幽霊もゾンビもお化けも出ないホラーです。自分が経験していないはずなのに震えました、責められてる気がして。
いや、でも誰かにそうしてしまったことがあった気がしてしまう丁度の話が詰まってます、
もう一度言います、ホラーです。
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噛みあわない会話と、ある過去について 単行本 – 2018/6/14
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2018年本屋大賞受賞後第一作! 美術教師の美穂には、有名人になった教え子がいる。彼の名は高輪佑。国民的アイドルグループの一員だ。しかし、美穂が覚えている小学校時代の彼は、おとなしくて地味な生徒だった――ある特別な思い出を除いて。今日、TV番組の収録で佑が美穂の働く小学校を訪れる。久しぶりの再会が彼女にもたらすものとは。
- 本の長さ210ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2018/6/14
- 寸法13.5 x 2 x 19.5 cm
- ISBN-104065118255
- ISBN-13978-4065118252
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商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
怒りは消えない。それでいい。あのころ言葉にできなかった悔しさを、辻村深月は知っている。共感度100%!切れ味鋭い傑作短編集。
著者について
辻村 深月
1980年2月29日生まれ。山梨県出身。千葉大学教育学部卒業。2004年に『冷たい校舎の時は止まる』で第31回メフィスト賞を受賞しデビュー。他の著作に『子どもたちは夜と遊ぶ』『凍りのくじら』『ぼくのメジャースプーン』『スロウハイツの神様』『名前探しの放課後』『ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。』『島はぼくらと』『家族シアター』(以上、講談社)、『クローバーナイト』(光文社)、『青空と逃げる』(中央公論新社)など。『ツナグ』(新潮社)で第32回吉川英治文学新人賞、『鍵のない夢を見る』(文藝春秋)で第147回直木三十五賞を受賞、『かがみの孤城』(ポプラ社)で第15回本屋大賞第1位となる。新作の度に期待を大きく上回る作品を刊行し続け、幅広い読者からの熱い支持を得ている。
1980年2月29日生まれ。山梨県出身。千葉大学教育学部卒業。2004年に『冷たい校舎の時は止まる』で第31回メフィスト賞を受賞しデビュー。他の著作に『子どもたちは夜と遊ぶ』『凍りのくじら』『ぼくのメジャースプーン』『スロウハイツの神様』『名前探しの放課後』『ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。』『島はぼくらと』『家族シアター』(以上、講談社)、『クローバーナイト』(光文社)、『青空と逃げる』(中央公論新社)など。『ツナグ』(新潮社)で第32回吉川英治文学新人賞、『鍵のない夢を見る』(文藝春秋)で第147回直木三十五賞を受賞、『かがみの孤城』(ポプラ社)で第15回本屋大賞第1位となる。新作の度に期待を大きく上回る作品を刊行し続け、幅広い読者からの熱い支持を得ている。
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登録情報
- 出版社 : 講談社 (2018/6/14)
- 発売日 : 2018/6/14
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 210ページ
- ISBN-10 : 4065118255
- ISBN-13 : 978-4065118252
- 寸法 : 13.5 x 2 x 19.5 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 168,378位本 (の売れ筋ランキングを見る本)
- - 5,665位日本文学
- カスタマーレビュー:
著者について
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1980年2月29日生まれ。山梨県出身。千葉大学教育学部卒業。
