政府がテロを隠ぺいするところから始まる復讐譚ですが、その理由があまりにも粗雑で、のっけからしらけました。
登場人物の役割も、ハリウッドのアクション映画風に書き分けられており、既視感満載の凡作です。
たまには勧善懲悪の単純なストーリーもいいけど、ウィンズロウの平均点を大きく下回る作品。
中高生向きに書いたのかな。
報復 (角川文庫) (日本語) 文庫 – 2015/12/25
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本の長さ623ページ
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言語日本語
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出版社KADOKAWA/角川書店
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発売日2015/12/25
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ISBN-104041019613
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ISBN-13978-4041019610
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商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
元デルタフォース隊員で、現在は空港の保安監督官として働くデイヴは、飛行機事故で最愛の妻子を失った。絶望にうちのめされながらも、いくつかの奇妙な符合から、テロではないかと疑念を抱いた彼は、恐ろしい事実と政府の隠蔽工作に直面する。そして、元兵士の友人たちとともに、自らの手で狡猾なテロリストに鉄槌を下す決意をする。すべてを失った男の凄絶な怒りと闘いを描く緊迫のミリタリー・サスペンス。
著者について
●ドン・ウィンズロウ:ニューヨークをはじめとする全米各地やロンドンで私立探偵として働き、法律事務所や保険会社のコンサルタントとして15年以上の経験を持つ。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
ウィンズロウ,ドン
ニューヨークをはじめとする全米各地や、ロンドン、アムステルダムで探偵として働いた経歴の持ち主。ニューヨークで生まれ、現在はカリフォルニアに在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
ニューヨークをはじめとする全米各地や、ロンドン、アムステルダムで探偵として働いた経歴の持ち主。ニューヨークで生まれ、現在はカリフォルニアに在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2016年5月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
評価があまり良くなかったのでどうかと思ったが、読んでみるとかなり面白かった。
ストーリー的には目新しいものは無いが、戦争アクションものとしてはよくできていて楽しめた。
ただ、ドン・ウィンスロウとしては異色のテーマと言うこともあってか、コアなファンにはいまいち納得できないようだ。
確かに心理描写などは最低限でアクションに振った作りなので、アクションファンには最高だった。
銃器も豊富に登場し、その描写もカタログ的には正確でその辺も好感が持てる。
ただ1点残念だったのは、弾切れ時の描写だ。
主人公がオートマチックのグロックを撃ったとき、『「死者の舌打ち」が鳴り響く、弾ぎれだ。』と言う表現があった。
死者の舌打ち(デッドマンズクリック)と言う表現自体初めて聞いたが、たぶん撃鉄がから薬莢をたたくカチッと言う音のことだと思う。
リボルバーなら間違いではないが、オートマチックではあり得ない。オートマチックで弾が切れると、スライドが後退した状態で止まり、引き金は引けないので、死者の舌打ちが鳴り響くことは無い。著者の勘違いか?
ストーリー的には目新しいものは無いが、戦争アクションものとしてはよくできていて楽しめた。
ただ、ドン・ウィンスロウとしては異色のテーマと言うこともあってか、コアなファンにはいまいち納得できないようだ。
確かに心理描写などは最低限でアクションに振った作りなので、アクションファンには最高だった。
銃器も豊富に登場し、その描写もカタログ的には正確でその辺も好感が持てる。
ただ1点残念だったのは、弾切れ時の描写だ。
主人公がオートマチックのグロックを撃ったとき、『「死者の舌打ち」が鳴り響く、弾ぎれだ。』と言う表現があった。
死者の舌打ち(デッドマンズクリック)と言う表現自体初めて聞いたが、たぶん撃鉄がから薬莢をたたくカチッと言う音のことだと思う。
リボルバーなら間違いではないが、オートマチックではあり得ない。オートマチックで弾が切れると、スライドが後退した状態で止まり、引き金は引けないので、死者の舌打ちが鳴り響くことは無い。著者の勘違いか?
