ローマ教皇といえども、いろいろな人がいたということ。欧州の歴史に大きな影響を与えたキリスト教、そしてキリスト教最高の地位であるローマ教皇の影の部分に光を当てた書。古代から中世にわたる時代の教皇が多く含まれ、そこにさまざまな隠謀・醜聞があっても決して驚かない。世襲ではない、選挙制公職であるローマ教皇の地位を獲得・維持することは大変なことだった。それだけではなく、ガリレオ裁判や魔女裁判など日本でも知られているとおり、数多くの過ちもあったのだ。
間違うべきではないのは、ローマ教皇には偉大な人物も多かったということ。あくまで書籍の切り口として<ダークヒストリー>となっているだけなのだ。とはいえ、カラーの図版や挿絵などが多く含まれ書籍としては工夫され、美しい仕上がりとなっている。
こういった影の歴史に焦点を当てた企画を趣味が悪いと思うかどうかは別として、キリスト教徒が少ない日本ではあまり知られていないローマ教皇の事績を知るという点では、比較的とっつきやすい書籍だと思う。
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図説ローマ教皇史 ダークヒストリー4 単行本 – 2010/11/24
ブレンダ ラルフ ルイス
(著),
樺山紘一=日本語版監修
(監修)
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ローマ教皇は世界最古の選挙制公職である。
約2000年にわたって、教皇職はヨーロッパの歴史に大きな影響を与え、その歴史の光と影を反映してきた。
歴代の教皇のなかには、陰謀、殺人、賄賂、盗み、姦淫や衝撃的な恐ろしい残虐行為を犯す者もいた…。
約2000年にわたって、教皇職はヨーロッパの歴史に大きな影響を与え、その歴史の光と影を反映してきた。
歴代の教皇のなかには、陰謀、殺人、賄賂、盗み、姦淫や衝撃的な恐ろしい残虐行為を犯す者もいた…。
- 本の長さ328ページ
- 言語日本語
- 出版社原書房
- 発売日2010/11/24
- ISBN-104562045809
- ISBN-13978-4562045808
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商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
ローマ教皇は世界最古の選挙制公職である。それが存在した約2000年間、教皇職はヨーロッパの歴史に大きな影響を与え、その歴史の光と影を反映してきた。教皇の中には陰謀を企て、殺人を犯し、賄賂を使い、盗みを働き、姦淫を犯す者もいれば、当時の人びとにとってさえ衝撃的な恐ろしい残虐行為を犯す者もいた。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
ルイス,ブレンダ・ラルフ
85冊以上の著作がある作家。1997年から1998年にかけ、ダイアナ皇太子妃の生涯を描いた作品シリーズを完成させた。過去にイギリスの新聞4紙で王室担当記者として活躍した経験をもち、ロイヤルティ誌に定期的に寄稿している。また、専制君主をテーマにしたテレビドキュメンタリーにも出演している
樺山/紘一
1941年東京生まれ。東京大学文学部卒、同大学院修士課程修了。東京大学教授、国立西洋美術館館長をへて、現在、印刷博物館館長。東京大学名誉教授。専攻は西洋中世史
高尾/菜つこ
1973年生まれ。翻訳家。南山大学外国語学部英米科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
85冊以上の著作がある作家。1997年から1998年にかけ、ダイアナ皇太子妃の生涯を描いた作品シリーズを完成させた。過去にイギリスの新聞4紙で王室担当記者として活躍した経験をもち、ロイヤルティ誌に定期的に寄稿している。また、専制君主をテーマにしたテレビドキュメンタリーにも出演している
樺山/紘一
1941年東京生まれ。東京大学文学部卒、同大学院修士課程修了。東京大学教授、国立西洋美術館館長をへて、現在、印刷博物館館長。東京大学名誉教授。専攻は西洋中世史
高尾/菜つこ
1973年生まれ。翻訳家。南山大学外国語学部英米科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
登録情報
- 出版社 : 原書房 (2010/11/24)
- 発売日 : 2010/11/24
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 328ページ
