安倍内閣とは何だったのかを振り返るため購入。2014出版の本ですが、その後、
2015:安全保障関連法、2016:南スーダン駆け付け警護、2017:核兵器禁止
条約不参加、2018:カジノ法成立と進んでいったのは皆さんご承知の通り。
少し怒りが先行しすぎた文章ですが、軍事立国化を憂うる主旨には賛同します。
第4~6章で雇用政策やアベノミクスに言及されたことが全体をぼやけさせてし
まったのではないか、また政局に言及されたことで論旨が矮小化してしまった
のではないかと思いました。
国家の暴走 安倍政権の世論操作術 (角川oneテーマ21) (日本語) 新書 – 2014/9/11
古賀 茂明
(著)
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本の長さ286ページ
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言語日本語
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出版社KADOKAWA/角川書店
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発売日2014/9/11
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ISBN-104041018145
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ISBN-13978-4041018149
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商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
日本人にとって“今、そこにある危機”戦争への道を回避するには!?安倍政権による“軍事立国”化を食い止めよ!日本版NSC設置法、特定秘密保護法、集団的自衛権の行使…「恐怖の三点セット」の真意とは?
著者について
古賀茂明(こが・しげあき)
1955年、長崎県生まれ。東京大学法学部を卒業後、通商産業省(現・経済産業省)に入省。大臣官房会計課法令審査委員、産業組織課長、OECDプリンシパル・アドミニストレーター、産業再生機構執行役員、経済産業政策課長、中小企業庁経営支援部長などを歴任。2008年、国家公務員制度改革推進本部事務局審議官に就任し、急進的な改革を次々と提議。09年末に経済産業省大臣官房付とされるも、10年秋に公務員改革の後退を批判、11年4月には日本ではじめて東京電力の破綻処理策を提起した。その後、退職勧奨を受け同年9月に辞職。大阪府市エネルギー戦略会議副会長として脱原発政策を提言するほか、著書・メルマガを通じ活発に提言を続けている。おもな著書に『日本中枢の崩壊』(講談社文庫)、『官僚の責任』『利権の復活』(PHP新書)、『原発の倫理学』(講談社)など。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
古賀/茂明
1955年、長崎県生まれ。東京大学法学部を卒業後、通商産業省(現・経済産業省)に入省。大臣官房会計課法令審査委員、産業組織課長、OECDプリンシパル・アドニミストレーター、産業再生機構執行役員、経済産業政策課長、中小企業庁経営支援部長などを歴任。2008年、国家公務員制度改革推進本部事務局審議官に就任し、急進的な改革を次々と提議。09年末に経済産業省大臣官房付とされるも、10年秋に公務員改革の後退を批判、11年4月には日本ではじめて東京電力の破綻処理策を提起した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
