「国防」石破茂著
政治家と言えば、今は自民党の寄付金集めに由来する「キックバック」問題で日本社会は揺れている。世界中に戦争の火種があって、混乱の極みか、さらに混迷が深く続くのか、分かりません。与党は税金を下げると喜ばせておいて、国民健康保険の後期高齢者の負担増は、下げた税金の何倍になるのか。一回で四万円の減税と言う?後期高齢者保険の掛け金は税金ではなく、掛け金になるらしい。生きている年数分だけ減税の倍々となって高齢者を経済的困窮に追い込んでいく。高齢者をいじめないでくれよぉ、と叫んでいる老人がテレビに映っていた。同感であります。保険金の掛け金は減税分の何倍もの額になってしまう。というのも、減税は一回だが、保険金は生きている間、続くので、岸田政権のこの政策の欺瞞性はひどいものがある。これが支持率を上げる秘策らしいので、大酒豪と言う噂もあるから、酔っ払い運転の政権運営になっていないことを願います。残念なことに、これが今の総理大臣の所得倍増政策らしい。こういう人しかいないのですか、与党にはね。野党、とりわけ維新の会も含めて、結局、貧しい年金生活者の生活苦は、与党も野党も代議士になると豊かなお金に恵まれているので、想像も付かないと見える。というより、日本全体の勤労者が大半貧し気に見えてしまうのは、貧しさしか周囲に感じるものがないためか。特に維新の会の高齢者の保険金は高齢者に負担させろと言う主張には、どういえばよいのか。中学卒業と同時に働き、当時は金の卵と呼ばれて、面接試験に行った時に出たカレーライスに感動して、入社した思い出を持ち、しかも若い時には、年金生活者の年金を支えてきたらしいが、年を取ってようやく生き永らえて、高齢者になった者たちへのこの仕打ちは一体何なんだろうか。政治家はその年収の豊かさにかまけて、誰にでもなれるわけではない偉い人に違いないですが、その上に、いかにも正義の味方です、と言うように振舞う維新の会の皆さん、とりわけとうとうと演説をして与党を責めていたオトキタ先生は、本当に国民生活の実態を知っているのだろうか。
今、土方、日雇い建設労働者、この人たちが日本を建設していると言ったなら、どう反応するのか。いや、政治家こそが日本を建設していると、確信しているのか。今、建設労働者が減り、復興にも再建にも、現実の担い手が不足しているらしい。やっぱり、現実に、日本をつくっているのは、建設作業員でしょう。
石破先生のこの本では、地元選挙区への貢献と国際社会の中でいかに日本と言う国を安定させて国民生活を豊かにしていくかと言う苦労話が展開されている。そうなんだよね、国民のある年齢層を敵のように攻撃する政党は、これって一種のユダヤ人の弾圧政策みたいで、どこの国に暮らしていて、一体君は何人なのかと質問をしたくなる。
「国の数だけ正義はある。大義のある戦争はない。」ウンベルト・エーコの「永遠のファシズム」と言う本がありますが、ファシズムが永遠とは、驚きました。その主張は、原ファッシズムなるものは、伝統崇拝、そう言えば大日本帝国は廃仏毀釈と言う混迷を経て、神道国家を確立した。理性を拒否して非合理な物を信じて、意見の対立を認めない。これも軍国日本の特徴だった。男根願望から永久の戦争を求めて、戦うことを美学と考える。これは分かりませんが、「葉隠」のこれだけ突出して有名な台詞、「武士道とは死ぬことと見つけたり」か、戦争中の日本人は、生のための闘争は存在せず、闘争のために生きていたのかもしれない。だから、ハルマゲドン機構を生む。死は英雄的行為の温床として称賛される。そういえば最初のカミカゼ特攻隊五機の戦闘機の突撃は新聞報道をされて称賛されたらしい。議会は民衆の声を代弁していないと見なして議会は軽視する。だから、戦争を起こす当事者にはいつでも必ず信念と大義があるのだと思います。その認識は過ちであると思いますが。
今、戦争の火種があちこちに存在している国際状況の中で、国民生活のことと国防を両立させていかなくてはならない。選挙区民へのあいさつ回りなども含めて、政治家は、忙しくて大変な職業だと思いました。