- ISBN-10 : 4562045809
- ISBN-13 : 978-4562045808
- Amazon 売れ筋ランキング: - 279,488位本 (の売れ筋ランキングを見る本)
- - 1,083位ヨーロッパ史一般の本
- - 29,946位ノンフィクション (本)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
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2012年10月16日に日本でレビュー済み
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4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
役に立った
2020年4月5日に日本でレビュー済み
ローマ教皇とキリスト教関係の本というと、読みづらいものが多い。中立・公正を期するほど、無味乾燥な記述になる。そんななか、この本は徹底してスキャンダルを追求、スキャンダルからローマ教皇の実像に迫っている。ゆえに、じつに読みやすい。多くの図版があることも、想像を喚起してくれる。教皇フォルモススの死体裁判の話は、教皇の醜悪な歴史の中でも特筆ものだろう。カール大帝を戴冠したレオ3世が、イタリア貴族の暴力に怯えっぱなしであったという話も笑える。
もちろん、そこにはオーバーな表現、ことさらなグロテスク化もあるが、そのあたりは他の本を読んで修正すればいいだろう。ローマ教皇を理解するうえで、かなり偏ってはいるが、もっともわかりやすい本である。
もちろん、そこにはオーバーな表現、ことさらなグロテスク化もあるが、そのあたりは他の本を読んで修正すればいいだろう。ローマ教皇を理解するうえで、かなり偏ってはいるが、もっともわかりやすい本である。
2014年1月14日に日本でレビュー済み
「図説」と記されているとおり、豊富な図版に魅了される。
特に前半部分、1「死体裁判・売春婦の支配・ヴァティカンの醜聞」
2「大量殺戮ーーカタリ派I」、3「大量殺戮ーーカタリ派II」、
4「教皇と魔女」、5「ボルジア家」はまさに「ダークヒストリー」で、
教皇を中心に当時の事件包み隠さず記しているせいで文章表現かなりグロテスク。
気分が悪くなって読めなくなる方もいると思う。
個人的には後半部分 6「ガリレオ事件」、7「ヴァティカンの囚人I(教皇ピウス9世)」、
8「ヴァティカンの囚人II(レオ13世〜ピウス12世)」、9「教皇とナチ(ピウス12世)」
が非常に興味深かった。
特にローマ教皇ピウス12世とナチスについては、日本において平等に資料を収集し検証した書籍
がないのが難点であるが、ここでは「ピウス12世が世界にユダヤ人惨殺を強く叫ばなかった」
理由が明確に記され、沈黙の裏で教皇とヴァチカンが約85万人のユダヤ人を保護救済していた
ことに言及している。
映画「赤と黒の十字架」でグレゴリー・ペックが演じた実在の司祭ヒュー・オフラハーティの
ユダヤ人救済についても記され、心ある人々の命をかけた救済活動は涙なしには読めない。
「ダークヒストリー」シリーズはいずれも図版を見てこそなので、
アマゾンの「なかみ検索」をぜひつけるべきだと思う。
特に前半部分、1「死体裁判・売春婦の支配・ヴァティカンの醜聞」
2「大量殺戮ーーカタリ派I」、3「大量殺戮ーーカタリ派II」、
4「教皇と魔女」、5「ボルジア家」はまさに「ダークヒストリー」で、
教皇を中心に当時の事件包み隠さず記しているせいで文章表現かなりグロテスク。
気分が悪くなって読めなくなる方もいると思う。
個人的には後半部分 6「ガリレオ事件」、7「ヴァティカンの囚人I(教皇ピウス9世)」、
8「ヴァティカンの囚人II(レオ13世〜ピウス12世)」、9「教皇とナチ(ピウス12世)」
が非常に興味深かった。
特にローマ教皇ピウス12世とナチスについては、日本において平等に資料を収集し検証した書籍
がないのが難点であるが、ここでは「ピウス12世が世界にユダヤ人惨殺を強く叫ばなかった」
理由が明確に記され、沈黙の裏で教皇とヴァチカンが約85万人のユダヤ人を保護救済していた
ことに言及している。
映画「赤と黒の十字架」でグレゴリー・ペックが演じた実在の司祭ヒュー・オフラハーティの
ユダヤ人救済についても記され、心ある人々の命をかけた救済活動は涙なしには読めない。
「ダークヒストリー」シリーズはいずれも図版を見てこそなので、
アマゾンの「なかみ検索」をぜひつけるべきだと思う。