2018年9月3日に日本でレビュー済み
プロットは至極ありきたりだし、戦闘場面はいわゆるランボーミッション。
このつまらなそうな条件で書いてどこまで読ませられるか?というチャレンジが本書。
ドン・ウィンズロウは圧倒的な筆力で見事それに成功している。
あえてB級娯楽のラインを狙ったものゆえ、この人の普段の作品を期待してはいけない。
ところで本作はアメリカでは出版されていないのだが
『犬の力』で大家になった作者のイメージを壊さないという配慮なのか
或いは話の一部がアメリカのある重大事故と、それにまつわる陰謀論からそのまま拝借しているからなのか
気になるところである。
このつまらなそうな条件で書いてどこまで読ませられるか?というチャレンジが本書。
ドン・ウィンズロウは圧倒的な筆力で見事それに成功している。
あえてB級娯楽のラインを狙ったものゆえ、この人の普段の作品を期待してはいけない。
ところで本作はアメリカでは出版されていないのだが
『犬の力』で大家になった作者のイメージを壊さないという配慮なのか
或いは話の一部がアメリカのある重大事故と、それにまつわる陰謀論からそのまま拝借しているからなのか
気になるところである。
ベスト1000レビュアー
元デルタフォースの強者ディブ・コリンズは、飛行機事故で愛する妻と息子を亡くす。テロであるとの証拠が出てくるが、政府はこれをひた隠しに
して事故としてを片付けようとする。彼のたった一人の報復が始まる。彼は、昔の上司に依頼して、最強の傭兵部隊を集め、自分もその
一人としてテロリスト狩りを始める。作者は、豊かな軍事知識を至るところで披露しながら、彼らの戦争を詳細に描く。傭兵たちの出身国は
様々、その個性や家族関係なども掘り下げながら、物語は進められる。ページをめくる手は早くなるが、一方、ほとんどが戦闘シーンで
あり、作者の代表作である「犬の力」のような深みがないのが残念。筋にもうひとひねりがあれば、良かったと思うが。
して事故としてを片付けようとする。彼のたった一人の報復が始まる。彼は、昔の上司に依頼して、最強の傭兵部隊を集め、自分もその
一人としてテロリスト狩りを始める。作者は、豊かな軍事知識を至るところで披露しながら、彼らの戦争を詳細に描く。傭兵たちの出身国は
様々、その個性や家族関係なども掘り下げながら、物語は進められる。ページをめくる手は早くなるが、一方、ほとんどが戦闘シーンで
あり、作者の代表作である「犬の力」のような深みがないのが残念。筋にもうひとひねりがあれば、良かったと思うが。
VINEメンバー
妻子をテロリストに殺された男との復讐譚。
「犬の力」に比べればスナック菓子的な感じだし、「夜明けのパトロール」に比べれば濃厚な菓子的な感じ。
アクション小説としては普通に面白いが、展開は非常にオーソドックス。
悲劇→失意→再起→訓練→任務、という感じです。
アクションに継ぐアクションなので、この手の小説好きには間違いのない1冊。
ただ、いくら何でも値段が高い。文庫で1,600円とはハードカバー並みではないか。
出版不況も頷ける。
「犬の力」に比べればスナック菓子的な感じだし、「夜明けのパトロール」に比べれば濃厚な菓子的な感じ。
アクション小説としては普通に面白いが、展開は非常にオーソドックス。
悲劇→失意→再起→訓練→任務、という感じです。
アクションに継ぐアクションなので、この手の小説好きには間違いのない1冊。
ただ、いくら何でも値段が高い。文庫で1,600円とはハードカバー並みではないか。
出版不況も頷ける。
2016年2月9日に日本でレビュー済み
「元デルタフォースの主人公が妻、息子の敵を討つため、10人の仲間と共にテロリストに立ち向かう」
内容はこんなカンジ。
ありふれた、ありがちな設定で、昔見た「地獄の7人」という映画ソックリだ。
・・・・・・でも最高に面白かった!
戦闘描写、キャラの説明シーンなどがカッコよすぎ(';ω;`)
特に最初の戦闘シーンはノリノリのイケイケ!
著者も興奮しながらこのシーンの原稿を綴ったのでは?と勝手に想像してしまった。
なかなか厚い本だが2日で読んでしまった。
他の方の評価はわりと低めだが、私にとっては「今年読んだ小説ランキング」ベスト3に入る小説だ。
マンガ「ヨルムンガンド」が好きだった方は間違いなく面白く読めるはず。
内容はこんなカンジ。
ありふれた、ありがちな設定で、昔見た「地獄の7人」という映画ソックリだ。
・・・・・・でも最高に面白かった!
戦闘描写、キャラの説明シーンなどがカッコよすぎ(';ω;`)
特に最初の戦闘シーンはノリノリのイケイケ!
著者も興奮しながらこのシーンの原稿を綴ったのでは?と勝手に想像してしまった。
なかなか厚い本だが2日で読んでしまった。
他の方の評価はわりと低めだが、私にとっては「今年読んだ小説ランキング」ベスト3に入る小説だ。
マンガ「ヨルムンガンド」が好きだった方は間違いなく面白く読めるはず。