いろいろとローマ史に目を通しましたが、テルマエ・ロマーエの背景を知るにはこれが一番おすすめです。まず、建国から五賢帝時代までの各皇帝、軍人、その他政治家、哲学者についての記述が詳しいです。そして、いわゆる「衰退の時代」については、ピーター・ブラウンの吹き込んだ新しい見方が紹介されています。ローマというとやはりシーザーなどのヒーローが活躍した国家、という前知識だと、数十年の間に数十人の皇帝がいた時期もあった、と知ると驚きます。そういった意味も含めて、いろいろなローマが紹介されています。
2000円超で、全集の中の1冊ですので買いにくいかもしれませんが、他の本を数冊買うよりもこれ1冊で大部分のことがわかる、というメリットがありますのでおすすめです。
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