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地下道の鳩: ジョン・ル・カレ回想録 単行本 – 2017/3/9
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東西冷戦、中東問題、ベルリンの壁崩壊、テロとの戦い──刻々と変化する国際情勢を背景に、ル・カレは小説を執筆し、『寒い国から帰ってきたスパイ』、『ティンカー、テイラー、ソルジャー、スパイ』に始まるスマイリー三部作、『リトル・ドラマー・ガール』などの名作を世に送り出してきた。
本書は、巨匠と謳われる彼の回想録である。その波瀾に満ちた人生と創作の秘密をみずから語っている。
・イギリスの二大諜報機関MI5とMI6に在籍していたこと。
・詐欺師だった父親の奇想天外な生涯と母親、家族のこと。
・ジョージ・スマイリーなどの小説の登場人物のモデル。
・中東などの紛争地帯での取材やソ連崩壊前後のロシアへの訪問。
・二重スパイ、キム・フィルビーへの思い。
・PLO(パレスチナ解放機構)のアラファト議長、"ソ連水爆の父"サハロフ、サッチャー首相らとの出会い。
・作家グレアム・グリーン、ジョージ・スマイリーを演じたアレック・ギネス、キューブリック、コッポラなどの映画監督との交流と、実現しなかった数々の映画化の企画。
謎に満ちた作家ル・カレの真実が明かされる、読書界待望の話題作。
- 本の長さ368ページ
- 言語日本語
- 出版社早川書房
- 発売日2017/3/9
- ISBN-104152096748
- ISBN-13978-4152096746
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商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
東西冷戦、中東問題、ベルリンの壁崩壊、テロとの戦い―刻々と変化する国際情勢を背景に、ル・カレは小説を執筆し、『寒い国から帰ってきたスパイ』、『ティンカー、テイラー、ソルジャー、スパイ』に始まるスマイリー三部作、『リトル・ドラマー・ガール』などの名作を世に送り出してきた。本書は、巨匠と謳われる彼の回想録である。その波瀾に満ちた人生と創作の秘密をみずから語っている。イギリスの二大諜報機関MI5とMI6に在籍していこと。詐欺師だった父親の奇想天外な生涯と母親、家族のこと。ジョージ・スマイリーなどの小説の登場人物のモデル。中東などの紛争地帯での取材やソ連崩壊前後のロシアへの訪問。二重スパイ、キム・フィルビーへの思い。PLO(パレスチナ解放機構)のアラファト議長、“ソ連水爆の父”サハロフ、サッチャー首相らとの出会い。作家グレアム・グリーン、ジョージ・スマイリーを演じたアレック・ギネス、キューブリック、コッポラなどの映画監督との交流と、実現しなかった数々の映画化の企画。謎に満ちた作家ル・カレの真実が明かされる、読書界待望の話題作。
著者について
1931年イギリスのドーセット州生まれ。オックスフォード大学卒業後、イートン校で教鞭をとる。東西冷戦期にイギリスの諜報機関MI5に入ったが、MI6に転属し、旧西ドイツのボンにイギリス大使館の二等書記官として赴任、その後ハンブルクの総領事館に勤務した。1961年に『死者にかかってきた電話』で小説家としてデビュー、第三作の『寒い国から帰ってきたスパイ』(1963年)でアメリカ探偵作家クラブ(MWA)賞最優秀長篇賞と英国推理作家協会(CWA)賞ゴールド・ダガー賞を受賞した。『ティンカー、テイラー、ソルジャー、スパイ』(1974年)と『スクールボーイ閣下』(1977年・CWA賞ゴールド・ダガー賞受賞)、『スマイリーと仲間たち』(1979年)の三部作はスパイ小説の傑作と評されている。1984年にはMWA賞の、1988年にはCWA賞の巨匠賞に輝いている。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