2004年に『冷たい校舎の時は止まる』で第31回メフィスト賞を受賞しデビュー。他の著作に『子どもたちは夜と遊ぶ』『凍りのくじら』『ぼくのメジャースプーン』『スロウハイツの神様』『名前探しの放課後』『ロードムービー』『ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。』『V.T.R.』『光待つ場所へ』(以上、講談社)、『太陽の坐る場所』(文藝春秋)、『ふちなしのかがみ』(角川書店)など。
2010年に『ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。』が第142回直木賞候補作となる。新作の度に期待を大きく上回る作品を刊行し続け、幅広い読者からの熱い支持を得ている。
カスタマーレビュー
5つ星のうち4.2
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※ネタバレあり※読み終えた瞬間の感想→記憶の改ざんって怖あ😨そのあと時間を置いて考えてみて思ったこと佑はアイドルになってみんなからチヤホヤされるようになった、ゆかりは塾の経営者として成功している、佑もゆかりも過去に傷を負わせた相手と立場が逆転したうえでしっかりと仕返しをしてきたということ小さいときに負った傷ってとても深いからそこまでしないと乗り越えられないんだろうなって思ったもしお互いに出会うことがなければ佑やゆかりにとっては乗り越える機会を得ることはできなかった美穂と早穂にとっては苦い思いをしなくて良かったぞくぞくしたのは佑もゆかりもしっかりと相手を追い詰めようと相手に傷を負わせようとしてきたのがヒシヒシと伝わること話し合おうと思ったけど美穂や早穂がそれをなあなあにしようとしてきたからとどめをさしたのか、最初からどんな流れになろうと追い詰めるつもりだったのかはわからないけど、自分がされたように相手に今後しばらく続きそうな(もしかするとずっとかも)苦痛を与えることは確実にできたと思うナベちゃんに関しては大人になってから満たされない思いを抱えるとぎゃくにこじれてしまうのかなという感じでもほんとに大学時代に相手にされなかったからって仲良かった友達切るのはなかなか思い切ったなと思ったスミちゃんの話に関しては、ただただ不思議な感じでオカルトっぽさもありまだ私の中で落とし込めてないたぶんだけどスミちゃんは過去の傷ついた出来事を乗り越える機会が得られなくて、記憶をただただなかったことにすることでしか前に進めなかったのかなとも思いつつ、でも明らかに過去の母親と今の母親の性格が変わりすぎててやっぱりよくわからない
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上位レビュー、対象国: 日本
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2021年10月26日に日本でレビュー済み
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17人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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ベスト500レビュアー
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巻末の解説を担当していらっしゃる臨床心理士の東畑開人氏は、ひとは時として自分の暗い不都合な過去から自分の中に「幽霊」を抱え込んでしまうといった分析をされていますが、わたしは逆にそれを受け止める側の態度に現代独特の病というかうそ寒いものを感じてしまいました。現代社会は自らを少数派・弱者・被害者と規定して自分を取り巻いていたマジョリティを加害者と規定して展開される論理に対して異常な程寛容というか弱腰なのです。作品中、発言者よりも、それを受け止める側の対応に多大な疑問を感じずにはいられませんでした。
最も典型的なのが第2話の『パッとしない子』でしょう。高輪の論理は一見明晰のようにみえますが、その根っこにあるのは幼稚な被害者意識で、その実論理の体をなしていません。それにも拘わらず主人公はショックを受け、碌に言い返すこともできなどころか涙ぐんでしまいます。「貴方は現在成功者として皆からこのように歓迎されているけれども、小学校時代に(貴方ご自身が云うように)パッとしない子であったのは事実だ。それを学校や友人たちの責任であるかのように言うのは筋違いというものだ。わたしの担任した弟さんが精神的に落ち込んだことはお気の毒だと思うが、実際にいじめが行われたという事実がある訳ではない。学校はそこまで責任を持つことはできない。現在の社会的な立場を利用して嘗ての恩師や友人たちをそこまであしざまに言うことは失礼きわまる非常識な行為だ」とはっきり突っぱねればいいのです。というか本来そうすべきなのですが、それができない何かがあるのが現代社会の病根であるように思えてならないのです。ちょっと飛躍した議論になりますが、昨今のLGBTを巡る社会的議論封殺に一脈通じるような感じがして、怒りとか憤懣という以前に背筋に寒いものが走りました。