「北朝鮮もイラクも統治していくにはこの体制しかない」。今の野党の体たらくから推理すると、日本もこの体制しかないのかもしれない。東北地震での原発事故への民主党の対応のまずさが、今も日本の低迷を生んでいる。政権を賄える二大政党は存在しない。大阪維新の会は、日本=大阪らしい。与党の支持率がいくら下がっても、どの野党の支持率も上がることがない。
イランの飛行機の話で、イランのホメイニ革命によって、「『神の前にはみな平等だ』と言う理由で、ファストクラスもビジネスクラスもない」と言う。この発想は、貧しく虐げられていると思う階層の人には結構魅力のあるスローガンだと思う。イスラム教のシーア派支持者が国政を取る理由はこんなスローガンに対する貧しい民の支持があるのかもしれない。しかし、石破先生の驚きは、恐らく、日本の国会議員がわざわざイラクくんだりまで出向くと言うのに、庶民と同じ扱いかよ、と言う驚きなのかもしれませんが。勝手な忖度ですが、間違いなく、言ってもいないことを勝手に忖度するのはまずいが、そんな印象を受けました。
トマホークは持ってはいけないミサイルと石破先生は主張なさっていますが、今年はもう、購入するか購入したのか。ともかく持つことは決定した。これで海外にも攻撃ミサイルを発射できるらしい。物騒な時代だから、石破先生の考えは全く無視されてしまっています。今は反撃能力を持たないとやられる、だからやり返しますよと発信し、しかも、現実にやり返す武器を持っていなくてはならないと考えるのが主流らしい。
日本の苦しみは、石破先生の政策として、油田・天然ガスのパイプラインの建設をロシアとイランに交渉していたことです。ロシアが平和裏に国際協調している時代が突然、ロシアの侵略戦争で終わってしまい、日本が頼りにしていた両国が敵国になってしまったことです。政治の話は、少し年を経ただけでまるで状況が変わってしまうので、これも大変なことで、例えれば、平穏な海がいきなり嵐になってしまったようで、大変な時代を今は迎えていて、話全体がもはや昔話のように見えるのも大変なことだと思いました。
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国防 単行本 – 2005/1/26
石破 茂
(著)
北朝鮮のミサイルをどう防ぐか?
自衛隊イラク派遣に意味はあるのか?
徴兵制は憲法違反か?
日本のテロ対策は万全か?
長官在任日数・七二九日(歴代二位)、
国防の中枢を知る著者が、いま、すべてを語る。
自衛隊イラク派遣に意味はあるのか?
徴兵制は憲法違反か?
日本のテロ対策は万全か?
長官在任日数・七二九日(歴代二位)、
国防の中枢を知る著者が、いま、すべてを語る。
- 本の長さ254ページ
- 言語日本語
- 出版社新潮社
- 発売日2005/1/26
- ISBN-104104737011
- ISBN-13978-4104737017
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商品の説明
出版社からのコメント
『国防』のコンセプトは、高校生にでもわかる「新・防衛入門」です。安全保障問題などあまり興味がない、しかし北朝鮮のミサイルは怖い、イラクの自衛隊が心配だ、というような方に向けての本です。
もちろん、防衛庁長官を二年間務めた著者でしか書けない秘話も満載。発売直後から政界、マスコミ、自衛隊など各界で注目を浴び、1週間で4刷と大好評です。
もちろん、防衛庁長官を二年間務めた著者でしか書けない秘話も満載。発売直後から政界、マスコミ、自衛隊など各界で注目を浴び、1週間で4刷と大好評です。
登録情報
- 出版社 : 新潮社; 二刷版 (2005/1/26)
- 発売日 : 2005/1/26
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 254ページ