ル・カレ,ジョン
1931年イギリスのドーセット州生まれ。オックスフォード大学卒業後、イートン校で教鞭をとる。東西冷戦期にイギリスの諜報機関MI5に入ったが、MI6に転属し、旧西ドイツのボンにイギリス大使館の二等書記官として赴任、その後ハンブルクの総領事館に勤務した。1961年に『死者にかかってきた電話』で小説家としてデビュー、第三作の『寒い国から帰ってきたスパイ』(1963年)でアメリカ探偵作家クラブ(MWA)賞最優秀長篇賞と英国推理作家協会(CWA)賞ゴールド・ダガー賞を受賞した
加賀山/卓朗
1962年生、東京大学法学部卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
1931年イギリスのドーセット州生まれ。オックスフォード大学卒業後、イートン校で教鞭をとる。東西冷戦期にイギリスの諜報機関MI5に入ったが、MI6に転属し、旧西ドイツのボンにイギリス大使館の二等書記官として赴任、その後ハンブルクの総領事館に勤務した。1961年に『死者にかかってきた電話』で小説家としてデビュー、第三作の『寒い国から帰ってきたスパイ』(1963年)でアメリカ探偵作家クラブ(MWA)賞最優秀長篇賞と英国推理作家協会(CWA)賞ゴールド・ダガー賞を受賞した
加賀山/卓朗
1962年生、東京大学法学部卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
登録情報
- 出版社 : 早川書房 (2017/3/9)
- 発売日 : 2017/3/9
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 368ページ
- ISBN-10 : 4152096748
- ISBN-13 : 978-4152096746
- Amazon 売れ筋ランキング: - 599,538位本 (の売れ筋ランキングを見る本)
- - 12,485位英米文学研究
- - 18,590位エッセー・随筆 (本)
- - 62,148位ノンフィクション (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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カスタマーレビュー
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2020年4月26日に日本でレビュー済み
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作品を執筆するとき、作者は想像し、人物像を練り上げ、言葉を選び、余分な飾りを削ぎ落とす。スマイリーの考える事、話す言葉は、その孤独な、シニカルな、それでいて希望を失わない彼の魂を表現する。作家の本分は、人物を描くことにある。
ところで、ル・カレは自叙伝を書くのに、自分を理想の人物に仕立て上げない。もちろん、しようと思いさえすればお手の物だ。しかしそれでは自叙伝ではなく、作り話になってしまう。だからかえって、自叙伝を描く作家はさりげなく思い出を並べて語るに留めるのだ。
つまり、自叙伝にスマイリーやネッドやジョゼフを期待してはいけないのだ。この本を読んだ後には、リトルドラマーガールやナイロビの蜂を是非読んでいただきたい。そこにこそ作者の素晴らしい人間造形や社会に対する批判精神、ヒューマニティーの中に見いだす希望があるのだ。つまり、ル・カレの作品群ががフルコースの絶妙なご馳走なら、自叙伝はお茶漬けです。
ところで、ル・カレは自叙伝を書くのに、自分を理想の人物に仕立て上げない。もちろん、しようと思いさえすればお手の物だ。しかしそれでは自叙伝ではなく、作り話になってしまう。だからかえって、自叙伝を描く作家はさりげなく思い出を並べて語るに留めるのだ。