1955年、長崎県生まれ。東京大学法学部を卒業後、通商産業省(現・経済産業省)に入省。大臣官房会計課法令審査委員、産業組織課長、OECDプリンシパル・アドニミストレーター、産業再生機構執行役員、経済産業政策課長、中小企業庁経営支援部長などを歴任。2008年、国家公務員制度改革推進本部事務局審議官に就任し、急進的な改革を次々と提議。09年末に経済産業省大臣官房付とされるも、10年秋に公務員改革の後退を批判、11年4月には日本ではじめて東京電力の破綻処理策を提起した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
登録情報
- 出版社 : KADOKAWA/角川書店 (2014/9/11)
- 発売日 : 2014/9/11
- 言語 : 日本語
- 新書 : 286ページ
- ISBN-10 : 4041018145
- ISBN-13 : 978-4041018149
- Amazon 売れ筋ランキング: - 368,628位本 (の売れ筋ランキングを見る本)
- カスタマーレビュー:
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カスタマーレビュー
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ベスト500レビュアー
本書は2014年9月に上梓されたもの。それから3年経過した今改めて接すると、上梓された当時とはまた違った意味で本当に興味深い。
まず痛感させられるのは、「3年経っても安倍政権は何一つ進歩していないし、何一つ真の実績を残せていない」という点。
本書の「序章」で、例の「集団的自衛権」の閣議決定後の記者会見で、安倍首相が「今後とも丁寧に説明を行いながら、国民の皆様の理解を得る努力を続けてまいります」と述べた事が記載されている(P.4)。この「国民への丁寧な説明」という文言は、つい最近も聴いた記憶があるが、その後全く「丁寧な説明」などされていないという点を思うと、安倍首相は「丁寧な説明」をする気持ちも能力も全く無く、そもそも彼の言う「国民」とは「安倍政権を無条件に礼賛する人々」の事であって、それ以外の人間など「こんな人たち」にすぎないのだ、という本音がヒシヒシと伝わってくる。
また、同じ「集団的自衛権」に関して、「自衛隊員が血を流す可能性が高まるのではないか」と問われた際の安倍首相の支離滅裂な答えを挙げて、「質問と答えが噛みあわない」「安倍総理は、議論する能力が無い総理」と指摘している部分を読むと(P.91)、イヤでも今年のいわゆる「森友・加計疑惑」を巡る、安倍氏の珍答弁を思い出さざるを得ない。要するに安倍晋三という人は、この3年間全く「学習」も「進歩」もしていないのである。
著者は、「アベノミクス」に関して「日本経済がいつまでたっても復活しないことに、いつ国民が気付くかだ」(P.173)と指摘している。それから3年、「景気回復」だ、「雇用拡大」だ、それらは全て「アベノミクスのおかげだ」と安倍政権は未だに吹聴しているが、大多数の国民が成長を実感出来ないという状態がこれだけ続けば、さすがに「アベノミクス」って結局何だったのか、という「だまされた感」が増幅するのもやむを得まい。安倍政権もその事に気付いているので、この1年位は痛々しい位に実体のない「安倍政権の功績」をアピールしている。
また、著者は「米国が次の政権になった時の心配」を述べているが(P.132)、残念ながらその心配は最悪な形で的中してしまったようだ。その「次の政権」を率いているのが、トランプという、とてつもなく無能で有害な「大馬鹿爺さん」になろうとは、さすがにこの時点では著者も予測していなかっただろうが・・・。しかもその無能大統領に真っ先に尻尾を振って「信頼できる人物」などと妄言を吐いたのが他ならぬ安倍氏なのだから、もう致命的である。
