東側諸国って、結構いろんな自動車を作ってたんですね。そしてこれらの車が日本人民共和国には流通しています。
アメリカ自動車産業の植民地市場であり、ろくに国産自動車など作れなかった大日本帝国とは雲泥の差。
ソ連の支配下になったからと言って悲惨の一語で語ることはできない。恩恵を受けた部分もあるわけです。
そう、北日本という国家は悪の帝国という一言では斬り捨てられない。そこではやはり私たちと同じ日本人が暮らしているのです。
そのことが最もよく表れてるのが12話「カーニバルの夜に」でしょう。
西側の理屈では平和を脅かす邪悪な兵器でも、北日本にとっては社会に欠かせない大事なものなのです。
エミーリャがかつてない人民へのサービスを開始していて、そこにばかり目が行ってたけど、よく考えたらこのあたりから物語は勧善懲悪を離れた深いテーマを見せてくるのです。うん。
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