レビューの表題は週刊ファミ通のコーナー「ファミ通町内会」で編集者の方の友人が団地を称して使っていた表現とのことですが、団地の良さを的確に表しているセリフのため、団地を表現する際頻繁に使っています。かくいう僕も昔から団地に心惹かれていて、『完全自殺マニュアル』を読んで、本筋ではないのに、なぜか心に残った高島平団地が大好きになり、板橋に住んでいたころは毎週のように自転車で見に行っていました。
この本は曰く「無駄に良いクォリティ」で撮った全国各地の団地の写真集(関東がメイン)ですが、写真一枚一枚に人が写ってなかったりとタイミングにすごく苦労しているのだろうなと偲ばれる力作です。見るべきポイントが事細かに書き込まれていてそれも面白いですが、何よりも団地という、宮崎駿的なナチュラリズムの文脈では嫌われるだろう近代的で実用的で無機質な存在に愛を見出した著者の革新性に痺れます。
2018年現在でこそ「団地が好き」というのは(共感は得られないにせよ)他人に言うことはできますが、発行当時は世間的にはまるで理解されなかったと思います。僕も「団地が好き」という気持ちには気づきつつも、その気持ちを30年余りしっかり見つめてこなかったのですが、大山さんの活動で初めて自分の気持ちに気づけたような気がしています。
何度でも見返したくなる素晴らしい写真集です。
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団地の見究 単行本(ソフトカバー) – 2008/3/28
団地マニアの第一人者が、満を持してお送りする団地写真集。
1970年代前後に建てられた高層団地を中心に、48の素敵な団地を、4×5で撮影した無駄にクオリティの高い写真で紹介。また、それぞれの団地を精緻にイラスト化し、見究ポイントを細かく解説しています。団地の新しい見方を提案する1冊です。あなたの好みの団地が、絶対見つかるはず。
1970年代前後に建てられた高層団地を中心に、48の素敵な団地を、4×5で撮影した無駄にクオリティの高い写真で紹介。また、それぞれの団地を精緻にイラスト化し、見究ポイントを細かく解説しています。団地の新しい見方を提案する1冊です。あなたの好みの団地が、絶対見つかるはず。
- 本の長さ112ページ
- 言語日本語
- 出版社東京書籍
- 発売日2008/3/28
- ISBN-104487802598
- ISBN-13978-4487802593
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商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
こだわりのカラー、機能的なフォルム、心を揺さぶるテクスチャ。無駄にクリオリティの高い写真とイラストで、新しい団地の見かたをご提案。あなた好みの団地がきっとみつかる。
著者について
大山顕
1972年生まれ。団地マニアの総本山「住宅都市整理公団」(総勢2名)の総裁。
2002年WEBにて「住宅都市整理公団」を名乗り、団地の魅力啓蒙活動を開始。2004年から、ニフティの「デイリーポータルZ」での連載のほか、新宿ロフトプラスワンで行われた「団地ナイト」「工場ナイト」ほか、さまざまな展覧会やトークショーを主催。NHK-BS『熱中時間』のレギュラー、MONDO21『マニア解体新書』、単行本『山田五郎のマニア解体新書』ほか、団地マニアとしての登場メディアは多数。写真集『工場萌え』では著者のひとりとして文を担当。
1972年生まれ。団地マニアの総本山「住宅都市整理公団」(総勢2名)の総裁。
2002年WEBにて「住宅都市整理公団」を名乗り、団地の魅力啓蒙活動を開始。2004年から、ニフティの「デイリーポータルZ」での連載のほか、新宿ロフトプラスワンで行われた「団地ナイト」「工場ナイト」ほか、さまざまな展覧会やトークショーを主催。NHK-BS『熱中時間』のレギュラー、MONDO21『マニア解体新書』、単行本『山田五郎のマニア解体新書』ほか、団地マニアとしての登場メディアは多数。写真集『工場萌え』では著者のひとりとして文を担当。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
大山/顕
1972年生まれ。団地マニアの総本山「住宅都市整理公団」(総勢2名)の総裁。2002年WEBにて「住宅都市整理公団」を名乗り、団地の魅力啓蒙活動を開始。2004年から、ニフティの「デイリーポータルZ」での連載のほか、新宿ロフトプラスワンで行われた「団地ナイト」「工場ナイト」ほか、さまざまな展覧会やトークショーを主催。団地マニアとしての登場メディアは多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