安倍支持者の方々は、「安倍首相でなければ日本は守れない!」と怯えている人が多いが、「国を守る」覚悟が安倍氏の言動のどこから感じられると言うのか。「集団的自衛権」や、自衛隊のPKO派遣に関して、「自衛隊員に少なからず死者が出るかもしれない。民間人も巻き込まれるかもしれない。膨大な費用がかかるかもしれない。それでも私はそれが日本が国際社会で生きていくために必要と確信するから派遣するのだ。殉職者が出るような事態になったら、私も進退をハッキリさせる」位の覚悟を明言出来るのであれば、私も反対はしない。でも実際はどうであったか。国会では「言葉遊び」や「都合の悪い事は起こらない事になっている」と言わんばかりの珍答弁や強弁ばかり。南スーダンPKOにおける「戦闘か武力衝突か」という不毛な論争は、まさに「案の定」という思いだ。文字通り「体を張って」危険な任務に就いている自衛隊員を尻目に自らは保身ばかり。この体たらくで「愛国者」気取りである事を、恥ずかしいと思わないのだろうか。
著者が第5章~第6章で掲げている「雇用政策」等についての提言は中々説得力があって面白い。ぬるま湯の「護送船団」方式に慣れきった、また、究極の「ムラ社会」の日本で果たして著者の提言がどれだけ実行可能なのかという思いは残るが、「批判のための批判」に堕していない著者の姿勢は大いに評価したい。
折しも今、衆院解散の直後である。「今解散すれば勝てる」という、ただの「保身」だけで解散を強行したにも関わらず、これは「国難突破解散」である、などと「歩く国難」「国難が服を着て歩いているような男」が強弁しているのは全く爆笑ものだ。残念ながら、野党のだらしなさを見るにつけ、安倍政権はこのままダラダラ続いていくのだろう、という無力感を禁じ得ない。「このまま続けさせても何一つ期待が出来ない政権与党」と「何が出来るのか、何をやりたいのか」すら良く見えない野党のどちらかを選んで下さい・・という、ある種「究極の選択」を迫られている日本の有権者はつくづく「不幸」とは思う。しかし、こんな「悲惨な選択」しか出来ない環境を作ったのは、我々有権者の自業自得でもある。「聞こえの良い事ばかり並べて、日本の将来など何一つ真剣に考えていない」「自分の偏狭な欲望の実現以外、何一つ関心が無い」政権を、ダラダラ(5年も)擁護していて良いのか、という著者の警鐘を、一人一人の有権者が真剣に考えないと、日本の将来は暗い。
まず痛感させられるのは、「3年経っても安倍政権は何一つ進歩していないし、何一つ真の実績を残せていない」という点。
本書の「序章」で、例の「集団的自衛権」の閣議決定後の記者会見で、安倍首相が「今後とも丁寧に説明を行いながら、国民の皆様の理解を得る努力を続けてまいります」と述べた事が記載されている(P.4)。この「国民への丁寧な説明」という文言は、つい最近も聴いた記憶があるが、その後全く「丁寧な説明」などされていないという点を思うと、安倍首相は「丁寧な説明」をする気持ちも能力も全く無く、そもそも彼の言う「国民」とは「安倍政権を無条件に礼賛する人々」の事であって、それ以外の人間など「こんな人たち」にすぎないのだ、という本音がヒシヒシと伝わってくる。
また、同じ「集団的自衛権」に関して、「自衛隊員が血を流す可能性が高まるのではないか」と問われた際の安倍首相の支離滅裂な答えを挙げて、「質問と答えが噛みあわない」「安倍総理は、議論する能力が無い総理」と指摘している部分を読むと(P.91)、イヤでも今年のいわゆる「森友・加計疑惑」を巡る、安倍氏の珍答弁を思い出さざるを得ない。要するに安倍晋三という人は、この3年間全く「学習」も「進歩」もしていないのである。
著者は、「アベノミクス」に関して「日本経済がいつまでたっても復活しないことに、いつ国民が気付くかだ」(P.173)と指摘している。それから3年、「景気回復」だ、「雇用拡大」だ、それらは全て「アベノミクスのおかげだ」と安倍政権は未だに吹聴しているが、大多数の国民が成長を実感出来ないという状態がこれだけ続けば、さすがに「アベノミクス」って結局何だったのか、という「だまされた感」が増幅するのもやむを得まい。安倍政権もその事に気付いているので、この1年位は痛々しい位に実体のない「安倍政権の功績」をアピールしている。
また、著者は「米国が次の政権になった時の心配」を述べているが(P.132)、残念ながらその心配は最悪な形で的中してしまったようだ。その「次の政権」を率いているのが、トランプという、とてつもなく無能で有害な「大馬鹿爺さん」になろうとは、さすがにこの時点では著者も予測していなかっただろうが・・・。しかもその無能大統領に真っ先に尻尾を振って「信頼できる人物」などと妄言を吐いたのが他ならぬ安倍氏なのだから、もう致命的である。