つまり、自叙伝にスマイリーやネッドやジョゼフを期待してはいけないのだ。この本を読んだ後には、リトルドラマーガールやナイロビの蜂を是非読んでいただきたい。そこにこそ作者の素晴らしい人間造形や社会に対する批判精神、ヒューマニティーの中に見いだす希望があるのだ。つまり、ル・カレの作品群ががフルコースの絶妙なご馳走なら、自叙伝はお茶漬けです。
ベスト500レビュアー
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スパイ・謀略小説の巨匠、ジョン・ル・カレ氏の回顧録。
今まで出会った各国の政治家、家族、映画関係者、縁のある人との思い出を綴った回顧録。面白いし、興味深いエピソード満載ですが、数々の名作、傑作を世に送り出してきた大作家の回顧録としては、分量が薄すぎる様に思いました。ハードカバー二段組み上下巻くらいの自伝や伝記を読みたいですし、他の方もそう思う方が多いのではないか、と思いたいです。
と言ってもつまらない訳ではないので、個人的に印象に残った点を挙げると、
・自作の小説でモデルになった人とのエピソード(「ミッション・ソング」「寒い国から帰ってきたスパイ」等)
・有名な詐欺師だった父親とその元から逃げ出した母親、父親の犯罪歴、巻き込まれたル・カレ氏が如何に苦労したか等の思い出
・自作の映画化で色々関わった欧米の映画関係者との話(「高貴なる殺人」のネタを自ら割っている所があるので、未読の方は注意)
・実際に世界の紛争地帯(中東、カンボジア、崩壊後のソ連等)に取材に行った記憶
・諜報機関に勤めていた際にドイツに派遣されて、ドイツの戦後史に立ち会った経験(ナチの戦犯が法的制裁から逃げられた経緯等)
と面白い事は面白い回顧録ではありました。でも上記した通り、もっと踏み込んで生まれから現在までの長い伝記か自伝をあれば紹介して頂きたいのも真実でした。
希代の作家の回顧録。機会があったら是非。
今まで出会った各国の政治家、家族、映画関係者、縁のある人との思い出を綴った回顧録。面白いし、興味深いエピソード満載ですが、数々の名作、傑作を世に送り出してきた大作家の回顧録としては、分量が薄すぎる様に思いました。ハードカバー二段組み上下巻くらいの自伝や伝記を読みたいですし、他の方もそう思う方が多いのではないか、と思いたいです。
と言ってもつまらない訳ではないので、個人的に印象に残った点を挙げると、
・自作の小説でモデルになった人とのエピソード(「ミッション・ソング」「寒い国から帰ってきたスパイ」等)
・有名な詐欺師だった父親とその元から逃げ出した母親、父親の犯罪歴、巻き込まれたル・カレ氏が如何に苦労したか等の思い出
・自作の映画化で色々関わった欧米の映画関係者との話(「高貴なる殺人」のネタを自ら割っている所があるので、未読の方は注意)
・実際に世界の紛争地帯(中東、カンボジア、崩壊後のソ連等)に取材に行った記憶
・諜報機関に勤めていた際にドイツに派遣されて、ドイツの戦後史に立ち会った経験(ナチの戦犯が法的制裁から逃げられた経緯等)
と面白い事は面白い回顧録ではありました。でも上記した通り、もっと踏み込んで生まれから現在までの長い伝記か自伝をあれば紹介して頂きたいのも真実でした。
希代の作家の回顧録。機会があったら是非。
ベスト500レビュアー
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ジョン・ル・カレの『地下道の鳩―ジョン・ル・カレ回想録』(原題:The Pigeon Tunnel: Stories from My Life)に興味を持ちAmazonで入手して読むことにした。
ジョン・ル・カレ83歳の時(2016年)に、昔のことで忘れられないエピソードだけを選んで書いた本である。
本書の「はじめに」のなかでル・カレが書きはじめたエピソードに驚いてしまった。