1972年生まれ。団地マニアの総本山「住宅都市整理公団」(総勢2名)の総裁。2002年WEBにて「住宅都市整理公団」を名乗り、団地の魅力啓蒙活動を開始。2004年から、ニフティの「デイリーポータルZ」での連載のほか、新宿ロフトプラスワンで行われた「団地ナイト」「工場ナイト」ほか、さまざまな展覧会やトークショーを主催。団地マニアとしての登場メディアは多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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登録情報
- 出版社 : 東京書籍 (2008/3/28)
- 発売日 : 2008/3/28
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 112ページ
- ISBN-10 : 4487802598
- ISBN-13 : 978-4487802593
- Amazon 売れ筋ランキング: - 467,483位本 (の売れ筋ランキングを見る本)
- - 54,990位社会・政治 (本)
- カスタマーレビュー:
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2018年3月24日に日本でレビュー済み
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6人のお客様がこれが役に立ったと考えています
役に立った
2014年6月9日に日本でレビュー済み
いつもの著者と同じく遊び心溢れる構成になっています。
団地のカタログを意識して作られたらしく、写真には全く実用性のないアイコンや地図などが添えられています。解説(?)は相変わらず軽妙で、特に団地を正面から写真に収めることにこだわりがある著者が邪魔になる樹木や電線、なかでも「景観破壊」と呼ぶタワーマンションに対する敵愾心むき出しのコメントが面白いです。
個人的好みとしては複雑な構造を持つスキップフロアの団地がお気に入りです。
団地のカタログを意識して作られたらしく、写真には全く実用性のないアイコンや地図などが添えられています。解説(?)は相変わらず軽妙で、特に団地を正面から写真に収めることにこだわりがある著者が邪魔になる樹木や電線、なかでも「景観破壊」と呼ぶタワーマンションに対する敵愾心むき出しのコメントが面白いです。
個人的好みとしては複雑な構造を持つスキップフロアの団地がお気に入りです。
2008年4月14日に日本でレビュー済み
著者の各団地に対するコメントがおもしろい。
建物の部位ごとの解説が独特な視点で書かれていて笑ってしまうものばかり。
特にアイコンでの団地ガイドは的確に示している部分と著者の想像力豊かな
アピールポイントが混在していて、これがまたいいバランス。
左ページに線画のイラスト、右ページに写真という構成がとても読みやすい。
写真のクオリティも高く、ページのデザインや色使いも気に入りました。
よく見かける高層団地にも、いろいろなフォルム、カラーバリエーションがあり
細かいところを見ていくと、こんなにも興味深いものだとも思いませんでした。
建物の部位ごとの解説が独特な視点で書かれていて笑ってしまうものばかり。
特にアイコンでの団地ガイドは的確に示している部分と著者の想像力豊かな
アピールポイントが混在していて、これがまたいいバランス。
左ページに線画のイラスト、右ページに写真という構成がとても読みやすい。
写真のクオリティも高く、ページのデザインや色使いも気に入りました。
よく見かける高層団地にも、いろいろなフォルム、カラーバリエーションがあり
細かいところを見ていくと、こんなにも興味深いものだとも思いませんでした。
2014年4月15日に日本でレビュー済み
エレベーターの動力部のでっぱりの名前など初めて知るものもあって興味深いです。
ただ本自体に解説は少なくほぼ正面から見た団地の写真が延々とのっている。
それが作者のこだわりで正面から薄曇りの日にとるのがベストなのだとか。
ぼんやりした薄曇りの空に白っぽい団地がぬぽーっと立っている写真ばかり見てもうーん。
私も団地を遠出して見学に行く程度に好きですが、樹木や周囲の環境も味わいと思います。
この作者は樹木や近隣のビルは撮影の邪魔だとご立腹。
鉄道写真の「完品」のように団地マニア界では常識のルールなのかもしれませんがそんなん知らんがな。
ただ本自体に解説は少なくほぼ正面から見た団地の写真が延々とのっている。
それが作者のこだわりで正面から薄曇りの日にとるのがベストなのだとか。
ぼんやりした薄曇りの空に白っぽい団地がぬぽーっと立っている写真ばかり見てもうーん。
私も団地を遠出して見学に行く程度に好きですが、樹木や周囲の環境も味わいと思います。
この作者は樹木や近隣のビルは撮影の邪魔だとご立腹。
鉄道写真の「完品」のように団地マニア界では常識のルールなのかもしれませんがそんなん知らんがな。