- ISBN-10 : 4104737011
- ISBN-13 : 978-4104737017
- Amazon 売れ筋ランキング: - 6,990位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
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2014年2月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
軍事や防衛は、テレビでそこまで深く報道しない割に、政治に与える影響が大きのではと感じ、とりあえず読んでみた。
結果、自衛隊の役割や立ち位置など勉強になったこともあったが、「自分は休みをとらずに頑張った」などどうでもいい話も多かった。
包括的な知識を得たいなら他の書籍を当たるべき。
結果、自衛隊の役割や立ち位置など勉強になったこともあったが、「自分は休みをとらずに頑張った」などどうでもいい話も多かった。
包括的な知識を得たいなら他の書籍を当たるべき。
2011年8月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
軍事マニアで有名な元防衛大臣、いまの自民党政調会長・石破茂さんによる著書。
論理的ながら平易に、国防に対する熱い思いを綴った本書は、石破さんが間違いなくオタクであることを示した名著であると思う。
まず、各国の軍事・外交政策について解説がある。
たとえば、「イラク戦争についてフランスが反対していられる理由の一つ」として「フランスは原子力発電への依存度が非常に高い。だから中東に頼らなくてもいいという政策論がある」(56ページ)と挙げるなど、感情論によらず、あくまで論理的な姿勢が貫かれている。
日本の国防については、MD(ミサイル防衛)を中核に据える考えだ。なぜなら、「MDは核に替わる新しい抑止力となって、核廃絶に一歩でも二歩でも近づいていくもの」(170ページ)だからだ。
なぜトマホークを導入しなかったかという問いかけに対しては、「この国は本当に、すぐに右にも左にも振れる国」だから「敵国を攻撃する能力を持つトマホークを保有していたら何が起こるのだろうか」という懸念があり導入しなかったと明快に答える。
この論理も明快でわかりやすい。
一方で石破さんは、防衛大臣時代の2008年10月、政府見解に反した論文を発表していたとして、自衛隊航空幕僚長だった田母神俊雄さんを更迭している。この件について本書では触れていないが、田母神さんは国防のために核兵器が必要であると説いている人物である。日本を思う気持ちは同じでも、防衛戦略思想が異なるということなのだろうか。
石破さんは「ここ十年ぐらい、私が恐ろしいと感じるのは、文官が暴走する危険性、そして制服組の官僚化が進んでいるということ」(277ページ)だという。日中戦争前夜、日本政府と日本軍がそういう状態だったからだ。
それならなおさら、官僚とは程遠いキャラクターの田母神さんを更迭すべきではなかったのではあるまいか。
「私は人にまかせるということができません」(292ページ)のあたりを読むと、石破さんは本当にオタクなんだなと思う。オタクは自分と少しでも意見が異なると排斥する方向に動く。良い意味でも悪い意味でも。
本書と、『 田母神塾―これが誇りある日本の教科書だ 』(田母神俊雄=元自衛官)、『 日本の国境問題 』(孫崎享=元外交官)、『 日本人の誇り 』(藤原正彦=作家)を読み比べると、各々の立場から出てくる戦争史観の違いを読み取ることができて面白いだろう。
そんな石破さんのプライベートは、「実は一番好きなのは鉄道」(298ページ)とのこと。夜行列車の「個室でお酒を飲みながら横になって本を読む至福の時」という。筋金入りのオタクである。
本日、民主党の党首選に立候補表明する前原誠司さんとは、電車マニア・プラモマニア繋がりであるとも。さて、次期総理大臣の座は誰に?
