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[日野 裕太郎]の夏煉喧騒曲: 烏有のきみが灯る箱庭

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夏煉喧騒曲: 烏有のきみが灯る箱庭 Kindle版


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新品 中古品
Kindle版
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文庫 ¥ 864

商品の説明

内容紹介

【ライトホラー長編】

大学に入ってひとり暮しを始めた悟朗に思わぬ同居人が現われた。
彼女は悟朗にしか見えない存在だった。

すこし不思議なボーイミーツガールの夏が始まる。

*****

便宜上、彼女をシガさんと呼ぶことにした。
はじめて顔を見たときに──目撃した衝撃が落ち着いてからだが、女優のシガニー某に似ている、と思ったからである。
涼しげな目元をしており、どちらかというとあくの強い顔だ。
だが男子校出身の悟朗には、思わず見入ってしまうような整った顔立ちに映った。
ブラウン管に映る彼女は、はかなげで少し困ったような表情を浮かべている。
彼女を前にした悟朗は、胸をかきむしりたくなるような衝動がわき、自分の落ち着きがなくなるのを自覚していた。
シガさんはノースリーブのワンピースを着て、電源を落としてあるブラウン管に現れる。
タイダイ染めらしきワンピースは、動いたときのシルエットが美しかった。
彼女の居場所を奪ってしまう気がして、悟朗はテレビを点けなくなった。
代わりに使う携帯電話のワンセグ機能を、シガさんはお気に召したようだ。
微笑んで携帯電話をのぞきこむ彼女が、ブラウン管に見える。
こたつの横を見ても、誰もいない。だがブラウン管にはシガさんがいる。
まだ二十歳くらいだろうか、髪の長いシガさんは実家にいる長毛種の猫を思い出させた。
悟朗は朝起きると、布団の敷いてある部屋で身支度を済ませ、居間に入る。
ブラウン管に目をやって、彼女が部屋にすわっている姿を確認した。
悟朗はしまりのない顔になる。
画面を介して、おたがい目で挨拶を交わした。
その流れは日課になっている──シガさんがブラウン管に登場してから、一ヶ月ほど経っていた。
彼女はブラウン管に現れるばかりで、ほかの場所には現れない。
目に見えないだけで、実際はべつの場所も歩きまわっているかもしれない。
そこは確認のしようがなく、悟朗にはわからない。シガさんが口を動かしても、声は聞こえないので会話にはならないのだ。
まず彼女は、人間ではない。状況だけを見ると、彼女は死霊であり、世の条理から外れたよろしくない存在だった。

*****

約310ページ(文庫サイズ)

著者について

文芸同人サークル、下町飲酒会駄文支部所属。

登録情報

  • フォーマット: Kindle版
  • ファイルサイズ: 1150 KB
  • 紙の本の長さ: 182 ページ
  • 出版社: doncha.net; 1版 (2015/1/21)
  • 販売: Amazon Services International, Inc.
  • 言語: 日本語
  • ASIN: B00SKDI8VM
  • Text-to-Speech(テキスト読み上げ機能): 有効
  • X-Ray:
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