104625683181
- ISBN-13978-4625683183
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登録情報
- 出版社 : 日本語学研究所 (2001/3/1)
- 発売日 : 2001/3/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 215ページ
- ISBN-10 : 4625683181
- ISBN-13 : 978-4625683183
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,689,437位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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著者について

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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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彼らは他の在日外国人スポーツ選手より日本語が流ちょうであることは、多くの方々が気づかれていることでしょう。
外国人力士は、なぜ短期間のうちにあれほど日本語が上達するのか、私自身非常に興味を持っていました。そのことが本書で具体的な事実に基づいてわかりやすく述べられています。
「おかみさん」、「床山」、「外国人力士」のインタビューが載せられています。それらのことを例として日本語学習のことが述べられているのは、大変説得力があります。
私自身、語学の教師です。専門書に書かれているメソッドとは違った視点で述べられている本書は、目から鱗です。
外国語学習者にとっても、これからいかにしてその言葉を習得すればよいのか、そのヒントが盛りだくさんです。
「語学を勉強する」のではなく、「相撲を通して日本に取り組む」という姿勢が、彼らの上達方法の鍵なのではないかと思った。とても参考になる本。
「-あなたに役立つ言葉習得のコツ」って、そんなこと誰でも知ってます。
能力を身につけることができたのかについて、主としてインタビュー等に
よる質的調査の結果をまとめたものである。なお、本書は、2001年に刊行
された本に若干の修正を加え、巻末の付録データを更新したものである。
上下関係が厳しく、日本独自のしきたりがある相撲界に、弟子として入門
してくる外国人力士にとって、日本語を身につけることはまさにサバイバ
ルにも繋がることである。住み込みで共同生活をすることで、24時間日本
語に浸る環境が確保され、ファンや近所との付き合いもあれば、サインに
応じることもある。つまり、プロの力士として生計を立てていくためには、
日本語習得というのは、彼らにとって、必要条件にもあたるものである。
本書では、こういった事実を、力士本人やおかみさん、床山、教習所等へ
のインタビューからまとめ上げている。読めば、なるほど、日本語習得が
できるだけの環境や動機づけが整っていることを理解できる。
本書の特長は、何と言っても、外国人力士が外国語である日本語を非常に
高い確率で習得に成功する理由を探るというテーマの興味深さである。
確かに、野球やサッカーの外国人と比較して、外国人力士の日本語能力の
高さは驚くべきものであり、その理由には外国語教育にも応用できる知見
が含まれていることだろう。
しかしながら、研究手法としては、著者が大学教授であることを鑑みれば、
やや物足りないと感じてしまう。本書で対象にされている外国人力士を選ん
だ理由もなければ、彼らの滞在年数、母語との言語距離、母語からの転移等、
第二言語習得において考慮すべき要素については全くふれられていない。
豊富なエピソードも相撲ファンならば興味深いところだろうが、言語習得
という視点からいえば、それをもっと体系化してほしい印象も受けてしま
うかもしれない。
総じていえば、テーマとしては興味深く、ここから得られる外国語習得の
有効なストラテジーや条件も多いと思われるが、外国語習得という観点か
らは、その研究手法や分析についてはやや物足りなさを感じてしまう本か
もしれない。
それに引き替え私はなぜ外国語が上達しないか?英語が使えないと生活や仕事に支障が生じるという環境にないからだと思う。
であれば、そういう環境を自ら作り出せというのが著者の主張である。
外国人力士という実践者を通じて、そんなことを教えてもらった。最後まで一気に読めた本だった。
外国語習得法を身につけられる本、と考えて読むと、
がっかりしてしまう本です。相撲界のことはわかりましたが。
第1章 モンゴル力士、大学の教壇に立つ
第2章 辞書などなくても
第3章 「おかみさん」は最良の日本語教師
第4章 外国人力士の「日本語応援団」
第5章 下町人情と外国人力士
第6章 教室以外の学習チャンスを生かそう
第7章 外国語学習に悩むあなたへ
第8章 外国人力士と相撲界
タイトルから期待できるのは、第6章と第7章ぐらいです。
全体的に、外国語習得法の本というよりは、
相撲界礼賛の情緒に流れてしまい、残念な本でした。