論理的ながら平易に、国防に対する熱い思いを綴った本書は、石破さんが間違いなくオタクであることを示した名著であると思う。
まず、各国の軍事・外交政策について解説がある。
たとえば、「イラク戦争についてフランスが反対していられる理由の一つ」として「フランスは原子力発電への依存度が非常に高い。だから中東に頼らなくてもいいという政策論がある」(56ページ)と挙げるなど、感情論によらず、あくまで論理的な姿勢が貫かれている。
日本の国防については、MD(ミサイル防衛)を中核に据える考えだ。なぜなら、「MDは核に替わる新しい抑止力となって、核廃絶に一歩でも二歩でも近づいていくもの」(170ページ)だからだ。
なぜトマホークを導入しなかったかという問いかけに対しては、「この国は本当に、すぐに右にも左にも振れる国」だから「敵国を攻撃する能力を持つトマホークを保有していたら何が起こるのだろうか」という懸念があり導入しなかったと明快に答える。
この論理も明快でわかりやすい。
一方で石破さんは、防衛大臣時代の2008年10月、政府見解に反した論文を発表していたとして、自衛隊航空幕僚長だった田母神俊雄さんを更迭している。この件について本書では触れていないが、田母神さんは国防のために核兵器が必要であると説いている人物である。日本を思う気持ちは同じでも、防衛戦略思想が異なるということなのだろうか。
石破さんは「ここ十年ぐらい、私が恐ろしいと感じるのは、文官が暴走する危険性、そして制服組の官僚化が進んでいるということ」(277ページ)だという。日中戦争前夜、日本政府と日本軍がそういう状態だったからだ。
それならなおさら、官僚とは程遠いキャラクターの田母神さんを更迭すべきではなかったのではあるまいか。
「私は人にまかせるということができません」(292ページ)のあたりを読むと、石破さんは本当にオタクなんだなと思う。オタクは自分と少しでも意見が異なると排斥する方向に動く。良い意味でも悪い意味でも。
本書と、『 田母神塾―これが誇りある日本の教科書だ 』(田母神俊雄=元自衛官)、『 日本の国境問題 』(孫崎享=元外交官)、『 日本人の誇り 』(藤原正彦=作家)を読み比べると、各々の立場から出てくる戦争史観の違いを読み取ることができて面白いだろう。
そんな石破さんのプライベートは、「実は一番好きなのは鉄道」(298ページ)とのこと。夜行列車の「個室でお酒を飲みながら横になって本を読む至福の時」という。筋金入りのオタクである。
本日、民主党の党首選に立候補表明する前原誠司さんとは、電車マニア・プラモマニア繋がりであるとも。さて、次期総理大臣の座は誰に?
2017年4月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この本は2004年を現在としているが、この本に書かれている危機、
イスラム過激派の台東や朝鮮半島危機は現実化している。
9.11以降は損得抜き(つまりdealが通じない)で攻撃してくる
国が出てきたのだった。
安保法案や集団的自衛権や
最近周知され始めている「民間防衛」に関しても2004年の段階で言及している。
13年前にここまで書いているのはすごいと思う。
というよりかつての北朝鮮の友党だった政党やその政党から移った野党第一党や
国民の問題意識が低かったのだろう。
イスラム過激派の台東や朝鮮半島危機は現実化している。
9.11以降は損得抜き(つまりdealが通じない)で攻撃してくる
国が出てきたのだった。
安保法案や集団的自衛権や
最近周知され始めている「民間防衛」に関しても2004年の段階で言及している。
13年前にここまで書いているのはすごいと思う。
というよりかつての北朝鮮の友党だった政党やその政党から移った野党第一党や
国民の問題意識が低かったのだろう。
2015年10月10日に日本でレビュー済み
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決めない、決められないせいじかはいらない。例え話もまずい いらない
2018年2月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
民主党政権時代に本書を購入。きっかけは石破氏の国会質問ですかね。
というわけでわりと好意的に本書の内容を捉えています。
本書の内容かは忘れましたが、日本人の国民性として集団意識がちょっと極端な方向にいきやすいというのは理解できる危惧です。
石破氏にはそのバランサーとして嫌われ役でも頑張って欲しいですね。
というわけでわりと好意的に本書の内容を捉えています。
本書の内容かは忘れましたが、日本人の国民性として集団意識がちょっと極端な方向にいきやすいというのは理解できる危惧です。
石破氏にはそのバランサーとして嫌われ役でも頑張って欲しいですね。
2013年5月1日に日本でレビュー済み
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「国防」というタイトルは抽象的すぎる感じですね。イシワさんの体験記とかの方が内容的には合っているかと。
2012年12月12日に日本でレビュー済み
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石破氏の政治姿勢、考え方、論理のとらえ方、情報としての資料の内容などさまざまなことを勉強させていただいた。
感謝します。
感謝します。