「この山小屋は村(ラウターブルンネン)を見下ろす場所にある。窓からはるか上に眼をむければ、アイガー、メンヒ、ユングフラウといった山々の頂がかすかに見える。なかでも最高の美しさを誇るのがシルバーホルンと、その少し下の小シルバーホルンだ。」(P11)
ル・カレは、『寒い国から帰ってきたスパイ』が大ベストセラーとなつて大金を手にした後に、スイスの友人などに手を尽くして建てた山小屋(スイスでは建築規制が厳しいから)での思い出話である。
私ごとになるが、何度か訪れたことのあるベルナーオーバーランドの雄峰アイガー、メンヒ、ユングフラウの景色を思い出してしまったのです。
クライネシャイデックへ登る登山電車の中から姿を現したこの雄峰群は素晴らしい眺めでした。
評者にとって目に焼き付いて記憶していたのが、ル・カレが語っていた白銀に輝くシルバーホルンの尖峰だったのです。
1967年頃に、ル・カレがこの山小屋で映画監督のシドニー・ポラックと過ごした四週間の思い出も興味深く読んでしまった。
本編でシドニー・ポラックが1993年、ジョン・グリシャムの『法律事務所』の映画化で監督を務め、その映画が大当たりしたときに、ル・カレをプライベート・ジェツトで引き廻すエピソードが面白い。
映画好きな評者は、この本に出てくる有名俳優や、ル・カレの小説の映画化で何度も苦汁を舐めさせられたエピソード(S・キューブリックなど)も興味深く読んでしまった。
1987年に訪れたロシアの17章「騎士ソビィエトは鎧のなかで死にかけて」と、1993年に再びロシアを訪れた18章「ワイルド・イースト―1993年モスクワ」の二章には、たった6年で変貌するロシアをル・カレならではの筆致で捉えて興味深く描いている。
33章「著者の父と息子」には『パーフェクト・スパイ』でのリック・T・ピムには書かれていない実父ロニーの多くの逸話が書かれていたので面白く読んでしまった。
まだ16歳の子供だったル・カレが、パリのパナマ大使(大使と騙る男?)に、父親のロニーが貸してある500ポンドを返してもらいに行かされたエピソードを読み、この父だからこそできた体験(預金)だと思ってしまったのです。
グレアム・グリーンが「子供時代は作家にとっての預金残高である」と語ったそうである。
稀代の賭博師であり国際的な詐欺師を父親にもったジョン・ル・カレの子供時代に積み立てた預金残高は、とんでもない金額になっているだろうと思いながら「著者の父と息子」の章を読んでしまったのです。
ル・カレ自身も「その伝でいけば、少なくとも私は億万長者の家に生まれた」と語っている。
巻末の手嶋龍一氏の解説が本書のことを「詐欺師の父と子の物語は、ダールやグリーンの綴る名短編のように図抜けて面白い。いや、面白すぎて作り話にさえ思えるのだが、すべては事実なのである。」
このような手島龍一氏の的を射た解説を読みながら「事実は小説より奇なり」を実感しながらジョン・ル・カレの回想録を読み終えました。
ジョン・ル・カレ83歳の時(2016年)に、昔のことで忘れられないエピソードだけを選んで書いた本である。
本書の「はじめに」のなかでル・カレが書きはじめたエピソードに驚いてしまった。
「この山小屋は村(ラウターブルンネン)を見下ろす場所にある。窓からはるか上に眼をむければ、アイガー、メンヒ、ユングフラウといった山々の頂がかすかに見える。なかでも最高の美しさを誇るのがシルバーホルンと、その少し下の小シルバーホルンだ。」(P11)
ル・カレは、『寒い国から帰ってきたスパイ』が大ベストセラーとなつて大金を手にした後に、スイスの友人などに手を尽くして建てた山小屋(スイスでは建築規制が厳しいから)での思い出話である。
私ごとになるが、何度か訪れたことのあるベルナーオーバーランドの雄峰アイガー、メンヒ、ユングフラウの景色を思い出してしまったのです。
クライネシャイデックへ登る登山電車の中から姿を現したこの雄峰群は素晴らしい眺めでした。
評者にとって目に焼き付いて記憶していたのが、ル・カレが語っていた白銀に輝くシルバーホルンの尖峰だったのです。
