これでもかってくらいに中央(京都や美濃)と、
土佐の離れ具合を痛感します。
今の我々の感覚とは全然違う。
昔は交通の便が悪いから、
風土の違い、文化の違い、人々の性質の違い、
というものが混ざり合わずにハッキリしていたんでしょうね。
そういうことを面白いなと思いながら読みました。
でもあんまりストーリーにはのめりこめなかった。
司馬さんが、大切なことをナレーションでさらりと言ってしまうから。
司馬さんが、ちょくちょく現代からの視点で急に語るから。
登場人物たちと一緒に戦ったり悲しんだり、という経験ができなかった。
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夏草の賦(上) (文春文庫) Kindle版
英雄豪傑が各地に輩出し、互いに覇をきそいあった戦国の世、四国土佐の片田舎に野望に燃えた若者がいた。その名は長曽我部元親。わずか一郡の領主でしかなかった彼が、武力調略ないまぜて土佐一国を制するや、近隣諸国へなだれ込んだ。四国を征服し、あわよくば京へ……。が、そこでは織田信長が隆盛の時を迎えんとしていた。
- 言語日本語
- 出版社文藝春秋
- 発売日2005/9/10
- ファイルサイズ2811 KB
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商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
英雄豪傑が各地に輩出し、互いに覇をきそいあった戦国の世、四国土佐の片田舎に野望に燃えた若者がいた。その名は長曽我部元親。わずか一郡の領主でしかなかった彼が、武力調略ないまぜて土佐一国を制するや、近隣諸国へなだれ込んだ。四国を征服し、あわよくば京へ…。が、そこでは織田信長が隆盛の時を迎えんとしていた。 --このテキストは、paperback_bunko版に関連付けられています。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
司馬/遼太郎
大正12(1923)年、大阪市に生れる。大阪外国語学校蒙古語科卒業。昭和35年、「梟の城」で第42回直木賞受賞。41年、「竜馬がゆく」「国盗り物語」で菊池寛賞受賞。47年、「世に棲む日日」を中心にした作家活動で吉川英治文学賞受賞。51年、日本芸術院恩賜賞受賞。56年、日本芸術院会員。57年、「ひとびとの跫音」で読売文学賞受賞。58年、「歴史小説の革新」についての功績で朝日賞受賞。59年、「街道をゆく“南蛮のみち1”」で日本文学大賞受賞。62年、「ロシアについて」で読売文学賞受賞。63年、「韃靼疾風録」で大仏次郎賞受賞。平成3年、文化功労者。平成5年、文化勲章受章。平成8(1996)年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) --このテキストは、paperback_bunko版に関連付けられています。
大正12(1923)年、大阪市に生れる。大阪外国語学校蒙古語科卒業。昭和35年、「梟の城」で第42回直木賞受賞。41年、「竜馬がゆく」「国盗り物語」で菊池寛賞受賞。47年、「世に棲む日日」を中心にした作家活動で吉川英治文学賞受賞。51年、日本芸術院恩賜賞受賞。56年、日本芸術院会員。57年、「ひとびとの跫音」で読売文学賞受賞。58年、「歴史小説の革新」についての功績で朝日賞受賞。59年、「街道をゆく“南蛮のみち1”」で日本文学大賞受賞。62年、「ロシアについて」で読売文学賞受賞。63年、「韃靼疾風録」で大仏次郎賞受賞。平成3年、文化功労者。平成5年、文化勲章受章。平成8(1996)年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) --このテキストは、paperback_bunko版に関連付けられています。
登録情報
- ASIN : B00SSQKVCA
- 出版社 : 文藝春秋 (2005/9/10)
- 発売日 : 2005/9/10
- 言語 : 日本語
- ファイルサイズ : 2811 KB
- Text-to-Speech(テキスト読み上げ機能) : 有効
- X-Ray : 有効にされていません
- Word Wise : 有効にされていません
- 本の長さ : 315ページ
- Amazon 売れ筋ランキング: - 30,614位Kindleストア (の売れ筋ランキングを見るKindleストア)
- カスタマーレビュー:
著者について
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1923年大阪市生まれ。大阪外国語学校蒙古語部卒。「ペルシャの幻術師」で講談倶楽部賞、『梟の城』で直木賞を受賞。『竜馬がゆく』『国盗り物語』『坂 の上の雲』『空海の風景』『翔ぶが如く』など構想の雄大さ、自在で明晰な視座による作品を多数発表。この他『街道をゆく』『風塵抄』『この国のかたち』な どの紀行、エッセイも多数。’96年逝去(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 司馬遼太郎と寺社を歩く (ISBN-13: 978-4334747213)』が刊行された当時に掲載されていたものです)
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2017年9月13日に日本でレビュー済み
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2009年7月13日に日本でレビュー済み
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戦国時代当時は現在とは異なり,土佐は中央からはるかに遠い四国の,その中でも辺境の地であった.その土佐にありながらにして,長宗我部元親は尾張の一大名にしか過ぎない織田信長の中央での活躍に目を付ける.まだ土佐一国でさえ統一できていない中,元親は自分が四国を治めた後に信長と対立する時のことを考える.そしてその時のため,明智光秀ゆかりの評判の美人である菜々を娶る.
四国統一に向かって邁進する若き日の元親を,好奇心旺盛な若妻菜々との会話を通して描く.戦国武将としての知略も楽しめるが,元親の人間性がよく表現されていて,とても面白く読める.
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ベスト1000レビュアー
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長宗我部元親が,長宗我部家を相続してから,四国をほぼ統一するまでの話が,上巻です。
中央の歴史で言えば,織田信長が岐阜に進出した直後から本能寺の変の直前までの時代の話
です。
主人公は元親ですが,妻の「菜々」の視点での記述も多く,菜々と元親の会話や,
菜々の視点を使って元親を立体的に描いています。
菜々は,明智光秀の家老である斉藤利三の妹であるため,明智家の人々やその主家である織田
家の人々が自然な形で登場します。
四国の物語ではあるものの,四国に閉じた一地方の物語になってしまうのを防ぎ,
日本史の中に元親を位置づけて描くことに成功しています。
脇道にそれての講釈や蘊蓄話が多すぎることもなく,テンポ良く進んでゆきます。
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2020年7月22日に日本でレビュー済み
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仙石 権兵衛と、黒田 官兵衛この二人の軍監の対照的な末路、仙石 権兵衛に従った元親の嘆きが痛いほど伝わってくる。もし、黒田 官兵衛が、四国の元親を指揮していたならどうなっていたんだろう。