安倍支持者の方々は、「安倍首相でなければ日本は守れない!」と怯えている人が多いが、「国を守る」覚悟が安倍氏の言動のどこから感じられると言うのか。「集団的自衛権」や、自衛隊のPKO派遣に関して、「自衛隊員に少なからず死者が出るかもしれない。民間人も巻き込まれるかもしれない。膨大な費用がかかるかもしれない。それでも私はそれが日本が国際社会で生きていくために必要と確信するから派遣するのだ。殉職者が出るような事態になったら、私も進退をハッキリさせる」位の覚悟を明言出来るのであれば、私も反対はしない。でも実際はどうであったか。国会では「言葉遊び」や「都合の悪い事は起こらない事になっている」と言わんばかりの珍答弁や強弁ばかり。南スーダンPKOにおける「戦闘か武力衝突か」という不毛な論争は、まさに「案の定」という思いだ。文字通り「体を張って」危険な任務に就いている自衛隊員を尻目に自らは保身ばかり。この体たらくで「愛国者」気取りである事を、恥ずかしいと思わないのだろうか。
著者が第5章~第6章で掲げている「雇用政策」等についての提言は中々説得力があって面白い。ぬるま湯の「護送船団」方式に慣れきった、また、究極の「ムラ社会」の日本で果たして著者の提言がどれだけ実行可能なのかという思いは残るが、「批判のための批判」に堕していない著者の姿勢は大いに評価したい。
折しも今、衆院解散の直後である。「今解散すれば勝てる」という、ただの「保身」だけで解散を強行したにも関わらず、これは「国難突破解散」である、などと「歩く国難」「国難が服を着て歩いているような男」が強弁しているのは全く爆笑ものだ。残念ながら、野党のだらしなさを見るにつけ、安倍政権はこのままダラダラ続いていくのだろう、という無力感を禁じ得ない。「このまま続けさせても何一つ期待が出来ない政権与党」と「何が出来るのか、何をやりたいのか」すら良く見えない野党のどちらかを選んで下さい・・という、ある種「究極の選択」を迫られている日本の有権者はつくづく「不幸」とは思う。しかし、こんな「悲惨な選択」しか出来ない環境を作ったのは、我々有権者の自業自得でもある。「聞こえの良い事ばかり並べて、日本の将来など何一つ真剣に考えていない」「自分の偏狭な欲望の実現以外、何一つ関心が無い」政権を、ダラダラ(5年も)擁護していて良いのか、という著者の警鐘を、一人一人の有権者が真剣に考えないと、日本の将来は暗い。
2017年10月15日に日本でレビュー済み
本書は、3年前の9月に出版された当時から安倍政権への警鐘を鳴らしていたが、3年後の2017年現在、日本は古賀氏が示唆した最悪のシナリオ通りに進んでしまっている。
「安倍晋三は日本を戦争が出来る国に作りかえようとしている」との警鐘だが、秘密保護法、共謀罪など、安倍政権は着々と軍事国家に向けた法律を制定してしまった。
本書の話では無いが、安倍晋三親衛隊である日本会議大阪の役員を務めていた籠池氏に(おそらく)安倍晋三は便宜を図ったにも関わらず、その事が公になるや梯子を外し切り捨てた事も、一見温厚に見える安倍晋三の、実は薄ら寒い冷血漢ぶりを表している。
ちなみに日本会議とは、日本の軍国化に賛同する者たちの集まり。一時テレビで流れていた加計学園の異様な軍隊風の教育風景も、彼らの思想を知れば納得である。
古賀氏は、こうした安倍晋三の危険思想を見抜き、本書で警鐘を鳴らしていた。
そして警鐘を鳴らすだけでは無く、実現可能性のある代案も多数提示している。
議員を名乗る連中よりも、古賀さんの方が余程真剣に日本の事を考えている。
2015年の「I am not ABE」発言が官邸の逆鱗に触れ、TV朝日の報道ステーションを外された後も、執筆活動を通して警鐘を鳴らし続ける姿勢と勇気には、本当に頭が下がります。
安倍政権の犬と化したテレビや全国紙が、敢えて看過したり巧妙に論点をすり替えたりする安倍政権の不都合な真実、膿を、これからも発信していって頂きたい。
脅しや恫喝で古賀さんの筆を止めてはいけない。
