大学時代の先輩たちの英雄譚、というかバカ話、最高でした。
こんな奴らがよく冒険なんかできたなぁと感心しきりでしたよ。
そんなお話が山ほど読めるのですが、
個人的にはとくに面白かったことが二つばかしありました。
一つは、
高野・角幡の両氏が各章の終わりに必ず「探検を知る一冊」という
オススメ本を紹介していて、二人がそれを読んだ感想を語り合っているのですが、
これが実に面白く、参考になりました。
実際、二人が紹介していた「ロスト・シティZ」は、
二人の感想を読んで買ったくらいでしたから。
もう一つ面白かったのは、
角幡氏が朝日新聞記者時代に富山県にいた頃のお話。
富山県民爆笑必至でしょうね。
角幡氏が富山の出版社である桂書房から出した本、
「川の吐息、海のため息」は、アマゾンでは法外な値段で売られていて、
おいそれと買える代物ではありませんが(自分は運良く近所の本屋で定価1500円+税で買えた)、
ハッキリ言って記者時代から角幡氏の文体は変わっておりませんので、
富山県郷土史の本とは思えないくらい爆笑してしまう本でした。
ところで、
角幡氏は「死んだ冒険家100人列伝」みたいな本は嫌だみたいなことをおっしゃっていますが、
いやいや、絶対読みたいっすよ。
故・加藤九祚先生がかつて訳した「極地に消えた人々」みたいな傑作を、
角幡氏には書いてもらいたいですね。
そんなわけで、死ぬほどオススメの一冊です。
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