ひとはどんなに恵まれているように見えても、その実ひとに言えない劣等感や人生に対する不満を持って成長していくものです。それを乗り越えていくことが「大人になる」ということであり、乗り越えて自己実現していくことが「成功する」というのではないでしょうか。その意味で最終話に出てくる日比野ゆかりのような人物を成功者と誤解するひとが出ることを危惧するものです。文学は筋論や道徳論ではないという反論は充分覚悟しておりますが、病的な心理・行動をアッサリ肯定する姿勢には絶対に賛成できない危険なものを感じました。
最も典型的なのが第2話の『パッとしない子』でしょう。高輪の論理は一見明晰のようにみえますが、その根っこにあるのは幼稚な被害者意識で、その実論理の体をなしていません。それにも拘わらず主人公はショックを受け、碌に言い返すこともできなどころか涙ぐんでしまいます。「貴方は現在成功者として皆からこのように歓迎されているけれども、小学校時代に(貴方ご自身が云うように)パッとしない子であったのは事実だ。それを学校や友人たちの責任であるかのように言うのは筋違いというものだ。わたしの担任した弟さんが精神的に落ち込んだことはお気の毒だと思うが、実際にいじめが行われたという事実がある訳ではない。学校はそこまで責任を持つことはできない。現在の社会的な立場を利用して嘗ての恩師や友人たちをそこまであしざまに言うことは失礼きわまる非常識な行為だ」とはっきり突っぱねればいいのです。というか本来そうすべきなのですが、それができない何かがあるのが現代社会の病根であるように思えてならないのです。ちょっと飛躍した議論になりますが、昨今のLGBTを巡る社会的議論封殺に一脈通じるような感じがして、怒りとか憤懣という以前に背筋に寒いものが走りました。
ひとはどんなに恵まれているように見えても、その実ひとに言えない劣等感や人生に対する不満を持って成長していくものです。それを乗り越えていくことが「大人になる」ということであり、乗り越えて自己実現していくことが「成功する」というのではないでしょうか。その意味で最終話に出てくる日比野ゆかりのような人物を成功者と誤解するひとが出ることを危惧するものです。文学は筋論や道徳論ではないという反論は充分覚悟しておりますが、病的な心理・行動をアッサリ肯定する姿勢には絶対に賛成できない危険なものを感じました。
2022年5月13日に日本でレビュー済み
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噛み合わない会話、をテーマに書かれた短編集。
噛み合わない理由はそれぞれですが、そこには〝女〟特有のドロドロした、形容しがたい関係性が滲み出ています。
そうそう、女って自分のことは棚に上げて人の悪口で人と繋がろうとするよね、客観的に見てとかはどうでも良くて、1番大事なのは〝今の自分や周りの気持ち〟なんだよな。
私がずっと感じてた、女性同士のコミュニケーションの気持ち悪さってこれだよな。とついつい腑に落ちてしまった。
鍵のない夢を見るに代表される、女性独特の感性を生かした作品を書かれる辻村さん、私はこの作品、好きです。
普段は、ウワッ、と思って無視したり、見なかったことにしている人への憎悪、嫌悪がさらけ出してしまっている感じ。
読了後、ドロドロとした感情に包まれること間違いなし。
噛み合わない理由はそれぞれですが、そこには〝女〟特有のドロドロした、形容しがたい関係性が滲み出ています。
そうそう、女って自分のことは棚に上げて人の悪口で人と繋がろうとするよね、客観的に見てとかはどうでも良くて、1番大事なのは〝今の自分や周りの気持ち〟なんだよな。
私がずっと感じてた、女性同士のコミュニケーションの気持ち悪さってこれだよな。とついつい腑に落ちてしまった。
鍵のない夢を見るに代表される、女性独特の感性を生かした作品を書かれる辻村さん、私はこの作品、好きです。
普段は、ウワッ、と思って無視したり、見なかったことにしている人への憎悪、嫌悪がさらけ出してしまっている感じ。
読了後、ドロドロとした感情に包まれること間違いなし。
2021年7月23日に日本でレビュー済み
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イマイチ