1967年頃に、ル・カレがこの山小屋で映画監督のシドニー・ポラックと過ごした四週間の思い出も興味深く読んでしまった。
本編でシドニー・ポラックが1993年、ジョン・グリシャムの『法律事務所』の映画化で監督を務め、その映画が大当たりしたときに、ル・カレをプライベート・ジェツトで引き廻すエピソードが面白い。
映画好きな評者は、この本に出てくる有名俳優や、ル・カレの小説の映画化で何度も苦汁を舐めさせられたエピソード(S・キューブリックなど)も興味深く読んでしまった。
1987年に訪れたロシアの17章「騎士ソビィエトは鎧のなかで死にかけて」と、1993年に再びロシアを訪れた18章「ワイルド・イースト―1993年モスクワ」の二章には、たった6年で変貌するロシアをル・カレならではの筆致で捉えて興味深く描いている。
33章「著者の父と息子」には『パーフェクト・スパイ』でのリック・T・ピムには書かれていない実父ロニーの多くの逸話が書かれていたので面白く読んでしまった。
まだ16歳の子供だったル・カレが、パリのパナマ大使(大使と騙る男?)に、父親のロニーが貸してある500ポンドを返してもらいに行かされたエピソードを読み、この父だからこそできた体験(預金)だと思ってしまったのです。
グレアム・グリーンが「子供時代は作家にとっての預金残高である」と語ったそうである。
稀代の賭博師であり国際的な詐欺師を父親にもったジョン・ル・カレの子供時代に積み立てた預金残高は、とんでもない金額になっているだろうと思いながら「著者の父と息子」の章を読んでしまったのです。
ル・カレ自身も「その伝でいけば、少なくとも私は億万長者の家に生まれた」と語っている。
巻末の手嶋龍一氏の解説が本書のことを「詐欺師の父と子の物語は、ダールやグリーンの綴る名短編のように図抜けて面白い。いや、面白すぎて作り話にさえ思えるのだが、すべては事実なのである。」
このような手島龍一氏の的を射た解説を読みながら「事実は小説より奇なり」を実感しながらジョン・ル・カレの回想録を読み終えました。
ベスト1000レビュアー
ル・カレによる自身の回想録です。
「寒い国から帰ってきたスパイ」がベストセラーになり映画化もされ一躍時の人となりました。
ル・カレが勤務したイギリスの諜報機関でのスパイ活動がベースになっています。
イギリスの作家ではグレアム・グリーン、サマーセット・モームも諜報部員としてスパイ活動をして、それを小説にして発表しています。
自らが関わった国家機密をネタに小説にして出版するとはさすがは大人の国なのでしょうか。
ちょっと日本では考えられません。
東西冷戦が終わった後も、グレアム・グリーンのように小説のネタ収集に世界各地の戦場、紛争地を精力的に訪れ、取材しています。
ル・カレ作品の多くが映画化されています。
「リトル・ドラマー・ガール」「誰よりも狙われた男」「裏切りのサーカス」「われらが背きし者」「ロシアハスス」「テイラー・オブ・パナマ」「ナイロビの蜂」などです。
殆どの作品を見ましたが、原作のストーリー、プロットがしっかりしていて、人物もよく描けていて最後まで飽きさせない面白さで印象深く、私は大好きです。
ル・カレは一貫して組織・制度と個人の対立を背景にした人間ドラマを描くことで定評があります。
ほろ苦く印象に残る結末が忘れ難い、そんな作品が多いです。
この本はル・カレが82歳の時に書いたのですが、著名なベストセラー作家として交友が広いことに驚かされます。
サッチャー、アラファト議長などの政治家、映画製作者、スタンリー・キューブリック、フランシスコ・コッポラなどの映画監督、脚本家、映画俳優、出版社、編集者、出版エージェントなど多彩です。
二重スパイとして名を馳せたキム・フィルビーのエピソードが興味深かったです。
イギリスのエリート階級、知識人たちがいかに共産主義の幻想に騙され踊らされ自由主義陣営に甚大な被害をもたらせたか、ゾッとします。
