東側諸国って、結構いろんな自動車を作ってたんですね。そしてこれらの車が日本人民共和国には流通しています。
アメリカ自動車産業の植民地市場であり、ろくに国産自動車など作れなかった大日本帝国とは雲泥の差。
ソ連の支配下になったからと言って悲惨の一語で語ることはできない。恩恵を受けた部分もあるわけです。
そう、北日本という国家は悪の帝国という一言では斬り捨てられない。そこではやはり私たちと同じ日本人が暮らしているのです。
そのことが最もよく表れてるのが12話「カーニバルの夜に」でしょう。
西側の理屈では平和を脅かす邪悪な兵器でも、北日本にとっては社会に欠かせない大事なものなのです。
エミーリャがかつてない人民へのサービスを開始していて、そこにばかり目が行ってたけど、よく考えたらこのあたりから物語は勧善懲悪を離れた深いテーマを見せてくるのです。うん。
国境のエミーリャ(3) (ゲッサン少年サンデーコミックス) Kindle版
池田邦彦
(著)
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言語日本語
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出版社小学館
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発売日2021/1/12
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上位レビュー、対象国: 日本
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2021年1月15日に日本でレビュー済み
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3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
役に立った
2021年1月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
第11話「かけがえのない相棒」では米国高級車パッカードとそのソ連版複製のジル11が登場。“脱出請負人”がなぜ西への逃亡を阻止するのか、という設定。
第12話「カーニバルの夜に」ではエミーリャの肉体的魅力が満開。本郷の「東京人民大学」と秘密工場の超コンピューター開発がテーマ。ミサイル開発に不可欠であるが同時に人びとの生活にも役立つ二面性が背後に。
第13、14話「囚われのエミーリャ」は以前から登場の民警ウラゾフの捜査を妨害するKGBプシュコフ大佐が現れる。ウラゾフと亡命仲介人ハラダの過去が語られるのだが、一筋縄では理解できない複雑で多様な設定(ワナ)が秘められた話。エミーリャが捕まるのは「人民鉄道東武線」の浅草駅近くの隅田川橋梁。もっと鉄道にこだわって欲しいな。
第15話「危険な電波」は西の東京タワーからのテレビ放送を東で隠れて受信する現実が背景。西の放送の誤情報、偽情報が流布するなかで偽エミーリャが本物を隠すことができるか。
続巻を予感させる最後のページ、しかしこれも偽かな。
第12話「カーニバルの夜に」ではエミーリャの肉体的魅力が満開。本郷の「東京人民大学」と秘密工場の超コンピューター開発がテーマ。ミサイル開発に不可欠であるが同時に人びとの生活にも役立つ二面性が背後に。
第13、14話「囚われのエミーリャ」は以前から登場の民警ウラゾフの捜査を妨害するKGBプシュコフ大佐が現れる。ウラゾフと亡命仲介人ハラダの過去が語られるのだが、一筋縄では理解できない複雑で多様な設定(ワナ)が秘められた話。エミーリャが捕まるのは「人民鉄道東武線」の浅草駅近くの隅田川橋梁。もっと鉄道にこだわって欲しいな。
第15話「危険な電波」は西の東京タワーからのテレビ放送を東で隠れて受信する現実が背景。西の放送の誤情報、偽情報が流布するなかで偽エミーリャが本物を隠すことができるか。
続巻を予感させる最後のページ、しかしこれも偽かな。
VINEメンバー
脱出請負人エミーリャの活躍を描く第3巻。と言っても、これまでのテイストとは異なる話を読めたのが、何より良かったです。特に「囚われのエミーリャ」(前・後編)は、単にエミーリャの敵かと思っていたミリツィヤのウラゾフもエピソードに絡んでおり、読み終えた後の印象は、これまでには無かったものを感じました。
また、第15話「危険な電波」のオチも良かったですね。「囚われのエミーリャ」の後にこのエピソードを持ってくる点も秀逸すぎます(笑)。
ともすれば本作は、「東西に分割された日本」という舞台に目が行きがちですが、その舞台の中でエミーリャと、彼女を取り巻く人物達もきっちりと描いており、とても面白く読み進めることができます。
次巻の発売も楽しみに待っています。
また、第15話「危険な電波」のオチも良かったですね。「囚われのエミーリャ」の後にこのエピソードを持ってくる点も秀逸すぎます(笑)。
ともすれば本作は、「東西に分割された日本」という舞台に目が行きがちですが、その舞台の中でエミーリャと、彼女を取り巻く人物達もきっちりと描いており、とても面白く読み進めることができます。
次巻の発売も楽しみに待っています。
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