最初に読んだ喪男&喪女の話が結構よかったのでちょっと期待したのですが
今回はタダだからと思って読んだ罰が当たったかとさえ思ってしまった。
同じ作者だと気づいたのは読後。前作と比較して読んだ訳ではない。
ディスりたくはない。タダで読めただけでもありがたいと思わねば。
だが敢えて喪男&喪女の作者さんだからこそちょっぴり期待を込めて
批判を書かねば。
最初から最後まで空回りしてる感じが拭えない。
前回は定番の物語ながらヘタレ男子が勇気を振り絞り、
キレて奇行に走っても女の子を守ろうとする心理描写が
キャラの表情やセリフにリアルさを与えて作品の質を
上げ、物語や他の登場人物のシーンも違和感なく
あるべき場所に納まっている感じで良かった。
今回はそれが全て納まらずに空中分解している感じ。
拙いけど好感が持てる絵、が今回はただ稚拙に見える。
よくある物語だけど読ませる、が今回はよくあるベタ話。
瑞々しい心理描写が、今回はただの10代の男の子のよくある
混沌とした心象風景に。自分で書いていても罪悪感を感じる。
なら自分で書いて見ろと言われれば返す言葉もない。
が、何がこんなに前回の話と違うんだろう?と考えてしまう。
ひょっとして、なんだが「上手く描こう」と考え過ぎて
使い古されたキャラの描き方、使い古されたシーンやテクニック、
それらをひたすらコラージュしただけなので逆に作者らしい
感性や表現が無くなってひたすら使い古されたありきたりの
寄せ集めみたいになってしまったんじゃないかと思った。
作者のクリエイターとしての一里塚としては意味があると
思うが、出来るならもう一度素朴だけど悪くない感性を
持ってる作家としての原点作品をもう一度踏襲してみて
欲しいと思いました。批判してごめんなさい。
内容紹介
子どもの頃に亡くなってしまった母が、幽霊になって帰ってきた・・・?
幽霊なのに生前のように能天気で底抜けに明るい母。
そんな母に振り回されつつも、再会できて嬉しい息子。
しかし思春期になり、母をおせっかいに感じてしまった息子は・・・。
コメディタッチながらも、そこにとどまらない心が癒されるハートフルストーリーです。
幽霊なのに生前のように能天気で底抜けに明るい母。
そんな母に振り回されつつも、再会できて嬉しい息子。
しかし思春期になり、母をおせっかいに感じてしまった息子は・・・。
コメディタッチながらも、そこにとどまらない心が癒されるハートフルストーリーです。