かってバーナード・ショウがソ連を訪問し、プロパガンダを信じ込まされて帰国し、ソ連を絶賛した愚行でその名声に汚点を残しました。
また1960年代に日本の文学者、小説家たちが毛沢東支配下の中国を訪問し、歓迎歓迎に騙され帰国して毛沢東礼賛でした。
そんなことを思い出します。
ル・カレの父親についての赤裸々な告白のエピソードには目がテンになりました。
父親は天性の詐欺師で、騙し取ったお金で豪勢な生活を続けたり何度も刑務所に入ったりで、破天荒で波乱万丈の一生でした。
犯罪はイギリスのみならず、ヨーロッパ、アメリカ、アジア、中国、香港を舞台にしています。
騙し獲ったお金で、一流ホテルの最上の部屋で暮らして、転々とした人生でした。
奥さんには逃げられ、成人してからのル・カレたち家族の関係もギクシャクしたものでした。
ここまで描くかと思うような暴露ぶりです。
「寒い国から帰ってきたスパイ」がベストセラーになり映画化もされ一躍時の人となりました。
ル・カレが勤務したイギリスの諜報機関でのスパイ活動がベースになっています。
イギリスの作家ではグレアム・グリーン、サマーセット・モームも諜報部員としてスパイ活動をして、それを小説にして発表しています。
自らが関わった国家機密をネタに小説にして出版するとはさすがは大人の国なのでしょうか。
ちょっと日本では考えられません。
東西冷戦が終わった後も、グレアム・グリーンのように小説のネタ収集に世界各地の戦場、紛争地を精力的に訪れ、取材しています。
ル・カレ作品の多くが映画化されています。
「リトル・ドラマー・ガール」「誰よりも狙われた男」「裏切りのサーカス」「われらが背きし者」「ロシアハスス」「テイラー・オブ・パナマ」「ナイロビの蜂」などです。
殆どの作品を見ましたが、原作のストーリー、プロットがしっかりしていて、人物もよく描けていて最後まで飽きさせない面白さで印象深く、私は大好きです。
ル・カレは一貫して組織・制度と個人の対立を背景にした人間ドラマを描くことで定評があります。
ほろ苦く印象に残る結末が忘れ難い、そんな作品が多いです。
この本はル・カレが82歳の時に書いたのですが、著名なベストセラー作家として交友が広いことに驚かされます。
サッチャー、アラファト議長などの政治家、映画製作者、スタンリー・キューブリック、フランシスコ・コッポラなどの映画監督、脚本家、映画俳優、出版社、編集者、出版エージェントなど多彩です。
二重スパイとして名を馳せたキム・フィルビーのエピソードが興味深かったです。
イギリスのエリート階級、知識人たちがいかに共産主義の幻想に騙され踊らされ自由主義陣営に甚大な被害をもたらせたか、ゾッとします。
かってバーナード・ショウがソ連を訪問し、プロパガンダを信じ込まされて帰国し、ソ連を絶賛した愚行でその名声に汚点を残しました。
また1960年代に日本の文学者、小説家たちが毛沢東支配下の中国を訪問し、歓迎歓迎に騙され帰国して毛沢東礼賛でした。
そんなことを思い出します。
ル・カレの父親についての赤裸々な告白のエピソードには目がテンになりました。
父親は天性の詐欺師で、騙し取ったお金で豪勢な生活を続けたり何度も刑務所に入ったりで、破天荒で波乱万丈の一生でした。
犯罪はイギリスのみならず、ヨーロッパ、アメリカ、アジア、中国、香港を舞台にしています。
騙し獲ったお金で、一流ホテルの最上の部屋で暮らして、転々とした人生でした。
奥さんには逃げられ、成人してからのル・カレたち家族の関係もギクシャクしたものでした。
ここまで描くかと思うような暴露ぶりです。
2017年5月5日に日本でレビュー済み
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ル・カレの著書はほとんど読んでいた(原書あるいは日本語訳で)が、理解が進まないところがところどころに有った。本書を読んで全体の流れが非常によく把握でき、目からウロコが落ちる場面が多々であった。