「安倍晋三は日本を戦争が出来る国に作りかえようとしている」との警鐘だが、秘密保護法、共謀罪など、安倍政権は着々と軍事国家に向けた法律を制定してしまった。
本書の話では無いが、安倍晋三親衛隊である日本会議大阪の役員を務めていた籠池氏に(おそらく)安倍晋三は便宜を図ったにも関わらず、その事が公になるや梯子を外し切り捨てた事も、一見温厚に見える安倍晋三の、実は薄ら寒い冷血漢ぶりを表している。
ちなみに日本会議とは、日本の軍国化に賛同する者たちの集まり。一時テレビで流れていた加計学園の異様な軍隊風の教育風景も、彼らの思想を知れば納得である。
古賀氏は、こうした安倍晋三の危険思想を見抜き、本書で警鐘を鳴らしていた。
そして警鐘を鳴らすだけでは無く、実現可能性のある代案も多数提示している。
議員を名乗る連中よりも、古賀さんの方が余程真剣に日本の事を考えている。
2015年の「I am not ABE」発言が官邸の逆鱗に触れ、TV朝日の報道ステーションを外された後も、執筆活動を通して警鐘を鳴らし続ける姿勢と勇気には、本当に頭が下がります。
安倍政権の犬と化したテレビや全国紙が、敢えて看過したり巧妙に論点をすり替えたりする安倍政権の不都合な真実、膿を、これからも発信していって頂きたい。
脅しや恫喝で古賀さんの筆を止めてはいけない。
2017年5月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
色々問題もあるが,現政権の“狂気”を最もよく分からせる良書だと思う。現政権の異常さは,森友問題・昭恵氏問題などもあり,このところ拍車がかかり,「共謀罪」法そして改憲へと谷底へ転がり落ちてゆく豚の群のような勢いである。著者が書いている,経済問題などは現政権にはなんの意味もない,単なる隠れ蓑だとする見解は鋭く,同感である。またこの本を読んでつくづく思ったのは,最近,日本人の道徳観の欠落などを痛感している人々が,容易に,現政権が目指す軍国主義的政策に取り込まれている状態が現出してしまっている,そうした傾向があることである。本来,いわゆる日本人の「美しい」道徳意識・礼儀などということと,右翼的・軍国主義とは,全く違うものであるのに,それらが(一部の日本人の頭の中で)くっついてしまっていて,それをうまく利用している薄汚い政府が存在している。こうしたことを私たちは決して許してはいけないのである。連中のような「特権」を持てないだろう私たちの子孫,のためにも。
2016年3月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
本書の刊行は少し前になるが、安倍政権が行なってきたこと、これから行なおうとしていることを冷静に分析し、
読み解き、平易な言葉で解説している良書。膝を打つ文章が多い。
たとえば、安倍政権の目的は、日本を戦争が遂行できる国につくりかえることであり、
それを周到に行なっているという指摘。
憲法改訂では、公益および公の秩序を基本的人権よりも上位に置くことで、
国民の人権を制限できるようにする。その意図は戦時を想定していることなどを挙げて警告を発している。
Kindle版では、多くの読者がハイライトしている箇所を知ることができる。
現状の問題点を具体的に文章化し、整理することで見えてくるこの国の実像がある。
「暴走」だからこそ、それに対する、より客観的な視野が必要であり、
筆者の視線はその現状理解に非常に役立つ。
読み解き、平易な言葉で解説している良書。膝を打つ文章が多い。
たとえば、安倍政権の目的は、日本を戦争が遂行できる国につくりかえることであり、
それを周到に行なっているという指摘。
憲法改訂では、公益および公の秩序を基本的人権よりも上位に置くことで、
国民の人権を制限できるようにする。その意図は戦時を想定していることなどを挙げて警告を発している。
Kindle版では、多くの読者がハイライトしている箇所を知ることができる。
現状の問題点を具体的に文章化し、整理することで見えてくるこの国の実像がある。
「暴走」だからこそ、それに対する、より客観的な視野が必要であり、
筆者の視線はその現状理解に非常に役立つ。